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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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側音化構音 その2

側音化構音は、呼気が横から漏れ出るのが特徴です。
グチュグチュという音が伴うことがあります。
(気流雑音)

下の図は、舌が口蓋に接している部分を示しています。
つまり人の頭の上から透明な口蓋を通して舌を見ているところです。

点点がついているところが、接しているところです。
シャ行の発音の際、舌のわき(舌縁)が接していて、
真ん中が空いています。そこに呼気圧を高めて、
舌先から呼気を出しているのが、本来の「シ」です。

ところが下図のように、舌背が口蓋に密着すると、
呼気の通り道が遮られるため、呼気は横から漏れ出ます。
これが側音化構音です。

舌の真ん中が緊張して盛り上がり、口蓋に密着するのが原因です。





だから、側音化構音の指導の最初は、舌の緊張をとることです。
舌の真ん中を平らにして(あるいは少しくぼませて)
呼気が正中から出せる環境を作ることです。

舌の緊張を取ると言っても難しいです。
舌をとがらせたり、力を抜いたり、を交互に行う、
スプーンで舌をなでて力を抜くようにする、などの
練習方法があるでしょう。
肩を思い切り上げながら息を吸い、吐くと同時に肩をおろし、
舌を少し出すという方法もあります。

このほか、「け」「く」「い」が正音の場合は、
そこから引っ張るという方法もあります。
つまり、ないしょの声で「け」と言ったあと、
「いーーー」の有声音を続けます。

これを繰り返し、素早くすると、「き」に近い音が作れる場合があります。
でも、「素早く」の段階で、舌の緊張が誘発されると難しいです。

「く」からひっぱるのも同様です。

条件は「く」「け」「い」が正音であること。
もしかするとこれらの音も歪みの場合は別の方法が必要です。

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