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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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通級の指導目標を検討する

1 「担当者との信頼関係を形成する」
2 「○分間座って集中することができる」
3 「自分の要求を人に伝えることができる」
4 「○年生の漢字のすべてを読み書きできる」
5 「楽しく遊ぶことができる」

いろいろな相談の場で、気になる目標設定と出会うことがあります。
それぞれは、きっと子どもと担当者との間で作られるものですから、
一概に適否を論じることはできませんが、
指導目標とは何かを検討する時に、
私自身の臨床の振り返りのきっかけにもなっています。

続きは次回。
(といっても、シリーズ化しておいて、続いたことはあまりないのですが)

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伊達直人

中学生がお年玉で買って寄付したと言う話など、感動しました。
今日は、伊達直人ではなく、伊達政宗からの寄付もあったそうで、
しゃれた感覚もいいですね。

ニュース、報道というと、悪い話が主になってしまうので、
どうにかならないものかと思っていたのですが、
今回の報道はまさに、望ましい行動の強化の機能がありますよね。

そして、世の中、本当に捨てたものではない、とか、
いい人は本当はいっぱいいるのだ、と励みにもなります。

恵まれない家庭環境であっても、誰かが支えてくれるということが、
どれだけ励みになることか。

そして、子ども関連の予算や人材が元々満ち足りているのかという観点も。
国民の公平な負担のもとに、もっと教育、福祉に予算を。
もうそろそろ考えてもいいのでは。

そして、学校などへの寄付行為をもっと認めてもよいのでは。
今、学校への寄付を受けることは、世間の誤解を招くとして
禁止されています。
もし寄付があった場合は、いったん教育委員会が預かり、
手続きを経なければなりません。

私が毎年受け入れている臨床実習でも、
養成校から私自身への謝礼はもちろんのこと、
学校への文房具や研修図書などの寄付も禁止されています。

事なかれ主義も結構ですが、
そうした善意まで一方ではつぶされているという事実も。

子ども達のためにという想いは、是非制度上も大切にして欲しいものです。
世の中みんなで子ども達を育てるというのは、
そうした善意を大切にすることも含めて、ですよね。

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通常学級での外国語活動と通級指導

かつて日本の多くの学校では、食事の際、「三角食べ」
つまり、一つの料理を「ばっかり食べ」しないで
少しずつ順繰り食べるということをしつけられましたが。

外国では、メインディッシュを頂いて、次に、が常識ですよね。

私は給食指導でも、家庭でも、どういう順番に食べるかということは
ほとんど言いません。
国によって常識が違うだけでなく、
栄養学的には、どういう順番で食べようと
あまり関係がないらしいですから。

食事でまず一番大切な目標は「楽しめること」だと思うのです。
好き嫌いの多い子に、食べる順番の指導なんて、ナンセンス、
だと思うのです。

そこれそ、指導の「順番」が違うでしょ、と。


外国語も、まず読み書きの前に、コミュニケーションの楽しさが
大事だと思いますし、今回の学習指導要領の改定でも、
そのことがうたわれています。


今年4月から、小学校でも「外国語活動」が必修となり、
5,6年生は週1時間相当が時間割に組み込まれます。

今、先生方で分担して、授業内容を組み立てているところで、
私は5年生の「クイズ大会 What's this?」を担当しています。

通級指導の経験が長い私にとっては、
通常学級での指導を組み立てるというのは、結構ハードルが高いです。

子どもの状態像を見立てて、よりフィットする教材を開発して、
というよりも、5年生一般の発達レベルに合わせて、取りあえず作ってみる、
という要素の方が強いです。

そして、教材一つにしても、学級の人数分、
またはグループ分作成しなければならない、ということもあります。

そうした学級担任の先生の苦労を知ると言う意味でも、有意義ではありますが、
通級指導のノウハウを動員したり、逆に通級指導にも流用できそうな内容が
含まれていることが改めて分かってきました。


