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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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間違いだらけのWISC解釈 2

*****************************

間違い その2 「全IQ」

WISCで、

全IQ    93
言語性IQ  65
動作性IQ 125


と出ました。
曰く
「全IQが93ありますから、心配は何もありません」

*****************************

考察

この事例は2つの点で問題があると思います。

1 IQだけで「心配はない」と判断していること。
  実際の子どもの様子、関係機関の情報収集と合わせて
  判断することが重要です。

2 言語性IQと動作性IQとの間に差が大きい場合は、
 全IQはほとんど意味がない。


他に下位検査間の解釈などいろいろありますが、この辺で。

一つ言えることは、検査結果を解釈するには、
その器具を実際に使って何度も検査を経験し、
検査の内容を熟知しておいた方が、
より正確な解釈ができる、
ということだと思います。


さて、こうした解釈の間違いの以前の問題として、
採点の仕方、計算の仕方に誤りがないでしょうか。

以下のページにはパソコンで計算できるソフトがあります。
手作業で計算するのが本来ですが、
パソコンを使えば間違いは減るでしょうね。
http://snekagawa.hp.infoseek.co.jp/kensyu.html

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Comment
心理検査のデータをそのまま伝えることは
私の場合はまずありません。正確に理解している方は、一般の方はもちろん、支援者側でもまだまだ少ないですから。それは私も含めてですが。
アセスメントの基本である「行動観察」が抜けて数字が一人歩きする危険性を感じています。
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