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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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第11回 言語聴覚士国家試験 3 話しことばのある「自閉症児」

午前 第70問


話しことばのある自閉症児の言語特徴について誤っているのはどれか。
a.自分の興味があることはよく話す。
b. 共感的言語表現が乏しい。
c.コミュニケーション意欲は発達しない。
d. 初期に獲得される語彙は健常児と同様である。
e. 会話での間合いの取り方がずれる。

1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e


***
ヒント

自閉症のあるお子さんは、相手の話すことを聞かずに、あるいは最後まで聞かずに、一方的に話すことがあるので、間合いの取り方のずれが見られます。
でも、間合いがずれていなくても(むしろとても上手でも)、社会性、コミュニケーションの困難など、自閉症の状態を示す子も多いです。

コミュニケーション意欲は発達しない、は言い過ぎですね。
そのこの興味関心に合わせて、その子なりのコミュニケーションの取り方はあるでしょうし、
少しずつでも育っていくものです。

そうすると、c.eが誤りと言うことになりますが、選択肢にありません。(笑)
ということは、dが誤りがということでしょうか。
でも、自閉圏のお子さんの場合でも、3歳児健診までは通常のことばの発達を示すことも少なくありません。ということは、この問題では「自閉症児」の定義を狭く解釈し、アスペルガー症候群とは別としてとらえる必要がありそうです。
ならば、会話のずれも生じやすい。
5年前の問題ですから、「自閉症スペクトラム障害」の概念はまだ整理されいていないですね。


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