忍者ブログ
某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
ブログ内検索
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
最新コメント
[01/11 board]
[11/21 西村徹]
[02/23 留萌小学校ことばの教室]
[05/10 プー子]
[01/11 にくきゅう]
[11/25 なっか]
[10/26 さつき]
[10/12 赤根 修]
[08/21 赤根 修]
[05/28 miki]
[05/28 miki]
[05/13 赤根 修]
[05/06 赤根 修]
[04/15 miki]
[04/15 赤根 修]
[03/12 かわ]
[03/09 赤根 修]
[03/03 KY@札幌]
[03/01 赤根 修]
[02/28 hakarino]
[02/23 kさん]
[02/23 miki]
[02/12 suge]
[01/15 suge]
[01/15 miki]
バーコード
アクセス解析
[42]  [43]  [44]  [45]  [46]  [47]  [48]  [49]  [50]  [51]  [52

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

言語聴覚療法指導実習でサプライズ

昨日でST指導実習が終わり、あっという間の4週間という感じでした。

昨日は、校内研修でことばの教室の内容を取り上げさせて頂いた日で、
実習生にも発表の機会を与えました。

ところが、発表開始直前サプライズが。

掃除当番や休み時間等で交流の多かった3年生の
子ども達が会場に入ってきて、「わたすものがあります」と。

それはクラス全員のメッセージと顔写真が載った色紙でした。

これまで様々な実習生が来ましたが、
通級児童以外の多くの子どもたちからこれほど敬愛された例は初めてでした。

私は「これで発表を終わります」と言ってしまいました。
既に集まっていた先生方から拍手が起こりました。

子どもたちとの信頼関係を見せられて、
その後の発表はどうでもよくなりました、と言っては言いすぎですが。

今回は通常学級の子どもたちとも積極的に交流するよう助言していましたが、
本人の人柄も手伝い、たくさんの子どもから
心のこもった手紙を受け取ったようでした。

最後のあいさつで泣かれると、私ももらい泣きしそうになりました。
実習を受け入れてよかったと思える瞬間でした。

子どもたちに好かれるセラピストをめざさなければと、
襟を正す気持になりました。

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


PR

有数の透明度のある湖のお写真



世界有数の透明度です。
川とつながっていないので、法的には湖ではなく、
「水たまり」なのだそうですが。

いつも霧がかかっていて、湖面が見られることは少ないです。

霧の晴れた日に見ると、婚期が遅れると言われます。
婚期が遅れてもいいから見たい、とのご要望にお応えして。

到着したときは、霧で何も見えませんでしたが、
昼食後もう一度見てみると、何と霧が晴れてきました。
なんて運がいいのでしょう。

婚期が遅れても私のせいではありません。
既婚の人はどうなるんでしょうねえ。
(もちろん、メイシンです)


DSCF1067.jpg













これはまた別の湖。
全国6番目の面積です。

このブログの顔になっている湖でもあります。
ここも、行きは霧で全く見えなかったのですが、
帰りにばっちり晴れました。

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


東京都特別支援教育推進計画 第三次実施計画(案)

東京都特別支援教育推進計画 第三次実施計画(案)

http://www.metro.tokyo.jp/INET/KEIKAKU/2010/07/70k78100.htm


全ての小中学校に通級指導教室を設置する方針のようです。
東京では「通級指導学級」という方式をとっていましたが、
それをはずして「教室」とすることも含めて。


全ての学校に設置されるのはすばらしいですが、
両手を挙げて賛成ともいかないとの指摘もあるようです・・・。

一歩一歩ですね。

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


発達障害の受験生に特例措置


発達障害の受験生に特例措置
http://bioimpact.jp/news/detail/147556

ソースのNHKの記事は既に削除されたようですが。



大学入試センター
http://www.dnc.ac.jp/

重度難聴などの特例措置は載っていますが、
発達障害についても、この措置を拡大するということでしょうか。


ある研修会でも著名な方が、特例措置が決まった、
と話しをされたそうです。

詳しい方教えてください。


大学入試に特例措置がなされるということは、
高校の特例措置、そして中、小、と
授業のあり方にも影響していくのではないでしょうか。

 にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


【教材紹介】びゅんびゅんロケットを輪にくぐらせる



びゅんびゅんロケットを飛ばして輪にくぐらせるゲームです。
びゅんびゅんロケットはこちら。

http://kotobaroom.blog.shinobi.jp/Entry/473/

びゅんびゅんロケットは、その製作過程で
手首の回旋の動きを意外と行います。
ビニール袋をねじったりして。

このほか、普通のけん玉が難しいお子さんに、
ペットボトルでけん玉を作って遊びました。
ペットボトルのふたを開けたり閉めたり、
大きさの合うふたを探す過程で、手首の回旋が
かなりできました。

