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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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対概念・・・オセロ風「はんたいことばカード」バトル




くもんの絵カードにも「反対ことばカード」がありますが、
もう少し高度な「対(つい)概念」を扱うために作りました。

ただ反対ことばを回答するというだけでは飽きるので、
カードは交替で引き、回答できたらオセロの石を一つ置ける、
あとはオセロのルールと同じ、というようにゲームにしました。

指導者の手番でも、子どもに答えて欲しいカードの時は
わざとわからないふりをして、回答させてポイントにしました。

赤いカードは、実習生の出番によるものです。

とても楽しそうに取り組んでくれました。

もちろん対概念は、狭い指導室でことばを組み合わせて覚える
というだけでは不足であり、日常生活での使用、
経験に合わせた般化が大事です。

指導室の中でも、少しでも経験的なエピソードと結びつけるために、
回答が難しいときは、エピソードと絡めたヒントやジェスチャーを
提示するようにしました。

たとえば、「あさい」のカードを引いて、その反対「ふかい」を
回答させる時には、プールを思い出し、足が底に届く、
届かないなどをジェスチャーなどでヒント提示にしました。

ヒントで回答できるか否か、概念はわかっているが
ことばが出ないのか、概念自体がわかっていないのかも評価します。

たとえば、「ふかい」の時、「ふ」の語頭ヒントを提示することで、
「ふかい」が表出できる場合もあるでしょう。
「ふかい」が正解だよ、と教えても、ポカンとしているときは、
概念自体がまだなのかなと思います。

「あげる→もらう」 、「かう→うる」、「かす→かりる」などの
視点の切り替えが必要な対概念がわからない場合は、
役割交代を含むゲームなど、自分と他者との関係性の理解が
どうなのかも注目点です。
「受け身」の文の理解、表現ができるのかも関係してきますね。

視点の切り替えが必要な反対ことばだけが難しいときは、
次回はそこに焦点を当てた教材を考える、というように進めています。


作成した文字カードをブログにアップしようと思いましたが、
保存するのを見事に忘れていました。
カードはそのうち、アップしますね。

とりあえず、下に反対語をたくさん並べてみます。
どれも、日常生活や読解には必要な語いですね。

○方向、空間、位置、時間
まえ     うしろ
みぎ     ひだり
うえ     した
たて     よこ
いりぐち   でぐち
うちがわ   そとがわ
ひろい    せまい
たかい    ひくい
とおい    ちかい
さき     あと
はじめ    おわり
しゅっぱつ  とうちゃく
うく     しずむ
さいしょ   さいご
よる     ひる


○属性
おとこ    おんな
おとな    こども
おす     めす
みかた    てき
てんごく   じごく


○性質
かたい    やわらかい
あかるい   くらい
あたらしい  ふるい
きつい    ゆるい
こい     うすい
ふとい    ほそい
しずか    にぎやか
かるい    おもい
ながい    みじかい
あつい    うすい
あつい    つめたい
あつい    さむい
やさしい   むずかしい
つよい    よわい
はやい    おそい
じょうず   へた
ふとる    やせる
あさい    ふかい
ある     ない
きれい    きたない

 


○数量
おおい    すくない
おおきい   ちいさい
ふやす    へらす

たくさん   すこし
たかい    やすい
ひきざん   たしざん

 

○価値判断、ルール
よい     わるい
ほんとう   うそ
あたり    はずれ
すき     きらい
かつ     まける
せいこう   しっぱい
セーフ    アウト


○動作
はいる    でる
いれる    だす
のぼる    くだる
ひらく    とじる
たつ     すわる
おす     ひく
おきる    ねる
あげる    おろす
きる     ぬぐ
はく     すう

○関係性
かす     かりる
うる     かう
あげる    もらう


○レベル高い
あんぜん   きけん
せいけつ   ふけつ
とうこう   げこう
しゅっせき  けっせき
べんり    ふべん
さんせい   はんたい

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ソーラー充電式LEDライト




大手電器店で頂いた ソーラー充電式のLEDライトです。

LEDの進歩はすごいですね。
昨年1000円近く支払って買ったLEDライトよりも明るいです。
しかも、ソーラー充電式なので、電池も不要。
これはまともに購入したらいくらぐらいなのでしょうね。

