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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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通級の指導目標を検討する 4

 「自分の要求を人に伝えることができる」

赤ちゃんは、おっぱいが欲しいから泣くのではなく、
不快だから泣くのですね。
ところが、
泣く→おっぱいがもらえる→快感
という経験を積んでいくことで、
いつか泣くこと自体を意図的にするようになります。
要求の始まりですね。

これは、だっこでもおむつ交換でもできるようになります。

やがて泣くことの変わりに指さしやジェスチャーでの要求になり、
ことばになっていきます。

最近うちの2歳児は「モット シテー」ということばを覚えました。
便利な言葉ですね。何にでも使えますし、一生使えますね。

また、「ゴハン シタイ」(ごはんが食べたい)、
「アンパンマン シタイ」(アンパンマンを見たい)
など、「シタイ」をつけることで要求するようになりました。

赤ちゃんは、快か不快かを基準にして、要求を覚えていきますね。

でも、要求したもの、ことが、どれだけがんばってもかなわないことがあるし、
時間がたつとかなうこともある。
何かと交換条件でかなうこともあるし、
何かをしたら代わりにかなうこともある。

同じパターンでなければ、かなったことにならないと思っていたけど、
違うパターンでも、要求がかなっているのだとわかることもある。

これらは時系列や、周りの状況などから法則性を発見していく過程でもあり、
要求することで、いろいろな場面状況を理解したり、相互のコミュニケーションを
覚えていくんだなあと思うのでした。

通ってくるお子さんの中には、自分が何がしたいのかのとらえが難しかったり、
とらえられていたとしても、要求する方法がわからないという場合もあります。

そうした子には、要求を育てるという過程は大切なのでしょう。

ただ、それらは既に通過していて次の段階という場合もあります。

発達というものをよく理解し、個々の違いに着目して、
目標を設定したいものです。

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