家に持って帰ることで、家でも遊んでもらうことを狙います。
指導時間だけではなく、日常での遊びの中で伸びることを期待して。
「宿題」というと重みがありますが、「遊び」なら楽しくできます。

身体全体の協調運動、目と手の協応運動など。

書字の運筆の運動の前に、この段階がフィットする子がいます。

子どもをカリキュラムに合わせるのでなく、
カリキュラムを子どもに合わせる。
まあ、個別指導だからこそできることですが。

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


言語通級教育士資格認定試験8 個別の指導計画

正しいのはどれか。

①「個別の指導計画」とは、乳幼児期から学校卒業後までを見通し、教育、医療、保健、福祉、労働等の関係機関が連携協力するためのもの。

②「個別の教育支援計画」とは、「個別の支援計画」を教育機関が中心になって作成したものをそのように呼び、概念としては同じもの。

③「個別の指導計画」とは、生育歴情報や、関係機関の情報なども含め、指導目標や指導内容、方法等を具体的に記した指導計画である。

④「指導目標」は、どの子にも当てはまるように抽象的な方が良い。

⑤「目標」は子どもの視点で、「手立て」は指導者の視点で書く。


A ①、④
B ②、⑤
C ③、④
D ④、⑤
E ①、⑤

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へにほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


【教材紹介】キャノン ペーパークラフト

最近は、工作ネタばかりですが。

キャノン ペーパークラフト
http://cp.c-ij.com/ja/contents/1006/

先日は、ブーメランを作りました。
特に切り方が丁寧である必要があるので、
少しハイレベルかもしれません。

が、やはり作って良かったなあという子がいます。

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へにほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


言語通級教育士 資格認定試験7  指導について

(指導領域)

指導について、正しいのはどれか。

①特別支援教育の対象とするには、医師の診断が必ず必要というわけではない。
②限られた時間の通級指導では、予め計画された系統的な内容に忠実でなければ、効果が上がりにくい。
③ある検査で「発達の偏り」が見られる時は、「偏りを埋める指導」が第一選択として重要である。
④系統的な指導方法を用いても成果があがらないのは、子どもの特性の問題であり、系統的な指導自体には問題がない。
⑤指導には、能力の底上げを図る「ボトムアップ型」と、全部ができなくても将来に必要なことをピンポイントでできることをめざす「トップダウン型」がある。


A①、④
B①、⑤
C②、③
D②、④
E②、⑤

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へにほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


すくすく子育て

http://www.nhk.or.jp/sukusuku/program/index.html

再放送 7月9日金

言語聴覚士 中川 信子先生にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


言語通級教育士 資格認定試験6 ソーシャルスキルトレーニング

対人関係に困難のある小学2年生男児に行う週1回のソーシャルスキルトレーニングについて、適切なのはどれか。

① 日常生活から遠い内容を扱う。
② 日常生活に近い内容を扱う。
③ 系統的、体系的な内容でなければならない。
④ 教室の指導だけでは成果が上がりにくい。
⑤ 個性の全く異なる子ども同士をグループにすると良い。


A ①、④
B ①、⑤
C ②、③
D ②、④
E ②、⑤

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


【教材紹介】 びゅんびゅんロケット


幼稚園のお祭りの工作は・・・。





既に持ちネタでした。

傘の袋ロケットで、力の調整力を

飾りをつけた方が、明らかによく飛びます。


DSCF1044.jpg










小さい子もいますから、飾りは初めから切っておいて、
両面テープも予め貼り付けてありました。

通級指導では、
子どもによって、準備の段階を変えることで難易度が調整できますね。

また、使う物はきれいにトレーにまとめられているのも、
構造的でとてもわかりやすい。




作り方の説明書が実にわかりやすい。
イラストが添えられていて、完成後がイメージしやすい。
もちろん、完成品もそばに置いてありました。
構造的なイメージが描きにくい子や、
いつ、どうやったら、どこまでやったら完成なのかの
見通しがとれなくて不安になりやすい子には
とてもいいと思うのです。