一方、中学校での外国語の学習指導要領では、

***

  • a コミュニケーションを円滑にする
    • ・ 呼び掛ける
    • ・ 相づちをうつ
    • ・ 聞き直す
    • ・ 繰り返す など
  • b 気持ちを伝える
    • ・ 礼を言う
    • ・ 苦情を言う
    • ・ 褒める
    • ・ 謝る など
  • c 情報を伝える
    • ・ 説明する
    • ・ 報告する
    • ・ 発表する
    • ・ 描写する など
  • d 考えや意図を伝える
    • ・ 申し出る
    • ・ 約束する
    • ・ 意見を言う
    • ・ 賛成する
    • ・ 反対する
    • ・ 承諾する
    • ・ 断る など

***

これらは、実はコミュニケーションの苦手な子への
ソーシャルスキル指導と重なる部分が多いと思っています。

たとえば「約束」では、相手に一方的に伝えることが「約束」だと思っていて、
「約束の時間に来なかった」ということが起こりがちな子がいます。

また、人を誉めると相手の気持ちが良い、ということを体験的に学ぶ機会や
実際の誉めことばのボキャブラリーが少なかったりします。

まさに、発達障害のある子にとって、それらは外国語を学ぶのと同じ
感覚なのかもしれません。

そして一番大切なのは、スキルそのものというより、
「コミュニケーションが楽しいという経験の保障」なのでしょう。


参考までに、

小学校学習指導要領
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/syo/

第4章 外国語活動
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/syo/gai.htm

小学校学習指導要領解説
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/syokaisetsu/index.htm

中学校学習指導要領
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/chu/index.htm

第9節 外国語
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/chu/gai.htm

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「断捨離」と年末

ついに、我が家も「地デジ化」しました。
学生時代から付き合ってきた、14型ブラウン管TVは、
発火の恐れがあるので使用の中止を
と呼びかけられていたのに、今まで・・・。
まあ、我が家ではサブ機の位置づけでしたが。

エコポイントがついて、処理をして頂きました。

録画機器の再生画質が今一つよくないと思ったら、
従来の黄色、白、赤のケーブルではだめなのですね。
「HDMI接続」という大容量のデジタルケーブルを接続して解決しました。
一秒あたりのデータ情報量が格段に多い映像は、やっぱりきれいですね。

最近は規格が次々新しくなって、すっかりメカ音痴になりました。
かつては、メカの強さが自分のウリだったのですが。

***

過日、NHKで「断捨離」についての番組を見ました。
文字通り、部屋にあるたくさんのものから、断ち、捨て、離れること。
そのことにより、停滞から抜け出し、心身の不調も!? 
取り除かれるとか。 

いつか使えるだろうと押し入れの大部分を占領していたパソコン部品は、
ついに大量処分されました。

部屋をもう少しすっきりさせたいのですが、
今年もあと一日しかないので、まずは区切りに。

***

私にとってのこの一年を漢字一文字にすると、

「忙」

です。

たくさんの情報をもとに、もっとも適切な関わりを生み出してきた、
という自負はあるのですが、たくさんの課題を「こなす」余り、
軸がだんだんぶれていくのに、なかなか気づきませんでした。

久しぶりにウォーキングしながら、松の木の前で瞑想してみました。

「色々あるけれど、大切なことは一つしかない。
その一つに向かうこと自体が、至上の喜びであり、人生の目的」
「様々なとらわれを離れて、素朴に、『一つ』へ収斂してありたい」
という感覚を頂きました。

