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積木を2つ重ねる 1:6-1:8
鉛筆でぐるぐる○を書く 2:0-2:2
まねて直線を書く 2:9-2:11
まねて○を書く 3:0-3:3
十字を書く 4:0-4:3
紙飛行機を自分で折る 4:8-4:11
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発達の観点は、「遠城寺式」から引用したものです。
今、「読み書き困難の評価と指導」という講座の資料を作っています。
資料を読み返して改めて感じたのは、
発達障害を理解するには、まず発達を理解することだということです。
トシで、細かい数字を覚えられない私は、どんな力が何歳までに習得されるか
ということはまず記憶できません。
時々、見返す必要があります。
ただ、数字よりも、発達が一般にどのような順序で進むかと言うことは
しっかりイメージできることが、正確な見立てと指導につながる、
ということを改めて感じています。
「積木を2つ重ねる」は、一歳半健診でも使われる観点ですね。
思い出してみると、我が子も鉛筆で単なる殴り書きからはじめ、
やがてぐるぐる書くようになり、○を書けるようになりました。
交わった線の視覚的認知が弱い子は、交わった部分が欠けて見える
場合があるようですが、通常の発達では4歳代前半に書けるのですね。
幼児の年中さんです。
これらの能力のどこでつまづいているのかの把握が、
指導を適切に行う上で重要です。
そして私はいつも思うのですが、
できないからといって、前から引っ張って何とか年齢なみの力に
してやろうということではなくて、
その子の発達ペースに寄り添い、
その子がよいしょとジャンプしたときに、
横から軽く体を支えてあげるぐらいがちょうど良いと思うのです。
先輩の先生がいつもおっしゃっていたこと。
その子にとっての
「適時、適切、適量」
だから、発達年齢の表を見て、
「この子は、何歳代の課題ができないから、できるように」
ではなくて、
「この子は、今何歳代の発達段階だから、指導をそこに合わせよう」
ということです。
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