学校の消耗品費がないという教室に。

もちろん使用目的は、
お口や耳の中を照らして見るため。

構音検査時の舌などの運動の状態や、
口腔内を視診するために使います。

LEDは光が拡散しないので、
お口の中だけを照らします。
つまり相手の子どもはまぶしがらないのが利点です。

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「数唱」を育てるサイコロ、すごろく



本当は、ブログを更新している場合ではないのですが。

数理解には、
「1個」という数と、「1」という文字と、「イチ」という語音が
「一致」する(だじゃれ)のでなければなりません。

そして、数字には、基数性と序数性がありますね。

数唱を確実に育てるために、あるいは、
5までをひとまとまりとして知覚する力を育てるために、
このサイコロは役立つかもしれません。

12面体に、1~10までの数字とドットを印刷しました。
2面あまるので、5を多めに入れました。

出た目の数だけ進むすごろくも作って、
子どもが好きなキャラをゴールに貼ってみました。

6が出たときに、すごろくのコマを「123456」と数えることで
数唱や、数の大きさの概念を体感することにもつながりますね。
また、サイコロで6が出たので、「ロク」と自分が言うまで数え続け、
6が出た時に止まる、という、力も必要です。
音の比較、照合です。

・・・

結構楽しくやってくれました。

すごろくは、簡易版にして、宿題にしてみました。

こんなサイコロでも、データが欲しい方には送ります。
WORDです。
メールください。


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傘の袋ロケットで、力の調整力を



夏休みが終わり、子ども達は日焼けした体で通級してきました。
1ヶ月ぶりに会うと、いろいろなところが伸びていて、感動しました。

****

雨の日です。
スーパーなどに行くと、玄関に傘の袋があります。
一枚頂いてお持ち帰り。
空気を入れて止めると、ふわっとしたロケットになります。
子どもは、マジックで好きなようにデザインします。
そして飛距離を争います。

力を入れすぎると、かえって飛びません。
そっと飛ばすのがコツ。

あらゆる運動で、力の調整が難しいお子さん。
「そっと投げなさい」では通じないけど、
「今のは5の力だったね。今度は1の力で」
と数値に置き換えてあげると、
あら不思議、力が抜ける子がいます。

この教材の難点は、
やぶれやすいところです。

でも1時間の指導の間はもちます。

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親子や学級で使える遊具

というテーマで、参加者が一人一点持参するという行事があります。
今回は、著名な方もご出席の意向を持っておられるようで、
私も参加してみようかなあと思っています。

でもパッとしたものがないですねえ。

http://kotobaroom.blog.shinobi.jp/Category/8/

ただ、凝ったものよりも、実はオーソドックスな、
日常の遊びの中にいいものがあるのですよね。
親子でできるもの、となれば、ますますそうでしょう。

教材の交流は、関係者の関心がたいへん高いと思われますが、
いつも言うように、手段先行にならないよう配慮が必要と思っています。

すなわち、子どもの状態像なくして指導法はありえないこと。
教材の使い方は一人一人異なるものであること。
その教材の主旨の達成そのものが目的ではないこと。

だから私は、適用例、非適用例を示しながら、紹介をさせて頂こうとかとも
思っています。

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視覚認知トレーニングの自作教材




視覚認知のトレーニング教材を自作し、教育相談に活かしている先生の講義を先日受講しました。
何よりも、先生がお作りになっている教材の工夫に驚きました。

そこで、私のDVDと、先生が作られたCDを交換して頂けないかお話ししたところ、快く了承してくださいました。

視覚認知トレーニングの教材を「花子」と「パワーポイント」で作成しており、
子ども達はゲーム感覚で取り組むことができます。
また、ローマ字、漢字、ひらがなの読みの教材もあります。
キャラクターも子どもの興味を引きつけるよう工夫されており、作成はかなり大変だったようです。

