CDラジカセのボタンを適当に押しても鳴らないので、
「鳴らせ」という意味のことばを「あー」や泣き声で要求します。
「このボタンを押すんだよ」とボタンを指差しして見せましたが、
適当にボタンを押し続けます。
ところが
「この指でこのボタンを押すんだよ」と
指示すると理解して実行できたのでした。
音楽がなって喜びました。
実は2週間前に同じ指示を出したときには分かりませんでした。
成功体験を積むうちに、たくさん並んでいるボタンのどれを
押したら良いのかが分かってきて、ヒット率100%になりました。
正確には、ボタン一つ一つに意味があって、特定のボタンを
押すと、望みの音楽が流れる、という一対一対応の理解ができた、
ということでしょう。
要求するときは相手の顔を見るようになり、
要求がかなわないときは、相手のところまで近づいていき、
声を出す、という行動もだいぶ確実になってきました。
子どもの要求することを利用して関わりを育てる。
(利用、という表現も人為的で、実感とはちょっと違いますが)
クンレンではなく、生活文脈に即して。
達成したら報償、といってもわざわざ用意する報償ではなくて、
要求がかなう、という自然な形で。
特に小さい子、配慮の必要な子には大事だと思っています。
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