私は絵が下手なので、なかなかできませんが。


 *

さて、教室では。
ある通級児童にとっては、作って遊べて本当によかったなあと思いました。

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


【教材紹介】 つくってわくわく

http://www.nhk.or.jp/kids/tukutte/

ノッポさんの「できるかな」の後継の番組です。
たまに、小学生低学年、時には高学年の通級指導にも
使える工作が披露されることがあります。

手先の巧緻性はもちろん、作成後に遊ぶことで、
人付き合いのスキルや、ルール理解、
もっと本質的には「楽しさ、安心感」の土台が必要な子に。


通級指導で工作を行うときは、以下の条件が大切だと思っています。

1)工作完成後に、遊べるものであること。
2)工作後の遊びも含めて、1回の指導時間内にできること。
3)お持ち帰りするとき、カバンに入れられる程度の大きさであること。
4)材料費がほとんどかからないこと
5)家でも自分で作ってみたいとき、おおむね自力で作れること。
 また、親子のコミュニケーションに役立つこと。
 
うちの学校は自校給食方式なので、
段ボールや空き缶などの材料がタダで手に入ります。

また、ペットボトルなど、資源ゴミからちょっと頂くことも可能。

夏祭りの季節になり、幼稚園でも夏祭りがあります。
ここでも、指導のネタがたくさんあります。

wagomu.jpg








とりあえず、昨日のワクワクさんでやっていた、輪ゴムを使った工作。
本にはさんで開いたらとび出す、お菓子の箱を開けたらとびだす。

このほか、すぐできる輪ゴムでっぽうと、射的ゲーム。

こんな単純なものでも、我が家ではかなり盛り上がりました。

補強、補強で、見栄えはかなり良くないですが。




にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へにほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


巡回相談は予算削減


だそうです。

昨年度なみの巡回相談件数をこなすのは難しいとか。
赴く相談員の数を減らして対応することも考えるとのこと。

本当は、専門家チームの検討後、報告書の送付ではなく、
直接学校に赴いて、詳細に説明すべきだ、との意見もあったのですが。
予算上、それも厳しいようですね。

各市町村に特別支援教育連携協議会ができているところには、
赴かなくても良いのでは、というのが予算削減の理由とか。

でも、各市町村のそれは、ほとんど形骸化して、運用はされていない現状。
活性化のための方略も話し合われたのですが、
結局は、システムの問題というよりは、人の問題に帰結するのでした。



IEPの100%作成率達成、という目標については、
参加者から厳しい意見も。
私もそう感じたのですが、作ることが目的ではないわけです。
IEPは。
連携の表れの一つにすぎないのであります。
参加したSTの臨床実習生も、その点に違和感を持ったようでした。
やっぱり外部の視点は大事ですね。



毎年同じ議論をしていて、次年度には引き継がれていない現状。
教育行政は、上からの指示通りにやらなければならない硬直性が強い。
現場の意見によって柔軟に、ということが難しい。

その立場もよくわかります。
ならば現場の私たちが、柔軟な運用の姿を具体的に実践で
示していくことなのでしょう。

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


言語通級教育士 資格認定試験5 構音の掘り下げ検査


アセスメント領域

ラ行がダ行に置き換わっている子への掘り下げ検査で、正しいのはどれか。
① まずラ行を掘り下げる。
② まずダ行を掘り下げる。
③ 単語レベルを掘り下げれば良い。
④ ラ行の正音は聞かせてはならない。
⑤ ラダラダラダと交互に言わせてみる。
 

A ①,②
B ②,③
C ③,④
D ④,⑤
E ①,⑤

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


言語通級教育士 資格認定試験 4 「各種検査」

アセスメント領域

各種検査は「標準化され、信頼性と妥当性のあるもの」を
選ぶことが重要である。
次の検査のうち、「標準化」されているのはどれか。

①WISC-Ⅲ  ②K-ABC  ③DN-CAS
④田中ビネー知能検査Ⅴ  ⑤NCプログラム
⑥バウムテスト
⑦森田式読み書き検査(音読、視写、聴写)


A ①②③④
B ②③④⑤
C ③④⑤⑥
D ④⑤⑥⑦
E すべて

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へにほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


