忍者ブログ
某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
ブログ内検索
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新コメント
[01/11 board]
[11/21 西村徹]
[02/23 留萌小学校ことばの教室]
[05/10 プー子]
[01/11 にくきゅう]
[11/25 なっか]
[10/26 さつき]
[10/12 赤根 修]
[08/21 赤根 修]
[05/28 miki]
[05/28 miki]
[05/13 赤根 修]
[05/06 赤根 修]
[04/15 miki]
[04/15 赤根 修]
[03/12 かわ]
[03/09 赤根 修]
[03/03 KY@札幌]
[03/01 赤根 修]
[02/28 hakarino]
[02/23 kさん]
[02/23 miki]
[02/12 suge]
[01/15 suge]
[01/15 miki]
バーコード
アクセス解析
[473]  [472]  [471]  [470]  [469]  [468]  [467]  [466]  [465]  [464]  [462

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

言語通級教育士 資格認定試験 3 「行動観察」

アセスメント領域

1 「行動観察」について、正しいのはどれか。

①アセスメントにおいて、まず大切なのは「行動観察」であり、各種検査は補助的なものである。

②「行動観察」でひとつでも特徴的な行動が見られた場合は、その特徴を指導対象にすべきである。

③特徴的な行動は、別の条件下でも生じるかを確認することが大切である。

④会話のキャッチボールがある程度できていたり、たくさんの知識を多語文で流ちょうに話すことができたりしていれば、言語発達に問題はないと考えられる。

⑤「行動観察」では、評価者が子どもに関わることで、行動が変わることのないようにしなければならない。


A①、③
B②、④
C③、⑤
D④、①
E⑤、②

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へにほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


PR

Comment
無題
答えは「A」です。

 ①については、アセスメントが「各種検査」「医師の判断」「行動観察」「生育歴情報」の4つだとしたらならば、その4つの中でまず大切なのは、「行動観察」ということになるのでしょうか。ただ、私にはまだこの「行動観察」が、そこまで大事だという、その理由付けが本当にはわかっていないように思います。

 ②は、「ひとつでも」という言葉がいけません。「いろいろな」特徴をつかんだうえで、これらの複数の特徴をあらゆる角度から分析して、その行動の特徴の意味をつかんだうえで、なおかつ、他のアセスメント「各種検査」「医師の判断」「生育歴情報」も加味したうえで、指導対象を考えていくぐらいの慎重さが必要だと思います。このことは、yaさんが先日書かれていた「アセスメント情報からいきなり指導方法にいくのではなくて、何が問題なのかという『問題の仮説』の設定の段階が必要なのでした。」にもつながることだと思います。

 ③についても、yaさんが書かれていた、「通級場面」と「在籍学級」での子どもの行動の違いを考えれば明らかです。

 ④に関しましては、今年度通級してきている子の中に、よくしゃべるのだけれど、こちらの意向をかまわずにしゃべり続ける子がいます。その内容も、妙な感じを受けることが多くて、聞いていて、不思議な気持ちになります。その子は「言語発達」が課題で通級してきています。

 ⑤については正直迷いました。でも、評価者がその場にいるだけで、行動に影響が出る場合のことも考えると、評価者が子どもの行動が変わらないように関わることは無理ではないかと思います。ですから、評価者が関わることで、どのように子どもが変化するのかを観察することが現実的だと思います。
Re:無題
ひろさん、解説書のようにとても詳しく、かつ妥当なコメントをありがとうございます! すばらしいの一言です。

たとえば、「構音障害」と言っても、診断名だけではわからない。実際に会話してみての評価が大事ですね。
読み書き困難と言っても、子どもによって違います。発達検査や生育歴情報だけでは、指導の手立ては出てきません。
実際にその場で書かせたり、読ませたりし、詳細に観察することで、指導の手立てが導かれるのでは。
【 管理人ya 2010/07/01 22:35】
ありがとうございます。
 ysさんに誉めていただけて、とてもうれしいです。迷惑かもしれませんが、自分の勉強のために書き込みをさせていただいています。お忙しいときは、お返事をいただかなくてもいいので、このまま書き込みをさせてください。
 yaさんの一文一文が勉強になっています。
 私にとっては、具体的に「行動観察」がどういうことをするのかイメージできませんでした。でも、yaさんの文章読ませていただいて、豊かにイメージできました。
そうです、yaさんが書かれていますように、例えば、「読み書き困難」の場合、発達検査や生育歴情報で、「あ~あだ、こうだ。」と指導の手だてを考えるのではなく、もちろんそれも大切なことなのですが、「実際にその場で書かせたり、読ませたりし、詳細に観察すること」の方が、もっともっと大切なことのように思います。「実際にその場でさせる」ということが私の中で1つキーワードに加わりました。「百聞は一見にしかず」です。 yaさんのコメントのおかげで、少しずつ「行動観察」の意味するところのものが私の中でも具体的にわかりかけています。
 ありがとうございました。
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
非公開コメント

忍者ブログ [PR]

graphics by アンの小箱 * designed by Anne

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***