ちょっと、スピリチュアルですが、実際に感じることのなのです。

仕事を次々とこなしていくことも大事ですが、
時には、全ての情報から離れて、
自分自身の根源に還る時間も必要だと思いました。

こうしてパソコンの画面を見ているあなたも、
少し情報を断ち、何も無いところで自分を振り返る時間を
過ごしてみては。
一年間の心の大掃除です。

***

この一年、おつきあい頂きありがとうございました。
ROM(リードオンリーメンバー)の方も、コメント下さった方も、
DVDをお求め頂いた方も。

今年も、学校の先生だけでなく、保護者や専門職、学生などなど、
色々な方にこのブログは支えられ、無事ここまで来ました。

来年度もよろしくお願いいたします。

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三段論法を克服する

「Aさんには、構音障害がある。
構音障害には、お口の体操が一つの有効な方法である。
ゆえに、Aさんには、お口の体操が一つの有効な方法である。」


→確かにお口の体操が構音障害の指導に有効な場合はありますが、
Aさんにとって有効かどうかは、Aさんをよく知らなければなりません。



「Bさんには、ことばの遅れがある。
ことばの遅れがあるCさんには、医療との連携が有効であった。
したがって、Bさんには医療との連携が有効である」

→これも同じですね。個々の違いをとらえず、
一般化と個別化の方略を間違えています。

文字にするとそんなこと直ちに言えない、と思えますが、
実は日常の議論に、こうした三段論法は満ちあふれています。
言っている本人が気づかないのですが、聞き手が気づいていれば
まずは良いのかもしれません。

ある事例のケース検討をするときに、他の子の事例を取り上げて
似た部分を参照して、だからこの子にも、という論理には
慎重に耳を傾ける必要があります。

ちなみに、「転じて」を使えば、
「お口の体操をしなければ、構音は改善しない」
「医療と連携しなければ、ことばの遅れの支援は有効でない」
などと、さらに飛躍した論理につながりかねません。


まあ、私もやっちゃっているかもしれませんが、
支援者は、こうした論理のトリックや、
認知バイアスにもっと注意を払いたいものだと思っています。


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聞き間違い

幼稚園のPTA主催のクリスマス会。
リースの工作をしたあと、お菓子のお買い物ごっこをして、
ケーキを食べたあと、自由遊び。

鬼ごっこやボールなど、思い思いの遊びを。
遊び方を見ていると、みんな本当に成長したなあと。
集団遊びがシステマチックになってきましたね。
(その遊びに)「入る」「やめる」の申し出の約束もあるのでしょう。
約束事、コミュニケーションスキルの向上も感じました。

ふと見ると、男の子数名が、大きな木のブロックを組み立てて、
建物のようにしています。

壁を大きく作り、その中は見えにくい構造に。

おもむろに、「建築中」の男の子に声をかけました。

「この建物は何するところ?」

返事はすぐでした。

「さわりほうだい」

「!?」

何をどんな風に触るのか・・・。

それ以上突っ込むことを躊躇した私は一端別の場所へ。

しかし、楽しそうに建築中の様子が気になったので、
もう一度尋ねました。
すると、同じ返事でした。

「さわぎほうだい」

ああ、「騒ぎ放題」ね。

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次回の指導内容を予告しない方が良い

考えてみれば、私はその日の通級指導を終えた際、
次回の指導内容を子どもや保護者に予告していません。
子どもが「次来たら何やるの?」と聞いてきたら、
「ことばの練習だよ。遊びは、オタノシミニ」
というように、大まかな予告はします。

私が具体的に予告しない理由は、いくつかあります。

1 次回までに、子どもの状態像が変化している場合がある
→前回予告しておいても、通常学級のくらしの中で、
急にニーズとして情報が飛び込んでくることがあります。
そのことについての指導を優先した場合、予告通りにならない場合があります。
構音だけをとっても、次回までに著しく進歩したり、後退していることもあります。

2 その日の指導についての考察をじっくりしたい。
→指導終了直後は、子どもの状態像の整理、新たな指導仮説の設定に
あれこれ頭を悩ませます。その結果、新たな視点が見えることがあります。
予告していたことと、新たな視点とにズレが生じる場合があります。

3 次回までに新たな教材や指導方法が思いついたり、発見できたりする
→教材は新鮮です。その日の指導はその日に一番近い時間に作った物を
すぐ提供したいのです。あるいは、他の子に使っていた教材をアレンジしたら、
この子にも使える、と急に思いつくこともあります。

そんなことで、私は次回の指導の予告をしないようです。

予告すべきだという議論もあるかもしれませんが、
「先生、前○○やるって言ってたしょー」
となるリスクの方が大きいと思っています。

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論文

ある方に頼まれて書いた論文が、修正されて戻ってきました。
既に上にあげられたそうなので、今更言っても仕方がありませんが。


「週1~2回程度の限られた通級指導を効果のあるものにするために、子どもの障害の程度等に対して正確で深い理解が必要である」

ううん・・・。

「障害の程度等に対して」
ではなくて、
「その子全体に対して」
理解したいのです。

スペシャリストとしてだけでなく、ジェネラリストとして、
と本文に書いたつもりだったのですが。

他の気になるところは別として、ここだけはどうも・・・。


でも、その方が一般の方にはわかりやすいかもしれないですね。


最近も、私が行った発達検査が誤解して伝わったと思われることがあり、
トホホ。

でもそれが、人間の認知特性なのですね。

そのことも計算に入れて関わっていく、こちら側の工夫の問題として
整理します。
文字だけのやりとりは、やはり怖いです。

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育児に対するあなたの気持ちはどれに近いですか?



