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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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NHKラジオの教育相談

思えば、私はこの番組をウン十年前から聴いています。
十代の時から。
心の安らぎを得るためだったのでしょう。
自分自身の生育歴、境遇,、心身の状態とを重ね合わせていたのです。

昔から、吃音など言語に関する相談はありましたが、
昔と今の違いの一つは、
「発達障害と診断を受けています」
という相談がとても増えたことだと思います。

今もこの番組を聴いている理由は、

1 専門的知識や考え方学び、どんな相談が来ても対応できるように。
2 相談のあり方そのものの勉強になる
3 私自身が元気になるために。
 

先生方にはいろいろな方がいます。

児童精神医学に詳しい先生。
不登校やその周辺に詳しい先生
子どもの人間関係や心理に詳しい先生

など。

ただ、どの先生にも共通していることがあります。それは、


1 相談者の言うことに耳を傾けるのが主。カウンセラーは交通整理が主。
  (もちろん、番組の時間制約があるので後半は少し急いでまとめる)
2 アセスメントがとても的確→主訴の整理、周辺情報、生育歴、家族状況など、必要と思われる情報をピンポイントで選び、端的に質問している。
3 特定の主義にとらわれない。
4 他の子のことを持ち出して話しがずれていくということがない。
5 小手先の方法、技法ではなく、人間としての親身な姿勢
6 やりとりの向こう側に専門的知識、豊富な経験の裏付けがある。
7 自分の実績を鼻に掛けたりしない。
8 常に子どもの側から見た世界を感じ取ろうとしている。
9 相談者のことば遣い、プロソディー、息づかいなどから様々な情報を感じ取ろうとしている。そして共感しようとしている。

 

たまには「子ども本人」からの相談があることもあります。
素人には、
「元気で明るい話し方なのに、なぜ」
と一瞬思えるのですが、
よく耳を澄ませれば、その息づかい、微妙な抑揚の変化、そして内容の深刻度、苦しみを先生がよくとらえていらっしゃるのでした。
もちろん、私は録音を何度か聴いて初めてそれに気づくことも少なくありません。
 

私のような不勉強な人間にはなかなかできませんが、彼らの声の調子を聴いただけで、励ましを得るような気がします。そして本人からの電話の声を聴いていると、悩んでいたのは私だけではなかったんだ、とこの歳になっても思えるのです。

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