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某公立学校ことばの教室教員。言語聴覚士。特別支援教育士。  SINCE 2000.1.1 
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きこえの問題に注目する

第9回 言語聴覚士国家試験

午前 第42問


正しい組み合わせはどれか。

a.耳硬化症  ーー  混合難聴
b.滲出性中耳炎  ーー  感音難聴
c.真珠腫性中耳炎  ーー  後迷路性難聴
d.突発性難聴  ーー  補充現象
e.メニエール病  ーー  低音障害型難聴

1. a、b、c
2. a、b、e
3. a、d、e
4. b、c、d
5. c、d、e


***
ヒント

小学校低学年ぐらいまでによく見られる滲出性中耳炎。
ツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨のある中耳に水がたまり、鼓膜を圧迫するため、きこえが悪くなります。だから、感音性ではなく、伝音性。
また、真珠腫性中耳炎も中耳の部分なので、後迷路性難聴ではありません。

よって、b,c のある選択肢は除外されます。


 

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支援の組み合わせ

第10回 言語聴覚士国家試験 4

午後 第2問


誤っている組み合わせはどれか。
1. 広汎性発達障害  ーー  TEACCH
2. 中枢性聴覚障害  ーー  人工内耳
3. 発達性吃音  ーー  系統的感作法
4. 口蓋裂  ーー  補綴的発音補助装置
5. 視覚聴覚二重障害  ーー  指点字


***
ヒント 

TEACCHは構造化。自閉系等のお子さんに適用。
「TEACCHと言えば、絵カード」というのは単純であって、聴覚刺激が有効なら、聴覚刺激で構造化します。その子の認知特性に合わせた構造化がTEACCHの本当の意味。

中枢性、つまり脳の問題による聴覚障害なら、いくら補聴器や人工内耳を用いても無意味。
「人の言葉が聞き取れない」の原因には色々あるので、単純にとらえてはいけません。

吃音に行動分析的な系統的脱感作は、有効な場合もあるでしょう。

口蓋裂等が原因で、鼻から抜けるような発音になっていている場合、パラタルリフトなどの補助具を用いて、鼻咽腔閉鎖機能を補う場合があります。

二重障害は、ヘレンケラー。


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第10回 言語聴覚士国家試験 2 パラトグラムと歪み音

第10回 午前 第37問


パラトグラフィで異常がみられるのはどれか。

1. 鼻咽腔閉鎖不全
2. 口蓋扁桃肥大
3. 側音化構音
4. 声帯過内転
5. 声門破裂音


***
ヒント



上の図のことをパラトグラムと言います。
口蓋と舌との接触エリアが、●で示されています。
口蓋に電極をつけて、舌が接したら電極が流れて、●で表示されます。
たとえば、「シャ」の発音の時、正音では呼気が正中から出ます。
しかし側音化構音では、舌と口蓋とが密着し、呼気は横から漏れ出ます。

3以外の選択肢は、パラトグラフィーでは異常が検出できません。
なぜなら、鼻咽腔閉鎖不全は、口蓋帆というもっと奥の部分。
口蓋扁桃も奥の部分。
声帯、声門は喉ですので、パラトグラムのエリアの範囲を超えています。

ちなみにパラトグラムの機械は100万円単位で、ことばの教室で買えるものではありません。
ことばの教室では、発音の誤り具合、構音時の舌の動き、鼻息鏡で呼気の向きや、鼻からの息漏れがないかどうかなどで、歪み音の鑑別を行います。
日頃から、どんな音だと、どんな仕組みで歪んでいるのか、判断に慣れていくことが大切です。
研修を積み、慣れてくると、聴印象だけで、だいたい何が原因で歪んでいるのかわかるようになります。

原因がわかって、初めて指導の手立てが検討できます。

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第10回 言語聴覚士国家試験 2 児童虐待

第10回午前第22問

被虐待児症候群について誤っているのはどれか。


1. 成長障害が認められる。
2. 骨折の有無を確認する必要がある。
3. 低出生体重児ではリスクが高い。
4. 疑いがあれば児童相談所へ届け出る。
5. 乳幼児より学童に多い。


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ヒント

虐待の発見のために、基礎知識としておさえたいところ。
必ず成長障害や骨折が見られるわけではないですが、兆候をとらえるひとつの視点ではあります。

低出生体重は、発達障害のリスク要因の一つですが、コミュニケーション障害により、子育てのしにくさから、虐待につながることもあり得ます。

ただし低出生体重や、成長障害があるから、みんな、ではありません。


児童虐待の年齢別件数は、
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/gyousei/09/kekka8.html


親は糾弾の対象ではなく、支援の対象。


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第10回 言語聴覚士国家試験  幼児の遊び

第67問

幼児の遊びについて誤っているのはどれか。

a. 保育や教育の場では遊べない子どものことが心配されている。
b. ごっこ遊びには生活の流れについてのスクリプト的知識が必要である。
c. いざこざは遊びの楽しさを壊すので大人はすぐに介入した方がょい。
d. 遊びを通して認知発達を促すことを認知行動療法と呼ぶ。
e. ある物を別の物に見立てるには象徴機能の発達が必要である。