某市 2歳児健康相談の質問紙より。

親御さんの気持ちを理解し、
大切に受けとめるための方法の一つとして。

そしてこれは、支援者自身も、自分の状況をモニターするのにいいですね。
選択に考え込むと、自分の気持ちに正直な回答にならないような気がします。


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おもちゃの修理屋さん



私のことです・・・。

野球盤DX。
2度目の修理です。

教室には新たに買うお金はありません。

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すくすく子育て

http://www.nhk.or.jp/sukusuku/program/index.html

再放送 7月9日金

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特別支援教育に生涯をかけるこころざし

を持っている方は、何とも言えない「気」をかもしだしています。

他者の痛みを自己の痛みとして感じ取るこころざしのある方は、
なんとも言えない温かさ、優しさ、ゆるし、に満ちあふれています。

そうした志を持つに至るワケがあり、人生のドラマがあるのでした。

そうした支援者が増えていくことを願っています。
自分自身も含めて精進していきたい、と思います。

痛みこそは、未来からの呼びかけ、と思うのです。

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用語をめぐる問題

KAZ先生のEdu Blog

通級担当としても、要チェックのブログです。
今回、表記、用語について記事が載っています。

当事者、関係者でもある私は、「障害」でも「障碍」でも、
特にこだわりはありません。

「碍」の方がいいよというお話しも伺いますが、
平安時代には「障碍(しょうげ)」と読み、
「碍」には、「悪魔が邪魔をする」という意味もあるとか。

なかなか難しいですね。

ところで、昨日から「臨床実習」が始まりました。
職員室には「教育実習」と板書が。
教員免許を取るために実習に来る、受け入れるという経験しか、
ほとんどの先生方はしていませんから、
その概念でとらえるわけです。

厚生労働省の通達は「臨床実習」が正解ですが、
ことばの正確さというより、概念をいかに正確に
伝えていくか、これからも試行錯誤です。

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NHK 「名医にQ」 あなたの疑問に答えます! 発達障害

1時間の中で、盛りだくさんの内容をQandA方式で扱っていました。
テンポが速かったのですが、私にはちょうどよかったです。

http://www.nhk.or.jp/kenko/drq/

ある事例に対して、3人の専門家がそれぞれの視点で
回答していたのが印象的でした。

・絵や文字でわかりやすくする認知心理学的な視点
・教師や周りの働きかけに誉めることをたくさん取り入れる応用行動分析的な視点
・薬物療法を取り入れる医学的視点

3人の専門家がそれぞれ自分の視点の主張をしていましたが、
おそらくそれは、番組構成上のことで、実際には3人とも、
一つの視点だけでは解決しない、と思っていらっしゃったことでしょう。

絵カードを見せてわかりやすくすればよいだとか、
ほめれば変わる、というほど、現実は単純ではなくて、
複数の視点を子どもや環境に合わせて組み合わせることが大切、と思っています。