「教材研究とは、物を作ることである」
ということばを聞いたことがありますが、まさにこのことばにぴったりです。

私も受けもちの子どもに合わせてアレンジし、使ってみたく、そして時間があれば作ってみたいと思いました。

(今回の記事は、作成された先生の特別の許可を頂きました)

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衝動性のコントロール

以下の遊びが、日常での衝動性のコントロールに
般化するかどうかは課題ですが、
遊びを通して、「ちょっと待て」と行動を抑制する成功体験を
積み上げるのは、決して無駄ではないのでは。

すぐ思いつくのは、
「だるまさんがころんだ」
フェイントをかけられても、動きを止められるか。


他には、以前紹介した「3ヒントカルタ」で、
最後に残った一枚が赤なのに、
「青」とか「黄色」などと言って、
先生が取るふりをしたときに、釣られて取らないようにする、
という遊び方です。

3ヒントカルタ自体も、最後まで問題を聞く、という部分が
ねらいになりますが。


DSCF0405.JPG

















「文が正しいかを判断する」

元ネタは、岡山県言語聴覚士会のホームページ。
http://www.kawasaki-m.ac.jp/mw/commhw/okayamast/
アレンジして、子ども向けに。
箱から引いたカードを読み、文がまちがっていたら、
先生の頭を丸めた新聞紙でたたく。
先生は、うちわで守る。
文が正しい場合は反対。

たとえば、
「かみで、はさみをきる」
などの、文法の誤りや、
「のどがかわいたので、うがいをする」
などの、事実、経験と比較して誤りか判断する。

文法や語義理解は良好だが、短文の読みが
ぎこちなく、読みの練習に結びつけたい場合にも。


でも、文が正しいかどうかを判断するのと、
その結果、どちらがどちらをたたくのかを判断するのが
重なると、結構むずかしいですね。

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「吹く」を育てる教材




今日の某お祭りで作ったおもちゃ。

鼻咽腔閉鎖機能の練習や、
舌と上唇で挟めば、サ行、シの摩擦音の形成に
つなげるなど、吹く教材として使えますね。

上の太いストローの中に、下の細いストローを差し込み、
吹くと、細いストローが飛びます。
軽いブローイングでけっこう飛びます。

1 まずおもりになる部分の絵に色を塗り、切り取ります。
2 細いストローの先から何センチかの部分から折り曲げ、
 別に用意した、短く切った太いストローを外側からタガのようにはめて固定します。
3 折り曲げたストローにおもりをセロテープで固定。
4 太いストローに差し込んで、できあがり。

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本格的なバランスゲーム



某お祭りで見ました。

載せる物が重たく、
ゆったりと揺れる、本格的バランスゲーム。

100円ショップのもいいけれど、
これは桁違いのハラハラ感です。

ほしいなあ。

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マジックカードあそび



ブログや某掲示板でお世話になっている先生に送ってくださいました。
 「選んだ絵は、この中にある?」と一枚ずつ聞いていき、
選んだ絵を当てるというゲーム。
どうしてわかるのだろうと思っていましたが、 2進法を使うのですね。
恥ずかしながら、初めて知りました。

視覚的な短期記憶や、
○+△+□などの計算練習にも使えそうですね。

送って頂いてありがとうございました!


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音節分解しりとりすごろく 色なしバージョン

ご要望がありましたので

音節分解しりとりすごろく

の色なしバージョンをアップします。

ダウンロード(pdf)

