忍者ブログ
某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
ブログ内検索
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新コメント
[01/11 board]
[11/21 西村徹]
[02/23 留萌小学校ことばの教室]
[05/10 プー子]
[01/11 にくきゅう]
[11/25 なっか]
[10/26 さつき]
[10/12 赤根 修]
[08/21 赤根 修]
[05/28 miki]
[05/28 miki]
[05/13 赤根 修]
[05/06 赤根 修]
[04/15 miki]
[04/15 赤根 修]
[03/12 かわ]
[03/09 赤根 修]
[03/03 KY@札幌]
[03/01 赤根 修]
[02/28 hakarino]
[02/23 kさん]
[02/23 miki]
[02/12 suge]
[01/15 suge]
[01/15 miki]
バーコード
アクセス解析
[483]  [482]  [481]  [480]  [479]  [478]  [477]  [476]  [475]  [474]  [473

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

言語通級教育士資格認定試験8 個別の指導計画

正しいのはどれか。

①「個別の指導計画」とは、乳幼児期から学校卒業後までを見通し、教育、医療、保健、福祉、労働等の関係機関が連携協力するためのもの。

②「個別の教育支援計画」とは、「個別の支援計画」を教育機関が中心になって作成したものをそのように呼び、概念としては同じもの。

③「個別の指導計画」とは、生育歴情報や、関係機関の情報なども含め、指導目標や指導内容、方法等を具体的に記した指導計画である。

④「指導目標」は、どの子にも当てはまるように抽象的な方が良い。

⑤「目標」は子どもの視点で、「手立て」は指導者の視点で書く。


A ①、④
B ②、⑤
C ③、④
D ④、⑤
E ①、⑤

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へにほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


PR

Comment
お願いします。
 「個別の指導計画」とは、個々の児童生徒の的確な実態把握に基づき、一人一人の実態に応じた指導内容方法等を工夫した、継続的、発展的な指導が一貫して行われるようにするための計画です。
 これに対して、「個別の教育支援計画」とは、教育の視点から、長期的な観点で、乳幼児期から卒業後までを通じて、福祉医療、労働党の関係機関、関係部局の密接な連携協力の下に、一貫して的確な教育的支援を行う計画です。
 ということで、①と②はお互いに逆のことを説明しているので、間違いです。
 そして、「指導目標」は抽象的な表現は避け、具体的な目標にしなくてはいけないので、④も間違いです。
 ということで、正解は、③と⑤です。
 
Re:お願いします。
いつもありがとうございます。
「個別の指導計画」と「個別の支援計画」の違いはいかがでしょうか?
それと、「個別の指導計画」に、児童の実態(生育歴情報や関係者の情報)を入れてもいいでしょうか? 「実態把握に基づき」の「実態把握」は、本当に「個別の指導計画」の中でなされるものでしょうか? 
【 管理人ya 2010/07/14 17:23】
思い間違いでした。
 こちらこそ、ありがとうございます。
 yaさんからの質問によって、私の思い間違いがはっきりしてきました。感謝いたします。
 まずは、「個別の指導計画」と「個別の支援計画」の違いについてです。
 「個別の指導計画」は、学校の教育課程において、児童生徒一人一人の障害の状態等に応じたきめ細やかな指導が行えるよう、指導目標や指導内容・方法等を具体的に表した計画です。ということで、あくまでも、「学校の教育課程」における計画です。
 これに対して、「個別の支援計画」は、在学中のみならず乳幼児期から学校卒業後までを見通した視点を持って作成され、教育、医療、保健、福祉、労働等の関係機関が連携協力して支援するためのツール(道具)となるものです。
 よって、「個別の指導計画」が、在学中における計画にとどまるのに対して、「個別の支援計画」は、生涯にわたる計画です。そのため、「個別の指導計画」が学校内で作成されるのに対して、「個別の支援計画」は教育、医療、保健、福祉、労働等の関係機関が連携して作成されます。つまり、計画の対象期間と、計画を作成する主体に違いがあります。 よって、答えは、「B」です。
 それと、yaさんからの後2つの質問。
 ○ それと、「個別の指導計画」に、児童の実態(生育歴情報や関係者の情報)を入れ   てもいいでしょうか?
 ○ 「実態把握に基づき」の「実態把握」は、本当に「個別の指導計画」の中でなされ   るものでしょうか? 
 意味深なyaさんからの質問です。
 yaさんからの問いかけからすれば、「個別の指導計画」に生育歴情報や関係者の情報を入れてはいけないし、そうなると、本当の意味では、「個別の指導計画」の中では「実態把握」は行われていないことになります。でも、私には、どうしてそうなるのかわかりません。力不足です。というより、勉強不足です。
Re:思い間違いでした。
「個別の指導計画」は、「個別の教育支援計画」に基づいて作るものです。「個別の教育支援計画」には、生育歴情報、発達検査などのアセスメント情報が含まれます。したがって、「個別の指導計画」には、それらのアセスメント情報を入れる必要はなく、純粋に指導そのものの目的、手段を書く、ということだと思います。

「個別の指導計画」と「個別の教育支援計画」が混在している事例が見られるということもあり、問題にしてみました。
【 管理人ya 2010/07/16 20:03】
ありがとうございました。
 なぜ、「個別の指導計画」に、生育歴情報や発達検査などのアセスメント情報を入れないのか、その理由がわかりました。まずは、「個別の教育支援計画」が作成して、それを元にして、「個別の指導計画」を作るのだと。ということは、「個別の教育支援計画」を元にしていない、「個別の指導計画」をあたりまえのように作成してきた自分の実践は、何だったのだろうと思います。
 まさに、「個別の指導計画」と「個別の教育支援計画」をごっちゃにしていました。yaさんのおかげで頭の中がすっきりしました。ありがとうございました。
Re:ありがとうございました。
もちろん「個別の指導計画」を作成して、必要に応じて「個別の教育支援計画」にふくらましていく、と言う方向もありだと思います。
ただ、生育歴情報や発達検査の情報等はプライバシー的に高度ですので、それらの入ったものを関係者に渡すことには慎重でなければならないのでは、と考えると、それらのアセスメント情報は別紙としておいた方がいいのでしょう。
【 管理人ya 2010/07/21 19:11】
2つの方向
「個別の指導計画」は、学校の教育課程においてつくるものですから、学校内における関係者の目に触れることになります。プライバシーのことを考えると、yaさんが書かれいていますように、生育歴や発達検査のアセスメント情報は、別紙にしておいた方がいいと思います。
 また、作成の手順には、2つの方向があることも納得です。
 1 「個別の教育支援計画」 → 「個別の指導計画」
 2 「個別の指導計画」   → 「個別の教育支援計画」
 yaさんからコメントをいただけることで、自分の思考にふくらみができていくことが嬉しいです。ありがとうございました。
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
非公開コメント

忍者ブログ [PR]

graphics by アンの小箱 * designed by Anne

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***