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思考の柔軟性と身体の柔軟性

『ことばが劈(ひら)かれるとき』(1975 思想の科学社)の著者 
故 竹内敏晴先生は、
 

「ことば」とは、「からだ」=全存在の志向と身動きが生み出し、
分泌し、そしておのれに対峙させるもの
 

と言っています。
 

子どもの「ことば」をとらえるには、
その背景にあるものを理解することが大切です。


身体もその一つだと思うのです。


たとえば、舌の緊張を見るだけでなく、身体全体の緊張のコントロールを
見ることも大切です。


そして体力、筋力だけでなく、柔軟性とか、自己の身体に
自分で気づくということもとても大切だと思っています。


同じ音楽を聴いても、体調の良いときと良くないときとでは、
聴こえ方が全く異なります。


親の体調がよくないと、普段かわいいと感じている我が子の振る舞いが、
自分をわざと困らせているとさえ感じてしまいます。


子どもの体調が良くないと、見えるもの、聞こえるものが
全て嫌になってしまうことがあります。


食べ物の好き嫌いも、調子の良いときと、良くないときとでは、
許容範囲が変わってきます。


このように、周りの事象への感じ方は、心身の状態から
大きな影響を受けます。


一般的なサポートも大事ですが、身体も含めたサポートが
必要なケースがあります。


以前同僚の先生方と少し習っていたヨーガが、
役に立つ時が来るとは、思っても見ませんでした。


親子の顔の表情、目の輝き、身体、生活リズム、やる気などに変化が訪れるとすれば、
それは支援の一側面として十分有効であるということでしょう。


ヨーガというと、痩せるためのスポーツとか、腰痛、肩こりに効く
というイメージがありますが、実はもっと奥深いものです。


ヨーガは、自分自身を自分で感じ取り、
理解していく過程であるとも言えるでしょう。


学習指導要領には、身体をほぐす運動を通して、
自分の身体の変化を感じ取ることが書かれています。


であれは、ヨーガはその目的に十分かなっていると思っています。


障害の有無にかかわらず、障害そのものを治すということでもなく、
心身が心地よく過ごせるということは、誰にとっても
どんな環境にあっても、とても大事なことだと思っています。


身体が柔軟な人は、必ず思考も柔軟だとか、
その逆も必ずそうだとは思いませんが、
心身に柔軟性があることは、余裕をもって暮らすために必要な要素の
一つであることは間違いないように思います。

 

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大地に咲く一輪の花



地域の子ども会連合会や児童センター、
自治体などが共同で運営する
お祭りに行ってきました。

毎年、母の日の開催ということもあり、
お花のコーナーが設けられています。

今年も、娘が造ってプレゼントしました。

贈る方も、贈られる方も、ほのぼのとします。

指導してくれた方は、お花に詳しい方のようで、
専門性の高さにほれぼれしてしまいます。
私には「超苦手」な分野です。


今日放映のハートキャッチプリキュアも、
母の日をテーマにしていましたが、
感動のあまり、子ども達に涙をみられないようにするのが
大変でした。

歴代のプリキュアの中で、心を
しかも、子ども達だけでなく、大人も含め、
つらいアンビバレンツな心情を
真正面から取り扱うシリーズは初めてでしょう。

だから、
「大地に咲く一輪の花」
と言って変身するのを見ただけで涙が出てきます。

私は若いとき、そうやって自分を励ましてきたので。


その道を究めてきた人と出会ったり、
つらさをまっすぐ受けとめ、それでも前向きに生きるという
いい話に出会ったりすると、とても励みになります。


その一方、これは影響を受けない方がいいという事象も
あります。

昔は、許せなくて戦いモードだったのですが、
今は年をとりました。

「あきらめ」
の大切さをかみしめます。

「あきらめ」とは、ためいきをつくことではないんですね。

「あきらめ」は「諦め」、「明らめ」

つまり物事の道理を明らかに見つめ、理解することなのでしょう。


思い出しましたが、「ニーバーの祈り」というものを
教えてくださったことがあります。

***

神よ、
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。

***

変えられる、変えられない、はそう簡単に分けられるものではないでしょうが、
しかし、振り回されずに、冷静さをもって、
自分にできることをコツコツしていくこと。
これからも大切にしたいです。


それにしても、お祭りの「犯人さがし3名」
写真の3名を見つけてスタンプをもらったら、射的ができる、という企画。
相貌認知が弱い私には、子どもに何の力にもなれず・・・。

改めて私の弱点がはっきりしたのでした。


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特別支援教育は、目新しいものではない

PTA総会と授業参観がありました。

どの授業もすばらしく、一斉指導のダイナミズムに
心地よさを感じたのでした。
個別指導にはないものです。

その中でも、これはという授業がありました。

授業展開の理論的背景に、認知心理学のベースを明らかに感じました。

・聴覚的、視覚的短期記憶
・見ながら、唱えながら、手を動かしながらの五感をフルに活用し、感覚統合。
・同時処理と継次処理の両方を意識した展開。
・授業全体に一貫する一定のリズムとテンポ。
・活動内容の一つ一つを子ども達が声に出して宣言してから始める