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るるるの歌・・・「ル」の構音練習に

NHK教育テレビで毎朝7時から放送している「シャキーン」の
1コーナーです。
「る」がたくさん出てくる歌なので、
「ル」の構音練習に使えるかもしれません。

http://www.youtube.com/watch?v=3M5bXnLqQ00



・適用例
→「る」が単語、短文レベルまで定着していて、
歌という負荷をかけても正音が出せるかどうかという段階。

・非適用例
→まだ「る」が単音、無意味音節レベルでも不安定な場合。


ちなみに「シャキーン」という番組自体も、
音の分析や、視点を変えて考えるなど、
知的好奇心をそそる内容になっていて、
結構おもしろいです。

http://www.nhk.or.jp/kids/program/shakiin.html

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自作教材(ダウンロード) なぞなぞ 



ことばを聞いたり、読んだりして、
言語概念や想像、思考を育てるのに
なぞなぞは良い教材です。

このなぞなぞはカード型にしているので、
めくってもいいし、箱から取り出してもいいでしょう。
運命的要素を入れるだけで楽しくなります。


適用例
1 ことばを聞いたり読んだりして、
そこからイメージ的に思考したり、
そのイメージから語を想起するなど、
言語概念一般の育成に。

2 すべての答えから共通する要素を
発見する課題により、○○を育てる。


3 ○○がわかると、構音指導にも使える。


使用にあたって
→難易度が高い場合は、全ての答えの絵を
並べてプリントしたものを提示し、
そこから選ばせる。



今回のなぞなぞの全ての答えには、
何か共通する要素があります。
それはなんでしょう?
○○の秘密はそこにあります。


ダウンロード(pdf)


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音節分解しりとりすごろく



しりとりをしながら、その単語一音ずつコマを
進めます。

たとえば「た・ま・ご」なら3マス、
「と・う・も・ろ・こ・し」なら6マスです。

青いマスに止まったら、5マスもどる。
赤いマスにとまったら、5マス進めます。

後半は、一度赤いところに止まると、
5マス先はまた赤いので、連続3回飛べます。

促音「っ」は一マスですし、拗音(「しゃしゅしょ」など)は
一マスですが、指導のねらいや子どもの実態に応じて
ルールを合わせます。

また、すごろくでは、自分の居るマスも「1」として
数えてしまう場合もありますね。
そうした場合は、自分の居るところを「ゼロ」として
数え、定着したら、徐徐に「ゼロ」を内緒の声にして、
最終的には言わない、など漸次接近的にやるのも
いいかもしれません。

もっとも、「ゼロ」という余計なことば挿入することで、
しりとりが混乱してしまう子もいますので、
万能ではありません。

こんな単純な教材でも、
子どものノリは結構よいです。
もう10年は使っています。


構音の定着が難しかったり、文字の読み書きに
遅れのある子の中には、
音の分析が弱い子がいます。

普段聞き慣れて、言い慣れていることばでも、
それを一音ずつ音節に分解できない場合がありえます。

語内位置弁別の前に、音節分解はどうなのか、
アセスメントの上で、この教材の可否を検討します。

ちなみに、音の分析能力には以下のことがあります。



音韻意識の発達は、標準的には以下の通りです。



日本LD学会の昨年の発表論文集を見ると、
「音韻認識力」を高めるワークシートを
通常学級で取り入れたところ、
文字の表記に困ることなく書ける児童が増えたとか。
担任も「音韻認識力」の大事さを知り、
それを意識した授業が行われたのも有効だったとか。



今回、PDFで新たに作り直しました。
写真とは少しレイアウトが異なります。

また、ご自由に改変できるように
WORDファイルも添付しました。


ダウンロード(pdf)


ダウンロード(doc)


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漢字ビンゴ

ブログでお知り合いになった
ことばの教室の先生から教えて頂いた教材です。

教室では大ヒットしているそうです。  

遊びながら学習できると、
子ども達も集中の度合いが違いますよね。

 kanjibingo.jpg












説明書は以下のリンクです。

ダウンロード(pdf)

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通級用の教材おかず1品 7 芸能人にファンレター

「Yahoo!きっず ポストカード」

http://contents.kids.yahoo.co.jp/postcard/

様々なデザインのレターセットが印刷できます。
本来はパソコン上でデザインを選択しますが、
時間がもったいないので、
予め印刷しておいたものを
子どもに選んでもらいます。

