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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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親の会茶話会

親の会茶話会は、どの地区も衰退してきているようです。
ニーズがなくなったのではなくて、親御さんがみんな忙しくて集まれなくなってきたということ。
そして、ネット情報だけを信頼してしまい、孤軍奮闘している方が多いということ。

そんな中で、茶話会を企画するならば、
1)ニーズに合わせた内容を企画する→企画段階で内容のアンケートをとる。
2)託児は学生にお願いするなどして、安心して集まれる環境を「見える化」する、
3)最初が肝心、
4)聞くに徹する、
5)終了時間は区切る、長くやっても効果は上がらない、
6)管理職は味方につける。対立しない。人脈を活用させてもらう、などのアドバイスを講師から頂きました。


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「ことばの教室に通っていました」ご本人の講演と茶話会

親の会の講演会&茶話会でした。

講演会では、かつてことばの教室に通級して、今は学校の先生をされている方をお呼びしました。
私も前座を務めましたが、まとまりがなく、盛り込みすぎを反省しました。


お呼びした先生のお話をまとめると、

・昔は週に1回40分の指導を受けるため、朝6時に出発。国鉄とバスを乗り継いで、帰宅したのは夕方だった。
・学校は一日欠席扱いで、旅費も負担だったことから、2つの習い事もやめてしまった。
・地域に唯一の教室であり、難聴など障害の重い子の通級が優先だったため、なかなか通えず、やっと通級できたのは、たまたま空きができた6年生の時だった。


現在は、全ての市町村ではないですが、おおむね教室が一つずつは設置され、交通条件もよくなってきました。
通級時間は授業を受けている時間と見なすことができますし、旅費も支給されます。


現在も通級したくてもできない子ども達が大勢いることは確かですが、諸先輩方の苦労があって今のインフラがあるのだと、改めて思いました。

そして本人として、言われたくなかったこと、励みになったことのお話は、説得力がありました。


その後の茶話会は、保護者だけでなく、学級担任の先生、他地域のことばの教室担当や、幼児療育支援の方なども含め、異職種の方々が集まる豪華な集まりになりました。
これは、ここ数年、2,3人しか集まらなかった茶話会とは、明らかに異なるものでした。
内容は、子育てや通級についての質問と、経験の長い保護者からの情報提供などが中心になりました。


・通級していることを他児にどのように説明したらよいか。掃除を抜けてくることを指摘されるのをどのように対応したらいいか
→「苦手なところがあるから」ではなく、「ことばの習い事に行っている」。ピアノだって、苦手だから通うのでなく、習うために通っている。どうどうと通っていることをオープンにした方がいい。掃除は、別の時間にゴミ捨てに行くなど、代わりの役割をお願いするなどして、他児の理解を得る。他児も育つ必要がある。低学年のうちに、通級の意味、理解をめざしたい。


・きょうだいとの関係

・構音と医療との関係


・通級の交通手段について。手帳がなくても利用できるサービスの紹介

・学校のサポート体制の取り組みと、通級指導教室設置への視野


などの話し合いになりました。

感想アンケートでは、今回の集まりが励みになった方や、本人の視点で子育てを考えたいとの書き込みがありました。

今回の集まりで、関係者同士がつながるきっかけともなりました。
この輪が広がることを願っています。


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親の会の目的は「活動」そのものではない

「ほっとしました」
「来て良かったです」

このことばを共有するために、親の会はあるのだなあと。
形にとらわれると、前例踏襲になるでしょう。
しかし、その活動の「目的」がどこにあるかが見えていれば、「形」は変わったとしても、親御さんが救われるという目的はぶれないはずです。

先輩の親御さんのお話が、何よりも、新しく通級になった親御さんの励みに、どれだけなることか。

活動そのものが目的ではなくて、活動を通して、が目的なのでしょう。

わざわざ「茶話会」と銘打って別の日に設けなくても、活動そのものの中に「茶話会」の要素が入ってくる。
今日はそれを実感しました。

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「駆け込み寺」としてのことばの教室



親の会送別会で頂いた花束。
職員の送別会より、親の会の送別会の方が、泣けてきます。
つきあいは10年と長いし、密接なかかわりがあったから。

何人かの親御さんから、入学後に、卒業後に、ことばの教室に行けなくなるのが不安とのお話。
「正式な通級にはならないけれど、教育相談という形で、たまに顔を見せて下さい」
このことばに、とてもほっとした親御さんが何人も。