などなど。

後で伺ったら、それらは目新しいものではなくて、
昔からあるやり方を脳科学の視点で掘り起こした先行実践を
取り入れたのだそうです。

まあ、認知心理学が全てではないし、
それぞれのやり方があるので、いちがいには言えないのですが、
通級でやることは何もなくなちゃうなと思えてきました。

「通級は特別支援教育のすべてではない」
「障害があるから、ただちに通級ではない」

改めてそう思いました。


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やってみたいという先生が一番貴重

知識や技術は後から付いてくるものです。

やってみたい、とか、この子を何とか支えてあげたい、
自己顕示欲のためでなく、純粋に一人の人間として。

一年や二年でできる仕事ではない、
と思って頂ける方は本当に貴重ですし、
そうした先生にぜひ担当して欲しい、と
切に願っています。

最近、そうした方に次々とお会いしたので、
とてもうれしくなりました。

公的にも、私的にも、関係者の一人として、
率直にうれしいのです。

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死生観

今日は葬儀の受付のお手伝いをしてきました。

スタッフは仕事ができる人が多いですね。
半分は退職教員。

町内会活動はいいですね。
日常、ストレスがたまっていても、活動を通して、
精神的にリフレッシュするし、地域のつながりが深まります。

我が国に自殺者が多いのは、地域の人間関係の希薄化とも
関係あるのでは。

それはそうと、北海道では「御霊前」を受け取ると、
その場で、印刷された返礼のはがきとノリを渡す習慣があります。

そして、頂いた方の目の前で封を切り、
中身の額を確かめて、表に金額を書きます。
その際、領収証は必要ですか? と尋ねます。

必要と言われたら、
「お作りして、後でテーブルの上に並べておきます」
と返事します。

他の地域では、目の前で封を切るのは失礼でしょうね。

北海道では虚礼廃止運動が盛んだった時代があり、
合理的に物事を進めようという考え方が浸透しました。
私もそうした考え方は好きなのですが。

参列した方の中には「記帳はないのですか?」と尋ねる方がいました。
地方によってはあるのですね。

お金の計算は、手書きと電卓。
エクセルでやればいいのに-、と思いますが、
たぶん使える世代は私だけ・・・。

参列者の苦情処理も大変でした。
気の弱そうな私のところに、苦情は集中するのです。

悪くなくても、「申し訳ありません」
が基本ですね。
教員になって身につけた作法かも。(笑)

帰りのバスの中、スタッフの同士の会話にはついていけませんでした。
「オレは子ども達に言っているんだ。もうすぐさよならするけど、
お金は遺さないかからね。300万だけ遺すから。両親の葬儀代」

葬儀代は一人150万あればいいようですね。

あれほど、「死」をあっけらかんと会話されると、
死のイメージがとても軽く、明るくさえ感じてきます。

子どもの死への不安、恐怖というのは、
大人の死生観の学習効果によるところが大きいと言われます。

確かに、お祭り騒ぎをする国(民族?)もありますからね。

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「見立て」はクリティカル・シンキングで

「自閉症になったのは、予防接種が原因」
「自閉症になったのは、ビデオの見せすぎが原因」

これらの単純な見立ては論外ですが、

「この子の発音がうまくできないのは、舌がうまく動かせられないから」
「その根拠として、舌先をまねして動かすことができない」

「この子が字をうまく書けないのは、指先をうまく動かせないから」

一見もっともらしいですし、本当にそういう場合もあります。

しかし、こんな事例もあるのです。

「舌を真似して動かせなくても、発音に問題のない子はたくさんいる」
「指先をうまく動かせなくても、字がよく書ける子はたくさんいる」

あらゆる可能性を排除することが、見立ての妥当性、信頼性を高めます。

これらは能力的なことだけではなく、
エピソードに関しても言えます。

あるエピソードを切り取って、「だから○○」と即断するのではなく、
その経緯、背景をよく調べること。

ある心理の先生はこう言っていました。
「私が高校教員の時、トイレである高校生が
もう一人を殴る、けるの暴行をしていました。
殴った高校生を別室に呼び叱ったところ、
『今までさんざん暴力をふるわれていたが、
やっと有利になったところだった』と言うのです。
私は事情も聞かずに一方を叱ったことを後悔しました。
両者の言い分をよく聞かなかったのです」