1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e

***
ヒント

遊びを通して認知発達を促すのは遊戯療法です。
あるものを別の物に見立てるには、象徴機能の発達が必要です。
象徴機能の発達が遅れると、
積木を食べ物に見立てるのは難しい。
積木は積木。
この場面はこの場面。

だから、幼児の見立て遊びの様子が大事。
一方的に、他人に振る舞い方や台詞まで含めて指示してやらせる遊び方かどうか。
それとも相互にやりとりしながら遊べるか。

遊び一つをとっても、奥は深い。

だから、その子にあわせた遊びが大事。
勝負へのこだわりが強いから、初めのうちは勝たせてあげることも有り。
まずはルール理解、やりとりができることが目標。
勝負への耐性は、そのあとに考えればいい。

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第11回言語聴覚士国家試験 10 保護者支援

第73問


保護者支援として適切なのはどれか。
a.障害児・者の当事者団体を紹介する。
b.言語訓練についてのセカンドオピニオンを希望した場合、評価と指導経過の資料を作成する。 
c. 就学に関する相談に際し、 子どもの知能指数によって特別支援学校を勧める。 
d. 保護者の要望に基づいた指導をするように担任に要望書を送付する。 
e. 保護者に知能検査の意味を説明し同意を得てから検査を実施する。

1. a、b、c
2. a、b、e
3. a、d、e
4. b、c、d
5. c、d、e


***
ヒント 

知能指数だけで就学先を勧めるのは問題です。知能数は確かに情報の一つではありますが、検査時の行動観察などから、その数値の解釈をすることが大切です。
また、検査結果だけでなく、日常の様子などのアセスメント情報も含めて総合的に判断し、就学先について情報提供するのでなければなりません。

保護者の要望だけに基づくのではなく、科学的、客観的な立場で、担任と連携する必要があります。


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第11回 言語聴覚士国家試験 9 特異的言語発達遅滞 




第72問


3歳の特異的言語発達障害児の指導で適切でないのはどれか。
a. 単語の復唱練習を行う。
b. 語彙の拡大を促進する。
c. ジェスチャーによる表現を認める。
d.形や文字などの同定課題を行う。
e. 要求時には音声で表現させる。

1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e


***

ヒント

しゃべらせる指導ありきではなく、まず、理解ことばを育てること。
理解ことばを育てるためには、経験を統合していくこと。
机の前でお勉強ではないですね。
3歳なら特に。

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第11回 言語聴覚士国家試験 8 老人性難聴

午前 第97問


老人性難聴で正しいのはどれか。
a. 聴覚伝導路の末梢器官の変性による。
b. 聴力程度に比べて語音明瞭度が低い。
c. 騒音下の会話了解度が低下する。
d. 聞こえについての本人の訴えは初期の段階から多い。
e. 低周波域の聴力低下が最初に出現する。

1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e

***
ヒント

子ども臨床から離れて、老人性難聴の問題ですが、各種難聴の理解は、子どもの難聴の理解にも役立つでしょう。
老人性難聴は高い周波数がきこえにくくなります。
だから、全体的な聴力の数値の低下は少なくても、特定の語音が聞き取りにくくなります。

蝸牛(内耳のカタツムリの部分)にある聴覚神経は、入り口付近が高い音を感じ取り、蝸牛の奥に行くほど、低い音を感じるように神経が並んでいるようです。
加齢により、入り口の部分から変性していくということでしょうね。

後迷路性難聴、心因性難聴など、このほか難聴には様々な複雑な背景があります。
単純にはとらえられないのですね。

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第11回 言語聴覚士国家試験 7 アスペルガー症候群

午前 第11問


アスペルガー症候群でみられるのはどれか。
1. 知能障害
2. 記憶障害
3. 言語障害
4. 睡眠障害
5. 社会性の障害

***
ヒント

ヒントは必要ないかと思いますが・・・。
基礎中の基礎です。

アメリカ精神医学会のDSM-Vでは、「アスペルガー障害」が削除されて、従来の自閉症も含め、「自閉症スペクトラム障害(症?)」に一本化されました。


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第11回 言語聴覚士国家試験 6 吃音

午後 第87問


吃音について正しいのはどれか。
1. 原因不明の構音障害である。
2. 学童期以降は発症しない。
3. 遅延聴覚反応(DAF)を用いると発話速度が速くなる。
4. 斉読で吃音頻度が減少する。
5. 適応効果がない。


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ヒント
吃音は構音障害とは違います。
吃音は、出だしが詰まるなどの話し方のリズムの障害であり、構音障害は、発音がうまくいかない障害を指します。

吃音は、学童期前から発症します。3歳前後、就学前後の発症が多いです。
DAFを用いると、発話速度は遅くなります。不自然に遅くなります。
斉読で症状が緩和する場合があります。
何度もリハーサルすることで、症状が軽減すること(適応効果)があります。

ちなみに最近、幼児期のお子さんに適用される「リッカムプログラム」が脚光を浴びていますが、統計上、その効果は、「環境調整」と有意差がないという報告もあります。
新しい学説なので、色々と調べた上で、導入の可否を検討する必要があるでしょう。

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