言語通級教育士 資格認定試験 3 「行動観察」

アセスメント領域

1 「行動観察」について、正しいのはどれか。

①アセスメントにおいて、まず大切なのは「行動観察」であり、各種検査は補助的なものである。

②「行動観察」でひとつでも特徴的な行動が見られた場合は、その特徴を指導対象にすべきである。

③特徴的な行動は、別の条件下でも生じるかを確認することが大切である。

④会話のキャッチボールがある程度できていたり、たくさんの知識を多語文で流ちょうに話すことができたりしていれば、言語発達に問題はないと考えられる。

⑤「行動観察」では、評価者が子どもに関わることで、行動が変わることのないようにしなければならない。


A①、③
B②、④
C③、⑤
D④、①
E⑤、②

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へにほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


特別支援教育に生涯をかけるこころざし

を持っている方は、何とも言えない「気」をかもしだしています。

他者の痛みを自己の痛みとして感じ取るこころざしのある方は、
なんとも言えない温かさ、優しさ、ゆるし、に満ちあふれています。

そうした志を持つに至るワケがあり、人生のドラマがあるのでした。

そうした支援者が増えていくことを願っています。
自分自身も含めて精進していきたい、と思います。

痛みこそは、未来からの呼びかけ、と思うのです。

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へにほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


用語をめぐる問題

KAZ先生のEdu Blog

通級担当としても、要チェックのブログです。
今回、表記、用語について記事が載っています。

当事者、関係者でもある私は、「障害」でも「障碍」でも、
特にこだわりはありません。

「碍」の方がいいよというお話しも伺いますが、
平安時代には「障碍(しょうげ)」と読み、
「碍」には、「悪魔が邪魔をする」という意味もあるとか。

なかなか難しいですね。

ところで、昨日から「臨床実習」が始まりました。
職員室には「教育実習」と板書が。
教員免許を取るために実習に来る、受け入れるという経験しか、
ほとんどの先生方はしていませんから、
その概念でとらえるわけです。

厚生労働省の通達は「臨床実習」が正解ですが、
ことばの正確さというより、概念をいかに正確に
伝えていくか、これからも試行錯誤です。

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


アセスメントと指導研修講座

の担当をさせていただきました。

主訴をもとに、どのような情報収集が必要かをグループごとに発表し、
次に、示されたアセスメント情報を元に
1 通級指導では何をすべきか
2 学校や保護者へお伝えすることは
について、さらにグループで話し合いました。

最後に私から、実際の通級指導事例を教材紹介を交えて発表しました。

すばらしそうな内容ですが、これを60分間の枠で行うということ自体、ちょっと無理でした。
企画段階での反省点です。

あらゆる段階で消化不良を呈してしまいました。
アセスメント情報からいきなり指導方法にいくのではなくて、何が問題なのかという「問題の仮説」の設定の段階が必要なのでした。

アンケートは厳しめの内容が出てくるのではないかと想像しています。

ただ、最後の教材紹介の時は、参加者の盛り上がりはかなり強かったのでした。

やっぱりそうなってしまいますね。

でも、アセスメントの重要性は少しは伝わったかなとも思います。

特に、矛盾した情報がある場合に、なぜ矛盾するのかを考えることが、指導の手がかりになります。

たとえば、WISC-3の「注意記憶」は高いのに、DN-CASの「注意」はとても低い、ということがなぜ起こるのか。

簡単な視知覚課題ができないのに、なぜ視知覚検査はパスするのか。

そして、関係者によって、なぜ見立てがこんなに違うのか、などなど。

それらを深く検討する中に、答えがあるわけです。


ちなみに、導入時のアセスメントのクイズで、以下を出しました。




「一番大切」というより「まず大切」の方が正確でしたが・・・。

ここのブログをいつもご覧になっている方には、正解はどれか、
すぐにおわかりいただけると思います。

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へにほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


言語聴覚士の卵と特別支援教育体制推進事業

今年来る言語聴覚士臨床実習生は、
特別支援教育体制推進事業や地域の研究会、
校内のことばの教室の啓発研修にも参加が可能な、
実にタイミングのよい時に来ます。

そうした色々なつながりを経験し、
学校教育にも明るいSTになって欲しいと願っています。

「超」忙しいので、今日はこの辺で。

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


「系統的な指導方法」の前に、「子ども理解」を

いろいろな方からご相談頂きます。
そこでいつも思うのは、その子へのぴったりの指導方法は、情報がなければ私にはわからない、子どもを理解することの中に答えはある、ということ。

行動障害の背景として、脳機能を疑うためには、その前に色々な情報整理が必要かと。
すなわち、

朝ご飯は食べてきているのか。
睡眠はとれているか。生活リズムはどうか。
家族内力動はどうか。
習い事は負担になっていないか。
脳機能以前に、視力、聴力、その他感覚器官はどうか。

