しりとりをしながら、その単語一音ずつコマを
進めます。
たとえば「た・ま・ご」なら3マス、
「と・う・も・ろ・こ・し」なら6マスです。
青いマスに止まったら、5マスもどる。
赤いマスにとまったら、5マス進めます。
後半は、一度赤いところに止まると、
5マス先はまた赤いので、連続3回飛べます。
促音「っ」は一マスですし、拗音(「しゃしゅしょ」など)は
一マスですが、指導のねらいや子どもの実態に応じて
ルールを合わせます。
また、すごろくでは、自分の居るマスも「1」として
数えてしまう場合もありますね。
そうした場合は、自分の居るところを「ゼロ」として
数え、定着したら、徐徐に「ゼロ」を内緒の声にして、
最終的には言わない、など漸次接近的にやるのも
いいかもしれません。
もっとも、「ゼロ」という余計なことば挿入することで、
しりとりが混乱してしまう子もいますので、
万能ではありません。
こんな単純な教材でも、
子どものノリは結構よいです。
もう10年は使っています。
構音の定着が難しかったり、文字の読み書きに
遅れのある子の中には、
音の分析が弱い子がいます。
普段聞き慣れて、言い慣れていることばでも、
それを一音ずつ音節に分解できない場合がありえます。
語内位置弁別の前に、音節分解はどうなのか、
アセスメントの上で、この教材の可否を検討します。
ちなみに、音の分析能力には以下のことがあります。
音韻意識の発達は、標準的には以下の通りです。
日本LD学会の昨年の発表論文集を見ると、
「音韻認識力」を高めるワークシートを
通常学級で取り入れたところ、
文字の表記に困ることなく書ける児童が増えたとか。
担任も「音韻認識力」の大事さを知り、
それを意識した授業が行われたのも有効だったとか。
今回、PDFで新たに作り直しました。
写真とは少しレイアウトが異なります。
また、ご自由に改変できるように
WORDファイルも添付しました。
ダウンロード(pdf)
ダウンロード(doc)
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