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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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通常学級でうまくいかないから通級にお願いするのではない


甲南第一小学校通級担当の小西喜朗先生は、
『LD&ADHD 4月号』(2007、明治図書)で、
次のように述べています。

(以下、引用。改行位置変更あります)

*****************************

p28
まず通常の学級でできることを考え、
その下支えとして通級があると考えて欲しい。
(中略)
6.3%の子どもすべてに通級が必要と勘違いされないように、
個別の指導計画をしっかり立てる必要があります。
 
p29
通常の学級でうまくいかないので通級にお願いするのではなく、
通級は通常の学級と車の両輪のように一緒に考えていく教育機関
であることを共通認識する必要があります。

*****************************

通級について、まだまだ、上記のような事例が見られます。
つまり、在籍学級では支援できないので、通級にお願いする
というパターンです。

通常学級での支援が難しいのはその通りですが、
ちょっとした声かけだけでも、随分違う場合があります。
そうしたことの検討がなく、通級に「丸投げ」というつながり方は、
通級制の本質から外れているし、
予後もよくない、と私は経験的に感じています。

また、文部科学省1178号通知には、以下の様に書かれています。

(以下、yaの要約。原文は文部科学省HP)
****************************

イ 通級が必要かどうかは、必要に応じ、校内委員会で検討する。

ウ 通級対象にするかの判断の際、医学的な診断の有無のみに
とらわれることのないよう留意し、総合的な見地から判断する。
 
エ 通級するまでもなく、通常の学級における教員の適切な配慮や
ティーム・ティーチングの活用、学習内容の習熟の程度に応じた
指導の工夫等により、対応することが適切である者も
多くみられることに十分留意する。

*****************************

つまり、初めに通級ありきではなく、通常学級でまず工夫できることを
模索すること、と国も明言しているわけです。

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