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物事を順序立てて処理する力の相応分に、習得している力(結晶性知能)があるということです。
ただし、継次処理の下位検査の中で、sとwとがある場合は、継次処理尺度自体に信頼性が低くなるので、慎重な解釈が必要になってくるでしょう。
同時処理と習得度尺度間に有意差があるのか、同時処理と継次処理との間はどうかなど、検討しなければならないことはたくさんあるのでタイトルの情報だけで判断してはいけませんが。
ちなみに、
継次処理尺度>習得度
なら、物事を順序立てて処理する力はあるのに、習得する力が弱い→順序立てた教え方の工夫が必要ということになるでしょうし、
継次処理尺度<習得度
なら、順序立てて処理する以上に、身についている力があるということでしょう。
私個人は、最近あまり使わない検査ではありますが。
気をつけたいのは、認知処理過程と習得度などの個人内差にばかり注目して、生活とかコミュニケーションとかの子どものトータルな理解がおろそかにならないようにすること。
読み書きなどの学力と、生活、コミュニケーション、家庭状況とは相関していることも多く、「この情報は学力とは関係ないからカットする」なんていうやり方をしていると、「子ども理解」から遠く離れてしまうのです。また、トータルな情報がないと、指導の優先順位を間違えることにもなりかねません。
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