手紙を書く動機を高めるため、
好きな芸能人にファンレターを書くことに。

子どもの力をいろいろな角度から評価、指導できます。

1 レターセットを作る
→はさみを入れたり、のりで貼ったりなど、手先の巧緻性、運動企画、構成力を

2 文字を書く
→文章構成力、文字の読み書き、空間関係

3 切手を貼って投函
→切手をなめることで、舌の巧緻運動。投函で郵便の仕組みの説明、理解

こうしたマルチの活動を行うことで、
子どもの日常により近い状態にアプローチできます。
その活動の評価をもとに、次週の指導内容の方向性も決められますね。


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通級用の教材おかず1品 6  組み合わせカード



定番ですが。

「トランプ ギター ピアノ 太鼓」

発問
「ひとつだけ違うのはどれ?」

まず、「トランプ」を指させる子は多いですが、
理由を言える子は少ないです。

「楽器」
という単語が出てくれば最高ですが、
スモールステップとして、

1 何となくでも、トランプは違うことがわかり、指させる。
2 トランプ以外は音を鳴らすものであるという共通内容がわかる
3 2を一言で言うと「楽器」である

もっと細分化できるかもしれませんが、
子どもの状態に合わせて、クリアするレベルを設定し、
ひとつだけ上のレベルに導きます。
または、指導のねらいによって、
到達目標を設定します。

物の形、用途、目的などによって、
こうした教材はバリエーションを組んで作れますね。

ただ、抽象概念が高度になると、
たとえば
「厳しい」、「すなお」などのことばは、
絵で提示するのが難しいですね。
文字で提示することになるでしょう。

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通級用の教材おかず1品 5  あっちむいてほい

課題途中で、小休憩をはさむのに良い遊び。

首や上肢など上半身全体をよく動かすことや、
ゲームそのもののおもしろさにより、
たいていの場合、気分のリフレッシュに有効です。

「あっちむいてほい」、そのものにも、
以下の能力を育てる要素があると思うのです。

1 じゃんけんする能力
→特に「チョキ」を出す手指の運動
→タイミングに合わせて手を出す
→じゃんけんの勝負を判断する力

2 じゃんけんに負けた時、勝ったときでの
次の行動の選択の判断
→負けたのに「あっちむいて」と言ったり、
勝ったのに、首を振ることがありますね。

3 負けた時、「あっち向いてほい」の相手の指先に釣られないで、
それに逆らうように首を向けられるか。
→雑多な刺激に反応してしまう、注意転導性の強い子の中には、
相手の指先にどうしても釣られる子がいます。

多くの刺激の中から、必要な刺激を選んだり、
刺激を受けても自分の行動に影響を受けない、というような
注意転導性へのアプローチに使うことがあります。

全ての子に当てはまるわけではありませんが、
落ち着きが出てきた子は、
「あっちむいてほい」も上手になっている
印象が。

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通級用の教材おかず1品 3 「ました」ゲーム

「ました」ゲーム

 


やりかた

1 任意の絵カードの山を場に置く。

2 絵カードを一枚引き、自分の前に置く。

3 箱の中から、「ましたカード」を一枚引く。

4 「ましたカード」のことばの意味と、絵カードの組み合わせで
意味が通じれば、絵カードをゲットできる。
ゲットした人は、続けて絵カードを引き、
「ましたカード」も新たに一枚引ける。

例) 絵カード→「おすし」
   「ましたカード」→「たべました」
    
   「おすしを食べました」意味が通じるのでゲット。

   絵カード→「しんかんせん」
   「ましたカード」→「なげました」

  「新幹線を投げました」意味が通じないので、次の人の番。


・適用児童例

1) 「し」の構音が文の音読レベルまで改善したが、
自由会話、とりわけ「ました」の「し」が気を抜くと歪む場合。
→この場合、絵カードも「し」のつくことばばかりを用意すると
難易度アップ。

2)動詞の語彙の拡大に

3)助詞の使用の工夫で意味が通じる場合があるので、
助詞の活用能力の向上。
 たとえば、「新幹線を食べました」は通じないが、
「新幹線で食べました」だと通じる、など。

4)単語の呼称。(語彙の拡大。練習音が必ず入った絵カードの用意により
構音の般化など)

5)ともかく、明るい雰囲気にしたい場合
→「虫歯と仲直りしました」、「ふろしきをなめました」など
おもしろい文がたくさんできるので、たいての子どもはゲラゲラ笑います。


