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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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「系統的な指導方法」の前に、「子ども理解」を

いろいろな方からご相談頂きます。
そこでいつも思うのは、その子へのぴったりの指導方法は、情報がなければ私にはわからない、子どもを理解することの中に答えはある、ということ。

行動障害の背景として、脳機能を疑うためには、その前に色々な情報整理が必要かと。
すなわち、

朝ご飯は食べてきているのか。
睡眠はとれているか。生活リズムはどうか。
家族内力動はどうか。
習い事は負担になっていないか。
脳機能以前に、視力、聴力、その他感覚器官はどうか。

そして、
その行動が、どんな条件で現れ、どんな条件で消失、あるいは変容するのか。

さらに、
子どもの障害の部分だけでなく、その子の日常生活全体がわかるようなアセスメントでなければなりません。
知識の専門家というだけでなく、その子の専門家に。


・「支援より、理解を」 
・指導は、アセスメントに始まり、アセスメントに終わる。
・「系統的指導プログラムの前に、子ども理解を」 
・「指導書はどこか遠くにあるのではなく、その子自身が指導書である」 
 

今度、アセスメントと指導にかかわる講座を受け持たせて頂くことになりました。
参加者名簿を見ると、半分は学校の先生や支援員、半分は幼児教育、そして医療関係者、保護者など。

子ども理解がまず大事だというのは、ことばの教室では、ウン十年前から、ずっと言われてきたことです。

何も新しいことはなく、繰り返し言われてきたはずのことです。

症状→指導方法

という単純なものではないこと。

このブログでも何度も書いているので、耳だこ、ならぬ目だこ?
ごめんなさい、しつこくて。


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Comment
無題
今年度から初めて通級を担当することになった私としては,とても貴重なお話でした。どうしても,その子どもを見ずに,まずは症例を見てしまう自分がいます。その子をとりまく環境を含めて,その子自身を捉えることができるようにしていきたいです。「指導は、アセスメントに始まり、アセスメントに終わる。」良い言葉ですね。
Re:無題
「まなぶ」は「まねぶ」が語源だとか。つまり、人のをまねることは決して否定されるものでなく、むしろ大事なことだとは思いますが、やってみて子どもの反応をよく観察し、次に生かすということは大切でしょうね。「なわとびができないから、なわとびをやる」のでなく、「なぜなわとびができないのか」を観察を根拠に考えることが大事だと。それを積み重ねると、本に書いてあるようなものをそのままやるよりは、自分で考えてみることの大切さがわかってくるのだなあと。
「指導は、アセスメントに始まり、アセスメントに終わる。」は、何かの文献に書いてありました。どの文献だったかなあ・・・。
【 管理人ya 2010/06/23 06:08】
なぜなわとびができないのか
自分で考えてみることの大切さで思い出すのは,yaさんが言われていた,発音記号をマスターすることです。発音記号で構音を考えることができるように,努力していきたいです。
 「なわとびができないから、なわとびをやる」のでなく、「なぜなわとびができないのか」を観察を根拠に考えるというのは,また意味深です。これを構音指導で考えれば,「す」の音が出せないから,構音指導をするのではなく,なぜ,「す」が出せないのかを考えるということになります。まじは,なぜそうなるのか,観察を,アセスメントを大切にしていきたいです。
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