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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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文字の読み書きの土台 1 書く運動の発達


***

積木を2つ重ねる     1:6-1:8
鉛筆でぐるぐる○を書く  2:0-2:2
まねて直線を書く     2:9-2:11
まねて○を書く      3:0-3:3
十字を書く        4:0-4:3
紙飛行機を自分で折る   4:8-4:11

***

発達の観点は、「遠城寺式」から引用したものです。

今、「読み書き困難の評価と指導」という講座の資料を作っています。
資料を読み返して改めて感じたのは、
発達障害を理解するには、まず発達を理解することだということです。

トシで、細かい数字を覚えられない私は、どんな力が何歳までに習得されるか
ということはまず記憶できません。
時々、見返す必要があります。

ただ、数字よりも、発達が一般にどのような順序で進むかと言うことは
しっかりイメージできることが、正確な見立てと指導につながる、
ということを改めて感じています。


「積木を2つ重ねる」は、一歳半健診でも使われる観点ですね。

思い出してみると、我が子も鉛筆で単なる殴り書きからはじめ、
やがてぐるぐる書くようになり、○を書けるようになりました。

交わった線の視覚的認知が弱い子は、交わった部分が欠けて見える
場合があるようですが、通常の発達では4歳代前半に書けるのですね。
幼児の年中さんです。

これらの能力のどこでつまづいているのかの把握が、
指導を適切に行う上で重要です。

そして私はいつも思うのですが、
できないからといって、前から引っ張って何とか年齢なみの力に
してやろうということではなくて、
その子の発達ペースに寄り添い、
その子がよいしょとジャンプしたときに、
横から軽く体を支えてあげるぐらいがちょうど良いと思うのです。

先輩の先生がいつもおっしゃっていたこと。

その子にとっての
「適時、適切、適量」

だから、発達年齢の表を見て、
「この子は、何歳代の課題ができないから、できるように」
ではなくて、
「この子は、今何歳代の発達段階だから、指導をそこに合わせよう」
ということです。

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