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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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不登校

いじめと、不登校についての講座を受講してきました。
メモを書きます。


不登校の原因を探しても、見つからないことの方が多い。
「だれも悪くない」

学校の先生も、親も、そして本人も、みんながんばっている。
ただ、がんばりがすれ違っているだけ。

悪い人など誰もいない。


不登校におけるストレスをダムにたとえた先生は、
「ダムに水(ストレス)がたまっているときに、
『がんばりなさい』は、あふれるダムに雨を降らせるようなもの。
まずはダムの水を減らすこと。
軽度の「学校強迫」(いつも学校のことが頭から離れない状態)
なら、休むことで改善する。


不登校の子どもは、いつも学校のことが頭から離れず、
忘れるためにゲームなどに没頭する。
夜寝るときには刺激がなくなり、自己の内部と対面することになり、
学校が忘れらず、眠れない。
だから昼夜逆転はおこる。
昼夜逆転するから不登校になるのではない。逆だ。


学ぶ意欲を失っている子に、学校の勉強をさせるのは、
ダムの水をためるようなもの。

学校の勉強も大切だが、勉強の全てではない。
生活全体で学ぶことがある。
学校の勉強をさせようとするあまり、
学ぶということの全体を萎縮させてはならない。


登校してきた子どもに、保健室に行くよう勧め、
校長室で給食を取り、無理して授業を受けなくて良いと言われ、
明日も来てくれるかと尋ねた。

一見子どものためにしているようで、
子どもの気持ちを全然聞いていない。

*********************

講師は、机の上で研究すると言うより、
日々現場に立ち会い、時間を問わず走り回っているとのことでした。

臨床家の話は説得力、リアリティーがありますね。

既知の内容も多かったのですが、実践家が語ると、
同じ内容でも印象が全然違います。

不登校もやはり、子どもの心情を内側から理解する、
子どもの生活文脈全体を感じ取る、
安心感、ということが大切だと思いました。

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