忍者ブログ
某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
ブログ内検索
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新コメント
[01/11 board]
[11/21 西村徹]
[02/23 留萌小学校ことばの教室]
[05/10 プー子]
[01/11 にくきゅう]
[11/25 なっか]
[10/26 さつき]
[10/12 赤根 修]
[08/21 赤根 修]
[05/28 miki]
[05/28 miki]
[05/13 赤根 修]
[05/06 赤根 修]
[04/15 miki]
[04/15 赤根 修]
[03/12 かわ]
[03/09 赤根 修]
[03/03 KY@札幌]
[03/01 赤根 修]
[02/28 hakarino]
[02/23 kさん]
[02/23 miki]
[02/12 suge]
[01/15 suge]
[01/15 miki]
バーコード
アクセス解析
[184]  [183]  [182]  [180]  [179]  [178]  [176]  [175]  [174]  [173]  [172

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

カテゴリー弁別、上位概念などを育てるゲーム

・どきどきフィッシング
http://www.mocco.jp/W-270

→色と数を表す2つのさいころを同時に振って、
 「ピンクが2つ」と出れば、
 ピンクの魚を2匹つれるという遊び方ができます。
 魚釣りをしながら、色と数という2つの条件を同時に考え、
 記憶、判断しながら遊ぶことをねらいます。
 とても釣りやすいように作ってあるので、
 目と手の協調運動が苦手なお子さんもOKです。
 むしろ協調運動の発達をねらいにする場合は、
 単純な魚釣りゲームとして使うのもありでしょう。


・「色・形」
「MES自作教材CD-ROM」
「障害者とコンピュータ利用教育研究会」
http://www.ceser.hyogo-u.ac.jp/naritas/mes/mes.html
というところが発行している(いた?)
パソコン教材の一部をハードコピーして印刷、
ラミネートしました。
色と形という2つの条件を考えながら、
当てはまる場所に置きます。




定番中の定番ですが、
色・形・大きさカルタ


→色、形、大きさの3つの条件に合うカードをすばやくとります。
 たとえば
 「大きい、赤い、まる」とか。

PDFにしていますので、ご自由に印刷してください。
ダウンロード(pdf)


子どもの反応をよく観察して、バリエーションをくみます。

たとえば、以下の反応が見られます。

1)3つの条件を最後まで聞かないでカードをとる
2)問題は最後まで聞くが、まちがえてとりやすい

こうした場合、以下のことを考えてみます。

衝動性のコントロールは? 聴覚的短期記憶は?
ルール理解は? 勝負へのこだわりは?
色、形の弁別は?
たとえば、四角と三角の区別、
同じ形だが向きが違うとわからないとか。


衝動性のコントロールが苦手なお子さん、
最後までことばを聞くのが苦手なお子さんには、
カードが最後に1枚だけ「赤・大きい・三角」だけが残ったとき、
出題者は
「黄色!」
「緑!」
「小さい!」
「まる」
などと、わざと違うことばを言ってあげて、
間違えて取ったらお互いに笑う、
という遊びにもっていくことをよくやります。

そもそも、色、形、大きさのカテゴリーの弁別ができていないなら、
何枚かのカードをピックアップして比較させて、
何が同じか、何が違うかを考えさせる、
という事前学習が必要になるでしょう。
「色、大きさ、形」ということばが出なくても、
その概念がわかればまずはOK。

同時に3つの条件を覚えられない、
聴覚的短期記憶が苦手なお子さんなら、
条件を2つに減らしたり、
単純に単語1つだけの、ベーシックな絵カードカルタ
から入るのも一法でしょう。


学研などの「3ヒントゲーム」も3つの条件を満たすカードを取る。
トランプの7並べも、同じねらいで使えますね。


今度は逆に「違うところ」「同じところ」を指摘する教材です。
こちらも定番ですが、
「弁別組合せ学習カードセット」
http://www.saccess55.co.jp/kobetu/dlm/dlm2.shtml

どれが仲間はずれかを指摘はできるが、
その理由が言えないお子さんは多いですね。
「わかっているが言えない」お子さんには、
正解を選択肢で示すのも一法では。


以前も紹介しましたが、
少しレベルアップすると、
岡山県言語聴覚士会の
「失語症者のための自習教材集」
http://www.kawasaki-m.ac.jp/mw/commhw/okayamast/self-study_shitugo/index.php

「仲間はずれ」だけでなく、
「似た意味の単語」
「反対の単語」
なども入っているのがいいですね。

児童には難しい問題は割愛します。
また、漢字もひらがなに置き換えたり、
絵に置き換えた方が良い問題もあるでしょう。

カテゴリー弁別の育成がねらいですから、
文字の読みや短期記憶など他の能力にまで負荷をかけない、
ねらいを広げすぎない、
負荷がかかるようであれば、子どもに合わせて改変する、
というのは教材使用の原則ですね。

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


PR

Comment
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
非公開コメント

忍者ブログ [PR]

graphics by アンの小箱 * designed by Anne

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***