因果関係の単純な結びつけを避け、
認知バイアスを克服するために、
クリティカル・シンキングはとても大切だと感じています。

様々な情報が必要なのは、
クリティカル・シンキングをするためだとも言えます。
生育歴など、不確かな情報がまざっていても、
情報を総合することで、より真の実態に近づくことができます。

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入学から卒業まで通級指導をさせて頂きました

何度も泣きそうになりました。

今の学校で、最も思い出深い出会いになりました。

今日の制服姿には、本人のがんばりはもちろん、
支えてくださった親御さんや関わった方々のたくさんの
支援が結晶となって輝いているように感じました。

笑顔がとてもすてきでした。

もしかしてここをご覧になっているかもしれません。

心を込めて、「卒業おめでとう!」

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一日6ケース 薄利多売?

今日は久しぶりに、一日で6ケースの指導がありました。
文字通り、トイレに行く暇もなく、指導が終わったら、既に
次の子が控えているという状態でした。
さすがに疲れますが、それ以上に、
子どものニーズや手立てをじっくり検討する時間がとれずに、
次々とこなす形になったということが残念です。

これでは通級の役目を十分果たし得ない、という危機感を持ちました。

指導記録は持ち帰り仕事でした。
電子化を試みていますが、その場で書けないのが致命的に思います。

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すばらしい先生と保護者

こちらにいらっしゃる「他校通級」だけでは足りないので、
自校のリソースと平行で支援を行う体制を組ませて頂きました。
 

具体的には、言語特別支援学級へ週1~数回「自校通級」し、
週1回、こちらにいらっしゃる「他校通級」との併用です。


先方の学校のコンセンサスを得るのに苦労されたようですが、
試行的な位置づけとして、まずは認めてくださったようです。


先方の先生は、センスややる気がすばらしく、
このケースに限っては、私の指導記録をそのまま送信しても良いと
判断しました。
親御さんも快く了承してくださいました。
先方からも指導記録が送信されてきて、電話でのやりとりもできて、
きわめて良好な連携が取れています。


子どもの見立てや指導の手立てはすばらしい。
私が初期から関わらせて頂いた先生なのです。


実は、臨時採用の先生です。


子どもの状態像がみるみる変わっているのです。
通級の基本は自校通級だということを改めて実感しました。



指導記録には、専門用語を使うのが原則です。
発音の記録は、発音記号で。
構音指導は、発音記号でアセスメントし、発音記号で指導計画を立て、
発音記号で指導するからです。
日本語の「あいうえお」の体系では、構音指導はできないのです。
たとえ日本語にある音の指導であっても。
それは国語の指導とは全く異なるものです。


初任者には、発音記号がわかりにくいからわかりやすく、
という議論もありますが、
それは通級担当のめまぐるしい人事異動の問題であって、
指導記録の書き方の問題ではありません。


医者のカルテが専門用語なので、素人にわかりにくい、
と文句を言う人がいないとの同様です。


素人にわかりやすく書いたら、
カルテは一回の診察で何十ページにもなるでしょう。
それでは、患者と向き合う時間が犠牲になりますね。


教員は医者とは確かに違います。
しかし、通級担当の専門性は、今の教員養成カリキュラムでは
とてもとても、足りないのです。
特別支援学校の免許だけでは足りないのです。


特別支援学校の専門性と、普通学校の通級指導教室の専門性は、
確かに共通部分もありますが、全く同一視はできません。


お手紙は指導記録とは別に作るものです。
なぜなら、指導記録とお手紙とは、その目的が全く異なるからです。


指導記録は、科学的、客観的、クリティカル・シンキングが前提です。
(もちろん、関係論など、「客観性」そのものに本質的な
問いかけをする学問領域があることを否定するつもりはありませんし、
それも一つの学説であると思っています)

