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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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NHK「クローズアップ現代」の感想

特別支援教育の年間予算について、
イギリスの紹介がありました。

イギリスの特別支援教育年間予算     約7,000億円

比較して、日本の来年度予算は・・・。
日本の特別支援教育平成21年度予算       8億4,300万円

額だけを単純比較はできないでしょうが、
それにしても違いすぎですね。

漢○○定の豪邸に6億円かかったそうですから、
日本の今年度の特別支援教育の予算とほぼ同じです。
国全体で、お金の回し方が何か違っているのでは。


番組では、学校現場の限界がその通りに報道されていて、
説得力を感じました。

ただ、日本でも授業のちょっとした工夫だけでも、
発達障害以外の子にも有効という学校の紹介も。

例)
・授業の流れを予告することで、安心させる
・文字を書いたカードを頻繁に使う
→四捨五入で切り捨ての時、 
「ぽい!」というカードと「悲しいイラスト」を貼る。

授業場面に映っていた先生の話し方のテンポ、
工夫は、一部しか見ていませんが、なかなかよかったです。


まあ、授業の工夫だけでは足りない事例も多いですがね。
私の経験上。
でも工夫しないよりは、した方が良いでしょう。


予算は足りないけど、
親の会が学習支援員の養成を始めようとするなど、
民間レベルでのサポートも始まっているようですね。
期待しています。
私も何かできることがあれば、と思いました。


番組の結論は
「社会の理解がカギ」
予算をつけるには、やはりそこだということ。

特別支援教育は、予算的には冬の時代を迎えたと言われますが、
最後はやはり国民の理解でしょうね。
とても大切なことだとわかって頂くこと。

このブログも、理解、啓発の一助になれば。

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Comment
無題
おはようございます。「クローズアップ現代」見ました。確かに予算がもう少し多かったら、苦労している子供たちが、楽になることも多いかと思います。特別支援教育が始まったにもかかわらず、特別支援の考え方がまだまだ浸透していない、特に、教育委員会や管理職など、指導する立場にある方々は理解していただいているのかと、疑問に思うことが多いです。それに加えて、現場の教師は忙しすぎますよね。担任の先生方は、一人ひとりの子どもにじっくり向き合う時間がないのが現状ではないでしょうか。担任をしながらコーディーネーターもされているようでは・・・。子どもの側に立った支援をするためには、現場の先生方の気持ち、時間、仕事内容にゆとりが必要なのだと、心ある先生の多忙さを見て、感じています。
 さて、小学6年生のお子さんの構音指導に関して、先生にご相談があります。ことばの教室に通級しています。聞き取りの難しさ(WISCでは、VIQ>PIQで、聴覚処理の問題は出てきていませんが、ラ行トダ行の混同があります。音韻認識はOKです。)や協調運動等の未熟さによるものだと考えられます。発語器官の協調運動はだいぶ改善してきて、2学期頃より音読レベルではおおむね正構音が出すことができ、聞き取りやすくなりました。しかし、会話レベルでは、早口になってしまい、発音にあいまいさが見られます。ゆっくり話すように言葉をかけた時は、自分の発音にも意識を向け、ゆっくりはっきり話すことはできます。
 もうすぐ中学校に進学します。「会話レベルでの発音のあいまいさ」を残したまま、卒業させることに申し訳なさを感じます。
 会話レベルまで、汎化させることが難しい子供さんが多いのですが、先生はどのようになさっていますか?
 つい先日の「構音指導」の研修会で、教育大学のSTの教授から、「早口は治らない。無理。」と言われてしまいました。
 お忙しいなか、申し訳ありませんが、アドバイスをお願いいたします。
特別支援教育の予算
文部科学省の来年度予算は、ここですね。
http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/index.htm

また、日本発達障害ネットワークは、予算も含め、以下の要望を行っています。
http://jddnet.jp/index.files/coener2_2.htm

お国柄が違うので、いちがいに他国と比較で優劣を判断するのは難しいですね。予算増だけ唱えて、でも何もしないというスタンスも、確かに世の中の理解を得るのは難しいですね。今は過渡期ですがら、予算配分したら成果がある、という確証も必要でしょう。

ただ、予算については、特別支援教育だけでなく、およそ教育、子育てを国民はどう考えるのか、という大きな枠組みでとらえる必要があると感じています。その大切さを一番知っているのは、子育てに実際に携わっている方々ですよね。つまり、一番知っている人がその大切さを実践しながら、条件についても訴え続けるのは、義務なのだろうと思っています。

本当に、子どものためになるなら、「心ある先生」のところに厚く予算配分されるといいですね。

早口については、別立てで記事にしますね。
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