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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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講演しても、参加者はほとんど忘れる

・メモしても、その紙をどこかに無くしてしまう。もう一度読み返す可能性は低い。
・うなづいて聞いて下さっても、実はほとんど理解されていない。
・知識は身についても、実践の場と結びつかない

これらは、これまで何度も経験してきたことです。
一方的に人の話を聞くということが、いかに難しいことか。

だから、研修は、OJTと、ケース会議を柱にしていくべきだと思います。
ただし、経験の浅い先生ばかりでグループを組んでも、正確なアセスメントと指導に結びつけるのは難しい。
経験の長い先生が主導していくことが、やはり必要。

ちょこちょこと、講演依頼が入ってくるのですが、地に足のついた研修になるように。

「○○の指導をどうしたらいいですか」の質問には、事前のアセスメントを徹底していきます。


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虐待を受けている子の症状

不安 
1)認知的、情緒的症状~大人の顔色をうかがう
2)身体的症状~発汗、胸や腕の痛み、頭痛、嚥下困難

→嚥下困難と虐待との関係は昔はわからなかった

うつ
1)気分症状~希望のなさ、孤立感、気分易変など
2)認知症状~低い自己評価、自責的、など
3)身体的症状~睡眠の障害、疲れやすい、食欲の低下、など

ストレス症状
1)PTSD~解離症状、ファンタジー、反応の麻痺、覚醒亢進
2)ホルモン分泌への影響、など

atkinson et.al、2003



思ったより、被虐待による表現型は多様なのでは。
一見問題のない家庭でも、実は、ということが多い。

子育て支援の充実を。
ためらわずに通告を。


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合理的配慮と障害者差別解消法

高校受験での配慮がされる事例が出ているようです。
また、大学入試で、医師の診断をつけたとしても、
高校受験や定期テストで合理的配慮を受けた実績がなければ、
認められない。

一方、障害があってもなくても、違法なことは違法なこと。
検討すべき課題はたくさんあるようです。


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指導方法の前に、子ども理解を

何度でも書きます。

具体的な手立ての前に、子どもが学校で、家庭で、地域で、どんな想いで暮らしているのか。
詳細なアセスメント情報の中に、答えはあります。

学校では見せない、本当の子どもの姿が、そこに。

通常学級担任の先生に、新たなアセスメントの視点を提供させて頂く。

それがかかわりを変えるきっかけになるわけです。

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何年生だから、ではなく、その子の発達に合わせる

  • 乳幼児期(誕生~18ヶ月頃)行動としてのまとまりのない状況から、歩行までの移動や言葉でのやりとりが可能にある。

 

  • 幼児期(18ヶ月頃~6歳頃)大人の支援を受けつつ、生活や遊びを通して、生活と活動の基盤を身につけ、人格の基盤を形成する。

 

  • 児童期(6歳頃~13歳頃)思考や推理などの知的能力が飛躍的に発達し、自律的な自我意識をもつ人格を形成する。

  • 青年期(13歳頃~20歳頃)子どもでも大人でもない時期であり、心理的また社会的自立をめざす、自分は何者で、大人としてどのように生きるかを考える。

同年齢の標準に近づかせるため、ではなく、その子にとって必要な発達の段階に合わせること。

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心の育ち

遊びが大事。「心の育ち」という新研究主題は、新しい先生へのわかりやすさも意識している。ただし、その意味するところは実はとても深い。発達という視点だけではない。だからこそ大事。見えないものこそ大事。発達障害通級が増えているが、どんなそだちをしてきたのかの視点が抜け落ち、勉強や見た目の行動にばかり目を向けていないか。


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発達障害ブームで、構音指導は下火

構音指導の必要がないケースもあるが、必要なケースもある。
発達障害vs構音障害の図式ではなく、一人一人の教育的ニーズに合わせるのが特別支援教育。
そして構音指導するからには、科学的根拠に基づかなければならない。
保護者の求め通りにするのが構音指導ではない。
構音指導には、指導する音の順序、方法がある。

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視覚失認

視力検査などでは正常なのに、特定の事物に対する特定の視覚反応に困難を示す。

網膜や視神経の水準ではなく、大脳皮質の水準

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「様子を見ましょう」「そのうちよくなります」はやめましょう

構音は自然に改善するタイプとそうでないタイプ、混合している事例もあります。
だんだん改善しているから、そのまま様子を見ましょうというアドバイスをするならば、科学的根拠を持って話して頂きたいのです。
もし不明な場合は、まずことばの教室に相談を、と勧めて頂きたいのです。

