ハンドルネーム ya
某公立学校通級指導教室担当教員
言語聴覚士
特別支援教育士(S.E.N.S)
性別 男
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午前 第56問
純粋語聾で障害されるのはどれか。
1. 純音聴力
2. 音源定位
3. 音楽の認知
4. 語音の認知
5. 環境音の認知
ヒント
耳から入る方が得意とか苦手とか言われますが。
聴覚にも、いろいろな聴覚があります。
・車の音や風の音などの環境音
・ことばの音声である語音
この2つの認知は別物です。
だから、ことばの理解は苦手でも、美しい演奏は楽しめます。
音源定位や音楽、純音(ピー音)、環境音は、全て、ことばを聞いて理解する力とは別ものです。
「純粋語聾」は、純粋に音声のことばを認識する力だけが低下していること。
環境音認知には、原則として問題はありません。
もちろん、「聴力」が低下していると、環境音も語音も聞き取りにくくなります。
「聴力」と「聴覚」も全く別物。
「プリンタをつないだのに、パソコンが認識しない」
物理的な「結線」と、「認識」とが別なのと同じ。
「純粋語聾」は失語症の用語ですが、LDや言語発達遅滞、などのモデルを検討する際に参考になります。