そして、
その行動が、どんな条件で現れ、どんな条件で消失、あるいは変容するのか。

さらに、
子どもの障害の部分だけでなく、その子の日常生活全体がわかるようなアセスメントでなければなりません。
知識の専門家というだけでなく、その子の専門家に。


・「支援より、理解を」 
・指導は、アセスメントに始まり、アセスメントに終わる。
・「系統的指導プログラムの前に、子ども理解を」 
・「指導書はどこか遠くにあるのではなく、その子自身が指導書である」 
 

今度、アセスメントと指導にかかわる講座を受け持たせて頂くことになりました。
参加者名簿を見ると、半分は学校の先生や支援員、半分は幼児教育、そして医療関係者、保護者など。

子ども理解がまず大事だというのは、ことばの教室では、ウン十年前から、ずっと言われてきたことです。

何も新しいことはなく、繰り返し言われてきたはずのことです。

症状→指導方法

という単純なものではないこと。

このブログでも何度も書いているので、耳だこ、ならぬ目だこ?
ごめんなさい、しつこくて。


にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


【教材紹介】 4択クイズで読みを育てる




無料の知育ページ「キッズラブ」は、たのしいです。
ただ、画面上でクイズに挑むと、読みの苦手な子には制限時間が厳しいです。
印刷して、箱から一問ずつ取り出して回答するようにしました。

読みが目的なので、クイズの問題の中身はやさしいものだけを選びました。
問題文が読めて、読解ができれば、4択の回答はすぐにできるようにしています。
ひらがなだけなので、読みやすいです。
分かち書きはしていないので、この教材ではレベルが高すぎる場合は、別のものを。

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


かわいいペンギンのお写真

(いずれもクリックで拡大)


愛嬌がありますねえ。
ちなみに、このペンギンだけは、
観客の目の前を右へ歩いたり、左へ歩いたり、
エンドレスに繰り返していました。
サービス精神旺盛?


D1002194.jpg














この写真で、だいたいどこかおわかりの方も多いのでは。
アザラシが通るたびに歓声があがっていました。


D1002195.JPG










究極の「脱力」ですねえ。
これで舌が緊張しているということは・・・、ないこともないけど、
これぐらい徹底した方がいかも。

そして人生、こんな時間も必要だと思うのですが、なかなか・・・。

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


本当に支援が必要なのは、情報のない子ども達

一年生の授業を拝見してきました。
既に通級している児童、配慮が必要、と引継ぎのあった児童は、授業に参加できていました。活き活きとさえしていました。

ところが、本当に配慮が必要なのは、情報として入っていなかった子ども達でした。

「引継ぎ情報は当てにならない」
ということの一つの根拠になってしまいそうですが、ことはそう単純ではありません。

引継ぎ情報のある子ども達は、既に就学前からフォローを受けていました。
引継ぎ情報のない子ども達は、何らかの理由でフォローを受けられずに就学してきた可能性が高いのです。

むしろ、早期療育の成果というファクターもあるのでは。

行き過ぎの英才教育は問題ですが。

就学後の担任の先生の見立てがあって、相談につながるケースも出てきています。
家庭訪問の時期にはいつも多くなります。
担任と保護者とがよく話し合ってつながってくるのですから、相談も前向きに受けてくださいます。

ただ、通級が支援の全てではないこと、6.3%の子が全て通級するのではないこと。
限られた時間の通級指導で、学力がグンと伸びるということでなく、その子のペースに合わせた育ちをお手伝いするのだということ。
この点は確認していきたいと思っています。

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


【教材紹介】たたいて・かぶって・ジャンケンポン




正式な本家本元があるとは知りませんでした。

wikiの記事ではありますが。
たたいて・かぶって・ジャンケンポン 

安全のため、たたく棒は、紙をまるめたものを使用しました。
感覚統合のため、紙をまるめるという作業もやってもらいました。
ヘルメットは教室にないので、バインダーを急きょ使用。

ねらい

(1)もし~ならばの判断と実行する機能を育てる。
(2)じゃんけん中は棒に触らないなど、衝動性や注意の配分のコントロール。


非適用例
(1)じゃんけんの勝敗の判断がほとんどできない場合
(2)恐怖感を持ちやすい場合

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***




忍者ブログ [PR]

graphics by アンの小箱 * designed by Anne

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***