「困ったときの駆け込み寺」としてのことばの教室の機能が、今でも働いているのだなと。
それは、日常から、教員と保護者との信頼関係ができているからこそ。

そして、親の会の行事に見えた方の感想「誰が親で誰が先生かわからない」
それだけ解け合っているということ。

毎年、宿泊旅行を実施できている親の会は、道内でも少なくなっています。
親の会の強いところは、教室もしっかりしています。

親、教師、行政が、対立するのでなく、協力し合うこと。
子どもにとって、それが最良の教育環境。

いいところで、10年お世話になりました。
良い伝統をこれからも。

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【親の会】総会後の縁日に100名

 ことばの教室の親の会の総会後の縁日に、親子合わせて約100名が参加しました。
幼稚園や地域のお祭り等の行事をイメージし、予算をあまりかけずに。
参加費無料。



昨年度の親の会活動についての掲示です。



簡単にできる輪ゴム鉄砲は、公式メニューの一つでした。

【自作教材】簡単に作れる輪ゴム鉄砲

材料費単価は、限りなく0円!
作製した鉄砲はプレゼント。



CDコマはサービスメニューで。
【自作教材】よく回るCDコマ
CDは廃品利用。ビー玉は百均ショップ。
あとは、セロテープと油性マジックだけなので、単価6円ぐらい?
作製したコマはプレゼント。


ビー玉迷路もサービス。通級の担当の子も、この日のために一部を一緒に作り、置かせてもらいました。
既に私の指導室で使っているものがほとんどなので、原価0円。
正確には私の自腹で材料を買って作った物ではありますが。
プレゼントはなしでしたが、お客さんがかなり集まっていました。


ビーズ。



定番のヨーヨー釣り。


輪投げ。

その他、某幼稚園からお借りした綿あめ製造器でわたあめ。
ポップコーン。

かなり低予算で充実した内容になりました。
参加費無料ということもあり、たくさんの親子が。
何年も通級しているけれど、今回が初めての参加というご家族も多かったです。
色々行事に関わっていますが、これほど会員のニーズに合った行事はすばらしい。
やって良かったのではと心底思えた行事でした。

家計が苦しいご家族が多い中、参加費無料でこんな低予算の行事もいいのではないでしょうか。

そして、行事は行事そのものが目的ではなくて。
何人もの親御さんからご相談、近況報告を頂きました。

つながっている、という実感が持てるだけで、助けになる方がおられるならば。


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先生、白髪増えたね

もうずっと前に、お子さんは通級を終了したのですが、未だに親の会役員をしてくださっています。
そんなお母さんに言われた一言。
なぜか、残念というよりは、感謝の思いがわいてきました。
私の白髪の変化がわかるほどに、長く付き合って下さっているということに。

諸先輩が地道に積み上げてきたものに対して、その経緯を敬意をもって訪ね、新しいものを作っていく、ということが大事だなあと。

通級担当がこれほどまでに人事で交替し、未だに精神的ダメージから脱却できないのですが、その想いを救ってくれるのが、この一言だったりします。


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【親の会】一泊旅行で職員と親子との距離がさらに短く

先日、親の会主催で一泊バス旅行に行ってきました。
幼児教室と小学校教室とが、建物を別にしても、親の会は共同で進めています。
自治体管轄の幼児の先生方は、親の会活動を公的勤務として認めてくれているのも大きいです。親の会から市長への陳情が功を奏しているのです。

さて、バスの中では、役員の親御さんがレクを進めて下さいました。
定番のビンゴ。定番だけど、飽きないですね。





sIMG_0109.jpg動物園着。
水の中からペンギンを見るのは、今や他の動物園でもやっているのでしょうか。「ここが元祖だね」と言っているお客さんが。









ホテル着。sIMG_0115.jpg
実は食事はあまり期待していなかったのですが、とんでもない。
どれもすごくおいしい!

カニも中身がびっしりつまっていて、美味でした。
(写真は、食べた後のしかなくてすみません。)
カニばかり食べている子もいましたが、気持ち、よくわかります。
こんな日ぐらいは、栄養バランスよりも、楽しめることですよね。

お部屋貸し切りでのバイキングの設定でした。



写真はないですが、温泉もかなりレベルが高かったです。
絶景を眺めながらの露天風呂は最高でした。夜中と早朝にはゆっくりと入れました。


でも日中は、子ども達にお風呂を付き合わされて、それどころではなかったですが。
通級時には見せない、子ども達の日常の姿がそこにあります。
究極の子ども理解ですね。

夜は大人だけの交流会がありましたが、私は体調を優先してお部屋で寝ておりました。
カラオケの音は、リクルートメント現象のあるお耳には最悪なのです。
結局、カラオケは一曲も歌われず、お話だけで終わったようですが。



a2fba49e.jpeg
 帰りにバスを一時間止めて、話題の水族館のある道の駅へ。
 この日は地下水が濁っていて、透明度がいまいちでしたが、興味を持たれた何人かの親御さんをエスコートさせて頂きました。
私の解説を興味深く聞いてくださいました。
温泉水族館ならではの解説があるのとないのとでは、見え方が全然違うのでは、と思いました。

一方で、子ども達は・・・、

 


sIMG_0139.jpg 「魚」よりも、「魚釣り」のようでした。








親御さんが中心に運営する親の会の姿は理想的ですね。
昨年よりも参加数も多く、職員と親子が仲良くやるのが一番です。
子ども達にとって、大人同士がいがみ合う姿は、決してよろしくありません、