一方でお手紙は、先方の苦労をねぎらい、
通級時の子どもの様子をお伝えして、共通で取り組めることを
一緒に考えることが目的です。
ならば、手紙だけでは不十分で、やはり双方向のやりとりが重要です。


しかし、この先生に限っては、センスと熱心さがすばらしく、
指導記録をそのままやりとりしているのです。
こんなことは、過去にも、これからもあまり例がないでしょう。


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結構みんながんばっていると思う

地域の商店街が主催する子ども祭りの行事に参加しました。
これだけの人数の子ども達が集まるのを見たのは、
学校以外では久しぶりです。
うちの学校の児童数ぐらい集まったのでは。



定番のスマートボール。

D1002117.JPG












定番の輪投げ。

その他、クジなど、昔ながらの遊びです。

夏のお祭りに比べると、格安料金でした。


D1002116.JPG













プレート型のマグネットは、S極の筋とN極の筋が交互に
配列しているとは知りませんでした。
その配列の特性を利用して、チョウチョがひらひらします。
本物そっくりの動きです。
私は知らなかったのですが、結構有名なようですね。

科学のコーナーでは、このような工作コーナーを、5名のスタッフが無料で提供していました。
そのスタッフは、子どもの扱いがとてもうまいなあ。
子どもに任せる部分と手伝う部分が絶妙。
年齢に合わせた対応をしているし、
多人数への目配りもすばらしい。

もしかして元、または現役の学校の先生?
ふと横を見ると、元同僚の先生が、
あちらにも先生が。
スタッフはほとんど教育関係者のようですね。

私も休日には、自分の得意分野のボランティアを
してみたいとも思っているのですが、
体力と時間に自信がありません。
退職後はやりたいな。

横でツンツンしてくる子が。
ああ、こんにちは。来ていたのね。
親子でいらしています。
地域行事に連れてきて下さって、ありがとうございます。

最後にビンゴゲーム大会。
例年と違い、今年はプロの司会を雇ったのですね。

商店街スタッフの決して上手でない(失礼!)進行に
比較して、プロの司会はうまい。

司会だけでなく、スタッフの係分担などの指示、
客の動線や反応への敏感なアンテナ、
声かけ、数字の読み方の声のトーン、回数に至るまで、
いちいちすばらしい。

多人数の子ども達を動かすのは、専門性と慣れですね。

なんだかんだと言いながらも、
学校の先生も、子ども集団を動かす力は、
地域の中では優れている方のでは。

気がかりな家族、親子も、地域行事に参加して下さっていて、
様々な制約の中でも、子育てを何とかしていきたいという、
願いのようなものを感じて、なんだか少しほっとしたのでした。

教育は学校だけでするものではないし、
教師は地域の状況をもっと知る必要があるし、
関係者をもっと信用していきたい、
と前向きな気持ちになれたのでした。

商店街の皆さん、楽しい企画をありがとうございました。

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イクメン

どこかの区長さんが育児休暇を取るというニュースが
大々的に報道されていますね。

「イケメン」をもじって、
育児をする父親を「イクメン」と言うそうですが、
「イケメン」と言われることに全く縁のない私は、
「イクメン」と言われることで満足しようと思っているのです。

私   「最近、私はイクメンです」
Aさん 「イクメンって何ですか?」
私   「育児をする父親のことです」
Aさん 「え? ya先生は休職中なんですか?」

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私   「最近、私はイクメンです」
Bさん 「イクメンって、まだイケメンじゃないけど、
     これからイケメンになりそうな人のことですか?」
私   「・・・」(動詞の活用形じゃないんだから・・・)


知名度はまだまだというところでしょうか。

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世の中、イクメンどころか、両親そろって仕事で夜中まで帰ってこない。
孤独に寝て、朝、ひとりで起きて、両親はまだ寝ていて・・・。
朝食は用意されていないか、されていても菓子パン一個が
テーブルに置いてあったとか・・・。

そんな家庭が増えています。

最低賃金や労働条件の保障もままならない現在・・・。

いろいろ議論はあるけれど、
やっぱり子育て環境は良くはなっていないのでは?

自分には何ができるのだろうといつも思っています。

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