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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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「巡回による指導」の成果と課題

いきさつは割愛しますが、
月1回~2回程度、他校へおもむく、いわゆる
「巡回による指導」を始めさせて頂いています。

様々な条件と制約の中での、特例中の特例のケースです。

まだ始めたばかりですが、「巡回による指導」のメリットは、以下の通り。

1 他校通級で週1回の指導では成果が上がりにくかったが、
「巡回による指導」での指導場面を学級担任の先生に参観して頂き、
研究協議することができるため、その内容を毎日の指導に生かすことで、
子どもが著しく伸びている。

2 在籍校に直接伺うことで、子どもの日常の姿を直接確認でき、
子どもの実態によりフィットした指導内容を組み立てることができること。


デメリットは以下の通り。

1  保護者と直接話し合う機会が減った。
2  時間、旅費、勤務対応の問題 など


「巡回による指導」が成功するには、以下のことが必要と感じます。

1 在籍校の学級担任や保護者、そして誰より「本人」が
 「巡回による指導」を求めていること。

2 前日までには、学級担任と電話などで軽く打ち合わせし、
子どもの様子や学級担任の悩みなどの情報を入れておくこと。

3 学級担任に「教える」とか、「指導する」というスタンスではなく、
あくまでも一緒に悩み、考えるというスタンスであること。
→子どものことを一番知っているのは、学級担任であって、
部外者はあくまでもオマケですから。

4 無理をしない。忙しいときは休ませて頂いたり、
延期させて頂く。

あとは、
勤務対応、旅費の問題になってくるわけですが。
個人のサービス精神だけでは長続きしません。


教室に通いたくても、保護者の仕事や交通機関の都合で
通えない子が実はたくさんいます。
「巡回による指導」は、
子どもや親が移動するのでなく、教師が移動することで、
子どもの学習権を保障しようという取り組みなのだと思います。

様々な制約があって、実はとても難しい問題ではあります。

実際、冬は行けないだろうなと思っています。
「本務外」なので、事故補償がないのが致命的ですね。
最近は一時より価格が下がり始めたけど、ガソリン代も。

少しでも世の中の役に立ちたいという気持ちはあるのですが。

国は「巡回による指導」の教員の身分保障をしなさい、
と言っているのですけどね。

地域には先立つものがないので仕方がないですが。
「気持ち」と「現実」との間をどう埋めていくか、
どうつきあっていくか、これからも課題です。

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