この伝統はぜひ続いてほしいものです。
一番大事なのは、中身とか進行のやり方ではなくて、「関係ができる」ということなのですから。

親の会がうまくいっているところは、教室運営もスムーズです。何よりも、子どもを中心に。

運営にたずさわった役員の皆さん、参加者の皆さん、お疲れ様でした。
私自身は戦力になりませんでしたが、親子との距離がまた少し近づいたかなと思っています。

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【親の会主催 教育相談会】幼児から高校生まで13ケース 親の会主催だから実現



日常の業務を超えて、様々なニーズに応えるために、親の会が絶大な力を発揮しました。
親の会役員の皆さんの一人一人の得意分野が生かされた係分担と、運営により、
通常ではあり得ない遠方から、そして幅広い年齢層の方々の教育相談ができました。

体がいくつあっても足りないというのが正直ですが、地方のニーズはとても多いということを実感しました。

そして、どこの地に暮らしていても、必要な専門性の高い支援が受けられるシステムを作ることで、教育の機会均等が保障されていかなければならないとも感じました。
子どもの一生に関わるわけですから。

OJT、出張研修、ぜひ、こちらの地方にも、それらを専門に行う人材の配置が必要と思います。
でも、巡回相談の予算は、毎年下降していると聞いています。
さて、どうしたものか。

でも、親の会はやっぱりすばらしい。教員にできないこと、親ができないことでも、
お互いに手をつなぐことで、できないことができるようになります。

ある他地域の親の会役員の方が、行事の様子をみてこうおっしゃっていました。
「こちらの地域では、誰が親で、誰が先生だかわかりませんでした」

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親の会、当事者、関係者の声が一番

今日は地域の親の会の総会と焼き肉をしました。
私は焼き肉の準備スタッフだったため、
総会時の様子は伝え聞きでしかありませんが、
現在のトピックは、「中学校への通級指導教室の設置運動」でありましょう。
私はこの点、法律面、制度面、運動面は了解しているため、
依頼があれば全面的に協力する用意があります。

小学校のことばの教室を終了しても、中学校でも継続して指導を受ける必要がある
と判断できる児童がいます。
しかし、中学校には通級指導教室がないために、
就学措置としては、「卒業に伴う終了」と呼んでいます。
「卒業に伴う」は、教育行政の都合であって、本人の都合ではないわけです。

たとえば吃音は、思春期がもっともつらい時期であることが少なくありません。
構音も、引き続き指導を受ければ、さらに状態がよくなる可能性がある児童がいます。

幼児から小学校卒業まで、7年も8年も通ったのに、ということは実際にある話です。

通級が支援の全てではありませんが、通級でなければできない支援もあるのです。


定年退職した先生にまで、「5年前の○月○日の勤務時間中何をしていましたか?」
などというくだらない調査をしている時間と予算があるなら、
目の前の子どもを何とかして下さい。
スクラップばかりで、ビルドがまるでない。
超過勤務で体を壊している先生が、私の周りでもどんどん増えているのに、
そんな調査はあまりしないんですけどね。

「予算がない」はわかりました。
OECD各国で、もっとも教育予算の少ない国、日本。
けっきょくは国民の世論、やる気の問題です。
お金の問題ではないのです。

・・・とけんかごしでやるとうまくいきませんので、仲良くやりましょう。
「熱き想いはそのままに、きれいに包む」ことが大切です。(笑)

私はNPOでも立ち上げて、無報酬で見てさしあげたいぐらいの気持ちがあります。
体が2つあれば・・・。


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親、教師、行政の三位一体が子どもの幸せに~親の会一泊旅行


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世界有数の面積のあるカルデラ湖のほとりで、親の会主催の
宿泊交流会が行われました。

夕方、この付近でスタンプラリー。
私はネコのかぶり物をして、ボートの上で、
スタンプを持って、親子がやってくるのを待機していました。

その湖面のあまりもの美しさに、
全てを忘れて、一日眺めていたい気持ちにもなりましたが、
一生懸命「ネコ」を探し求めて歩いてこられた親子に、
心を込めてスタンプを押させて頂きました。

夜の部の、親と教職員との懇談会では、
私の隣の席のある親御さんの悩みや思いを聞かせて頂きました。

誰かを責めるということでなく、この地域にもっとこういうのが、と。

子どもを想う親の気持ちに改めて感じ入り、
関係者が手を組んで、実現できたらいいなあと思いました。

「誰も責めない」

ある懇話会の方のことばを思い出していました。

関係者を責め続けていたある親御さんが、
あることをきっかけに、親御さん自身も大きく変容し、
その後は、他の親御さんへの支援はもちろん、
教室の維持発展に絶大な貢献をされたことも
思い出していました。

親御さんと担当者とが仲良く連携している姿に、
子ども達は安心感を持つのでした。

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携帯の写真なので、画質はそれなりですが、
透明度も高く、とても美しかったです。
早朝4時半に目が覚めて散歩したときの美しさは、
とても文字では表せません。


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