吃音も同様です。

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発達障害の知識だけでなく

精神疾患の知識も持っている必要があります。
子どもの精神疾患、実は多いと思っています。

わかりやすい授業ということだけでは、対応不足です。


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SSTで、どうしたらいいか、どういう言い方がいいかなんて指導を

することがありますが。
でも、何がいいかなんて、個別場面で違う。
どうすべきか、の前に、自分はどうしたいか、が先のはず。

無理して仲良くしなくていい場合だってある。

謝れば許す、という単純なものでもない。

幼児期は「ごめんね」「いいよ」でいいかもしれないが。

そして、怒りが全て悪いというわけでもない。
「怒りのコントロール方法」とか、アサーショントレーニングも大事だけど。
その前に怒りの背景を見ることの方がはるかに大事。

怒りをコントロールするのは、しようとするのは、指導者ではなく、本人自身。

指導者がその指導をする前提を見直すことが先。


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遊戯療法の基本原理

・子どもの問題解決能力を信頼し、尊重する
・治療の進展を急かさない


アクスライン,V.M.(1947)より
一部抜粋

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遊びと遊戯療法との違い

遊び・・・子どもに対する大人は、自分の子ども観で対応
遊戯療法・・・子どもに対する大人は、ある考えや理論に基づいて対応


ただし、童心に返って遊ぶ。
が一番大事なのかなあと。



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wisc-4の解釈説明資料完成

説明は端的に短く、と言ってもイメージがわきにくい。
そこで、疑似体験を含めた一般向けの資料作成。

使うことで、説明を受けた保護者の反応が一変しました。

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児童虐待防止法ではなく、子育て困難支援法

杉山先生の主張です。
親権停止、逮捕というイメージが強いですが、実際には、子育て支援という視点がとても重要だなと。
親や教師にも発達凸凹、トラウマがあると、それだけ他人の支援が大切だし、支援を求めていい。
決して恥ずかしいことではない。




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校内委員会は

メンバーが大切。

基礎知識がある人が集まるなら有益。
でも、そうでないならば、かえって開かない方がいい。
危なかしくて、見ていられなかった・・・。

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衝動性の強い子に「なぜそうしたの?」は酷な質問

その行動の評価を本人が一番わかっているならば。
考えさせる指導よりも、即時強化の方が大事。

「なぜ」は、誰にもわからない。



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「自閉症」=SSTではない

2次的な障害(心理的な障害)がみられる場合は、まずそのことへのケアが先。
小手先の人付き合い技術を本人は求めているのか。
求めるようになるまでのプロセスこそ大事。
子どもの興味関心に合わせて、そこから広げていく。
それは、自閉症であろうと、なかろうと、大事なこと。




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支援者の私情

どうしても自分を投影してしまうことがあるでしょう。
組み合わせを替えてみるなどして。

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特別支援教育は特別なことではない

子どもの気持ちを翻訳してあげること。
大人の視点で、何か技術を身につけさせること、だけではない。

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環境音認知と語音認知とは別である

電車の音がわかるかな、という課題は、かなりやさしい問題。
その子の言語発達年齢にフィットした指導なのか。

きくきくドリルには、そうした内容も含まれている。

でもそうした教材を使う前に、子どもの実態はどうなのか。

電車や海の音などの環境音認知と、「デンシャ」、「ウミ」などの語音認知は、
最終的に同じ物を同定するとしても、認知に至る機序は全然別物。

どの部分を育てていくのか。


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ことばの教室=発音の教室というイメージが強すぎる

逆に、学習面しか見ない教室もありますが。
両極端。
「ことば」をコミュニケーション全体として。
「ことば」とは「伝える」ものではなくて、「共有する」もの。

聞く力が弱いから、きくきくドリルをやりましょうだとか。
自閉症だから、顔の表情を読み取る練習をしましょうだとか。
偏りがあるから、偏りを埋めるプログラムをやりましょうだとか。

あまりにもマニュアル主義。

校務分掌の仕事は一生懸命で、肝心の通級指導の準備は付け焼き刃の思いつき。

マニュアルを探すのでなく、同じ子に関わっている人に相談を。

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本人にとってどうなのかが大事

大人の既成の「価値観」をリセットして。
既成の「価値観」は、時代や場とともに変わる「共同幻想」。

本人の想いが一番大事。




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本物の支援者

耳が聞こえにくくなったとき、

「音楽が聴けないなら、海の波の音を聴いたら?」
→口先だけの支援者。

話しかけるとき、雑音があったら、静かになるまで待ってくれる。
→本物の支援者



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授業参観だけで判断してはいけない

一日の一部分だけを切り取って、判断してはいけません。
面接だけで判断してもいけません。

これまでの経緯、検査などのアセスメント情報がそろっていること。


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