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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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担任の先生や保護者との「顔の見える連携」

うちの教室は、来週から通級が始まります。

これまでは校務分掌の仕事や会議、
指導開始までの準備などに
時間が追われていました。

おまけに今年は、全職員パソコンシステムの導入の
フォローなどに、かなり時間を消費してしまいました。

ブログの更新もままなりませんでした。



忙しい中でも、一番大切にしたいのは、
学級担任の先生や保護者との意思疎通。

さっそく、学級での様子を詳しく教えてくださる先生が多いです。
何十人もの子どもを受け持っているのに、
よくいろいろなことをみてくださっているな、と尊敬の気持ちです。

私ならできないかも。

子どものわずかな変化をとらえる先生のアセスメント力は
すばらしいと思うのです。

担任の先生方とお話しして、改めて気づくことが多々あります。

「ことばの教室は、しゃべることばがおかしい子が通うのですか?」
「○○ちゃん、全然ことばに問題はありませんよ」

つまり、「ことばの教室」とは、「ことば」とは
「話しことば」とイコールととらえられているわけです。

また、たくさん会話ができれば、言語発達に問題はない、
とらえてしまいがちです。

それが一般的ですし、当然と言えば当然です。

「ことばとは、コミュニケーションであり、話しことばだけでなく、
理解することばも、もっと大事」

というお話しをさせて頂きました。

また新しい先生には当然抱く疑問もあります。

「ことばの教室には、どうやって通うようになるのですか?」

つまり、通級までの手続き、つながり方についての質問でした。

1 就学指導委員会で、通級妥当と判断された子が通います。
判断されるまでには、保護者の意見、本人への検査、
専門家の意見を聞いて判断します。

2 就学後、6月の任意検査で、通級妥当と判断された子が通います。
保護者や学級担任の先生等、専門家の意見を聞き、検査結果を合わせて
判断します。

3 学級担任の先生などの気づきから、つながることもあります。
その場合でも、必ず保護者から相談依頼を直接受けるようにしています。


ここまでお話しした後で、実は他に心配な子がいる
というお話しを頂きました。

その情報だけでも、担任の先生の置かれている状況が
わかったりします。
通級児童のことで連携するには、その他の子の状況など
学級全体をとらえることも大切です。

こうしたことは、文書のやりとりだけでは、なかなかない展開です。



他校通級の在籍学級の担任の先生には、
FAXで予めこちらの都合の良い日時をお知らせし、
先生のご都合の付く時間にお電話頂いています。

こちらからいきなり電話しても、つながる確率は低いです。
学校の先生は常に忙しいのです。

先生の都合のよい日時にお電話頂くことで、
ゆったりと話すことができます。

文書を送るだけでは伝わらない。
相手の気持ちもわからない。

しかし、電話によって、子どもと担任の先生との間の
関係が息づかいとして伝わってきます。

それが、その後の連携の戦略を考える上で重要です。

そのことが、一番大事だと思うのです。


保護者にも、まずは電話等でご挨拶し、最近の様子をうかがいます。
意外な発見、子どもの変化、親御さんのお気持ちが伝わってきます。

文書を一方的に送りつけるより、双方向のコミュニケーションが
いかに大切か。

ただし、長時間話し続けてお仕事の邪魔をするわけにはいきません。
短時間で、要点を押さえてコミュニケーションするのが基本だと思います。

「顔の見える連携」
「相手を尊敬し、尊重する」

これからも大切にしたいことです。

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