ハンドルネーム ya
某公立学校通級指導教室担当教員
言語聴覚士
特別支援教育士(S.E.N.S)
性別 男
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○解釈レベル3(下位検査項目間の比較)
①入力
1.言語性下位検査(聴覚)
・「知識」「理解」→長文理解の能力を必要とする
・「単語」「類似」→個々の単語を解釈する能力を必要とする
2.動作性下位検査(視覚)
・「絵画完成」「絵画配列」 →有意味刺激を解釈する能力を必要とする
・「積木模様」「符号」「記号探し」→抽象刺激を解釈する能力を必要とする
②統合
・「類似」「理解」「算数」「絵画配列」「組合せ」→推論と問題解決に関係する
・「積木模様」「符号」 →モデルの再構成に関係する
③記憶装置
・「数唱」「符号」「記号探し」→短期記憶に関係する
・「知識」「単語」 →長期記憶から事実と概念を取り出す能力に関係する
・「算数」 →長期、短期の両記憶に関係する
④出力 省略
・苦手分野の問題は疲れたり、あきらめる、身体症状に出る。
→ その子にとっての弱い部分が見える。
・下位検査の評価点で「1」がいくつも出たら、他の検査にした方がよい。
→ 全くできなくても、少しできても「1」がつく。
・下位検査で2つ以上、平均を有意に下回るのがあれば、共通する弱い能力があるか調べられる。共通する能力がなく、単独の下位検査のみ落ち込んでいるなら、その課題独自の能力を考えてみる。
・K-ABCを実施していない場合、「同時型」「継次型」を推測する
継次系下位検査 「算数」「数唱」 「符号」 の評価点の平均と
同時系下位検査 「絵画完成」「積木模様」「組合せ」の評価点の平均との差が、3以上の場合は有意な差が推定される。
・ワーキングメモリ 3点セット 「数唱」「符号」「記号探し」