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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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WISC-3 分析表


WISC―Ⅲ分析表
 (氏名                  ) 生活年齢(  :  )
レベル
分   析
レベル1
(全体的な知的能力)
(言語性IQと動作性IQの差)
1.FIQ
2.VIQ
3.PIQ
4.VIQ  PIQ
レベル2
(群指数間の差の特徴)
VC(言語理解)       PO(知覚統合)
FD(注意記憶)       PS(処理速度) 
 
VC  PO:(  )      VC FD:(  )
VC  PS:(  )      PO FD:(  )  
PO  PS:(  ):(  )  FD PS:(  )
レベル3
(下位検査項目の比較)
・言語性平均(  )
  知(  )・類(  )・算(  )・単(  )・理(  )・数(  )
 [  ] [  ]  [  ]  [  ]  [  ] [  ] 
 
・動作性平均(  )
  完(  )・符(  )・配(  )・積(  )・組(  )・記(  )
 [  ] [  ]  [  ]  [  ]  [  ] [  ] 
 
 
 
レベル4
(答え方の特徴)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
総合的解釈
 
 
 
 
 
 
 
 

 他機関からWISCのプロフィール分析表を見せて頂くことがありますが、
「答え方の特徴」についてまで情報として頂けない場合があります。

実は「答え方の特徴」はとても重要です。

たとえば、「記号探し」は、
評価点は10で「平均」だったとしても、
「間違いも多い」(見落としの間違い、似た形の記号の見誤りが多いなど)
「記号の特徴をことばで説明しながら解いていた」
などの情報により、解釈の質が全く違うことになる可能性があります。

ひらがなの書字の際、「す」の上の部分が突き出ないなど
細かい部分に誤りが多く、自分では気づきにくい子。

でも、たとえばWISCの記号探しは10をとっている。
記号的な線の形を見比べたり、探す力は悪くないのでは。

どうしてだろうと考えた場合に、
「記号の特徴をことばで説明しながら解いていた」
という情報が決め手になる場合も。

そういえば学級でも先生が、
「見せるだけではわからず、ことばの説明を添えてやるとわかった」
とおっしゃっていた。

ひらがなの書字の際、「すの上は突き抜ける」
と言いながら書字の練習をした結果、
著しく改善したということも。

アセスメントシートを見直すと、
黙読はできないが、一端声に出して読むと理解しやすいことも再確認。

記号探しも同様で、「声に出して記号の特徴を言う」(ことでわかりやすくなる)
という反応になって出てきているでのはないか、と推測。
逆に言うと、説明抜きで、だまって取り組むと、ここまでできただろうかとも
考える。他の解釈レベルとの関連や、行動観察からも、そのことを疑う。

数値だけでは、むしろわからないことが多い、
と普段感じています。

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Comment
はじめまして
はじめまして。感覚統合で検索していてこちらを見つけました。
現在5歳の息子がおり、1年前から吃音に悩んでおります。4月から市内の小学校に月1回のみ言葉の教室に通わせてもらい、ボールプールやおもちゃで先生と楽しく遊んでいます。

息子はほかにも極度の怖がり(ブランコ、平均台、運艇など普通の遊具を怖がります)で、不器用さもあり、吃音にそれらのことが重なって本人が自信を無くしており、2か月ほど前から不安定になっています。
児童相談所に行って発達検査をしたり(異常なし)親としてもとても悩み、いろいろ調べている中で息子にはもしかしたら感覚統合がいいのかもしれないと思い始めています。

しかし、田舎故、また発達障害を持つわけではないためそういう機関、施設を見つけ通うことは困難そうで、途方に暮れています。

吃音での話しにくさは息子も感じており、不憫でなりません。

いったいどうしたらいいのか。
運動や手先の不器用さからみても、息子は何か他の子とは違う援助、アプローチも必要だと思うのにどうしたらいいのか分からないもどかしさ・・。
これから時々こちらものぞかせていただこうと思います。
Re:はじめまして
すたこさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
息子さんは1年前から吃音が始まったのですね。
ほかにも遊具を怖がったり、細かい動きにも 不器用さがあるのですね。
児童相談所では異常なしと言われたけれど、感覚統合のことがあるのではないかと感じ始めたのですね。
でも、相談機関が近くになく、または通える条件もあって難しく、家庭ではどう接したらよいのか親御さん自身も悩まれているのですね。
きっと、就学までに治るのだろうかとか、親としての接し方がこれで良いのかと日々つらいお気持ちで過ごされているのだと思います。
また、お子さん自身も不安定とのことで、能力的な問題だけでなく、お子さんの心理面でもご心配ですね。

ブログがお役に立てるかわかりませんが、これからもコメント等お気軽に。

また、吃音に関しては、全国言友会や、小林宏明先生のHPがお勧めです。既にご存じかもしれませんが、関心がありましたら。
【 管理人ya 2009/08/05 13:13】
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