注意
おもしろすぎて、練習にならない場合があります。

↓ 「ましたカード」の一例です。他にも必要な動詞があれば追加してください。
ダウンロード(pdf)

↓台紙です。
ダウンロード(pdf)


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通級用の教材おかず1品 4 ビンゴ



ビンゴも、運命的な要素があるため、好きな子が多いです。
様々な使い方ができます。

1 数字を入れて、数字の読み、数唱に。

2 ひらがな一文字ずつ入れて、1文字レベルの
読み、形のマッチングなどに。

3 練習音が必ず入った単語を入れて、
 遊びの中でも正しい音が出せる般化へ。

4 漢字を一文字ずつ入れて、漢字ビンゴに。

5 「まっすぐに並ぶ」という視覚的弁別力の育成に

6 カテゴリーを指定して、分類概念の育成に
 例)「動物を9個書きましょう」
 例)引くクジカードには、動物以外の単語も入れておけば、
   「動物以外は、シートから探さなくて良い」という判断の部分が
   鍛えられるのでは。

ビンゴシート(pdf)



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通級用の教材おかず一品 2  三目並べ

「○×3目ならべ」

 
単調な構音練習などの途中でちょっとした遊びを入れるだけでも、
飽きずに練習を続けられる場合が少なくありません。

眼球運動、視知覚(「まっすぐに3つ並ぶという形態弁別が必要)
の育成にぴったりの子もいます。

子どもが上達すると、「引き分け」ばかりになるので、
4目並べ、5目並べと増やします。
ただ。あまり増やすと、今度は勝負に時間がかかりすぎて、
肝心の構音練習ができなくなるので要注意。

3目並べ用シート(pdf)

5目並べ用シート(pdf)

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通級用の教材おかず一品 1  文字マトリクス

「水の中の生き物を10こみつけよう」

 

縦、横に並ぶ文字列の中から、
水の中の生き物の単語を見つける教材です。
下の絵にない単語も含まれています。


・適用児童例

1 ひらがなの読みは、一文字ずつなら読めるが、
単語のまとまりごとに読む力があと一歩の場合。
→「心内辞書」の参照能力の育成
→文字を読む際の眼球運動の育成

2 水の中の生き物についての語彙の拡大、
カテゴライズなど

3 「○○かつ、△△」の学習。判断の連続。
→「意味のある単語かの判断、
かつ水の中の生き物の名前かの判断」など

4 通級指導時の「前菜」、構音練習時の小休憩



・非適用例
1 文字の読みが一字ずつでも困難な場合
2 水の中の生き物についての語彙がほとんどない場合
3 この手の教材を楽しめない場合

ダウンロード用シート(pdf)


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カテゴリー弁別、上位概念などを育てるゲーム

・どきどきフィッシング
http://www.mocco.jp/W-270

→色と数を表す2つのさいころを同時に振って、
 「ピンクが2つ」と出れば、
 ピンクの魚を2匹つれるという遊び方ができます。
 魚釣りをしながら、色と数という2つの条件を同時に考え、
 記憶、判断しながら遊ぶことをねらいます。
 とても釣りやすいように作ってあるので、
 目と手の協調運動が苦手なお子さんもOKです。
 むしろ協調運動の発達をねらいにする場合は、
 単純な魚釣りゲームとして使うのもありでしょう。


・「色・形」
「MES自作教材CD-ROM」
「障害者とコンピュータ利用教育研究会」
http://www.ceser.hyogo-u.ac.jp/naritas/mes/mes.html
というところが発行している(いた?)
パソコン教材の一部をハードコピーして印刷、
ラミネートしました。
色と形という2つの条件を考えながら、
当てはまる場所に置きます。




定番中の定番ですが、
色・形・大きさカルタ


→色、形、大きさの3つの条件に合うカードをすばやくとります。
 たとえば
 「大きい、赤い、まる」とか。

PDFにしていますので、ご自由に印刷してください。
ダウンロード(pdf)


