子どもを長い目で見て、とか、
背景を理解して、というのは当然ですが、
実は大人に対しても、とりわけ、支援者と言われる方に対しても、
同じように長い目で見ることが大事だと思うのです。
人間が人間を教育するわけですから、完璧にはいきません。
いいところを見つけて尊重し、尊敬する。
「楽しさ、安心感」が大事なのは、子どもはもちろん、
関わる大人にも言えるのでは。
どちらが正しいか、間違っているかという視点ではなくて、
あの先生はだめ教師だ、だめ親だ、と決めつけるのでもなく、
両者の関係をどう調整し、お互いに幸せになれるようにするのか、
一致点を見いだすのか、がコーディネートなのでしょう。
そういう私も腹の立つことはありますが、
時を待つことで解決することも少なくありません。
何か知識や情報を伝えることで変わるのではなく、
尊重、尊敬をもって関わらせていただくことの積み上げの中に、
関係の変容があるのでは、と思うのです。
最近、紙面だけで情報を関係者に伝えるリスクが目立ってきているようです。
関わりとは双方向であり、変容も一方だけではなく、お互いに、なのでしょう。
他人の気になるところは、実は自分自身の中にもある。
という気づきを得たとき、「あの人は」ではなく、「私たちは」に変わるのだと思います。
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