子どもの反応をよく観察して、バリエーションをくみます。

たとえば、以下の反応が見られます。

1)3つの条件を最後まで聞かないでカードをとる
2)問題は最後まで聞くが、まちがえてとりやすい

こうした場合、以下のことを考えてみます。

衝動性のコントロールは? 聴覚的短期記憶は?
ルール理解は? 勝負へのこだわりは?
色、形の弁別は?
たとえば、四角と三角の区別、
同じ形だが向きが違うとわからないとか。


衝動性のコントロールが苦手なお子さん、
最後までことばを聞くのが苦手なお子さんには、
カードが最後に1枚だけ「赤・大きい・三角」だけが残ったとき、
出題者は
「黄色!」
「緑!」
「小さい!」
「まる」
などと、わざと違うことばを言ってあげて、
間違えて取ったらお互いに笑う、
という遊びにもっていくことをよくやります。

そもそも、色、形、大きさのカテゴリーの弁別ができていないなら、
何枚かのカードをピックアップして比較させて、
何が同じか、何が違うかを考えさせる、
という事前学習が必要になるでしょう。
「色、大きさ、形」ということばが出なくても、
その概念がわかればまずはOK。

同時に3つの条件を覚えられない、
聴覚的短期記憶が苦手なお子さんなら、
条件を2つに減らしたり、
単純に単語1つだけの、ベーシックな絵カードカルタ
から入るのも一法でしょう。


学研などの「3ヒントゲーム」も3つの条件を満たすカードを取る。
トランプの7並べも、同じねらいで使えますね。


今度は逆に「違うところ」「同じところ」を指摘する教材です。
こちらも定番ですが、
「弁別組合せ学習カードセット」
http://www.saccess55.co.jp/kobetu/dlm/dlm2.shtml

どれが仲間はずれかを指摘はできるが、
その理由が言えないお子さんは多いですね。
「わかっているが言えない」お子さんには、
正解を選択肢で示すのも一法では。


以前も紹介しましたが、
少しレベルアップすると、
岡山県言語聴覚士会の
「失語症者のための自習教材集」
http://www.kawasaki-m.ac.jp/mw/commhw/okayamast/self-study_shitugo/index.php

「仲間はずれ」だけでなく、
「似た意味の単語」
「反対の単語」
なども入っているのがいいですね。

児童には難しい問題は割愛します。
また、漢字もひらがなに置き換えたり、
絵に置き換えた方が良い問題もあるでしょう。

カテゴリー弁別の育成がねらいですから、
文字の読みや短期記憶など他の能力にまで負荷をかけない、
ねらいを広げすぎない、
負荷がかかるようであれば、子どもに合わせて改変する、
というのは教材使用の原則ですね。

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キッズ@niftyのプリントで、数唱、目と手の協応運動等を

リンク集にこそっと入れておいたのですが、

「キッズ@nifty」

ここの「プリントあそび」の絵がきれいです。

「点つなぎ」では、目と手の協応運動の他、
数唱にも使えますね。

工作もおもしろそう。

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「ハヤオシピンポンブー」でクイズ風に

人が長く話したことを聞いて理解する練習によく使う教材の一つです。

「葛西ことばのテーブル」の『おはなし読解ワーク」です。

http://homepage2.nifty.com/kotobanotable/

本当は子どもが自分で文字を読んで答えるのかもしれませんが、
指導者の私が2回読み聞かせたり、
設問も子どもの実態に応じてアレンジして使うこともしばしばです。
子どもの実態やねらいによって、アレンジの仕方を変えます。


これだけではつまらないので、はやおしボタンも使います。

「NEWハヤオシピンポンブー」

http://www.p-kaneko.co.jp/pitem/47128565


正解した数が視覚的にわかるように、
ポイントをゲットするごとに、色カードをわたします。


保護者やきょうだい等が同席した時は、
競争になるのでもりあがります。


また、プリキュアの教材化でも紹介しましたが、
回答の語句を「○○○」などと提示して音節数を予め指定すると、
音の分析を育てることにもなるし、
回答が正しいかどうかを正確に判定しやすくなります。

最終的には子どもが勝つようにし、自信を育てます。

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