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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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【教材紹介】 しりとり爆弾


『構音の指導研修DVD』でも紹介した教材です。

しりとりをしながらキッチンタイマーを受け渡しし、
音が鳴った人が負け、というゲームです。

1 
じゃんけんで勝った人が、キッチンタイマーを持ちます。
音の鳴るまでの時間は、子どもの実態に合わせて加減します。

2 
単語を何か言って、相手にキッチンタイマーを渡します。

3 
相手は、語尾を抽出して、それが語頭に来る単語を言います。
つまり、しりとりです。
単語を言ったら相手に渡します。
音が鳴ったときに、キッチンタイマーを持っている人が負けです。

4 
子どもが単語を思いつかないようであれば、
 「すわるもの」→「いす」というように、なぞかけにします。
なぞかけのヒントの出し方によって、抽象概念や言語的推理の力の育成にもなります。
  
5 
語尾音が抽出できない子には、「た・ま・ご」というように
モーラ分解して聞かせ、語尾音を強調することで、語尾の抽出を助けます。

6 
同じ単語を2回使ってはいけない、というルールにした場合、
聴覚的短期記憶の参照という部分での練習にもなります。


応用としては、しりとりではなくて、「か」のつくことば、にしてみたり、
「くだもの」というようにカテゴライズを課題にしてもいいでしょう。
指導のねらいによって。


○ 適用されるケース

(1)音節分解が苦手なために、構音や文字の読み書きの苦手さに現れている場合。
  音節分解や語尾音抽出の力は、一般に4歳代後半までに身につきます。

(2)抽象概念、カテゴライズ、言語的推理の力を育てたい時に。

(3)特定の語音の構音指導が完成期となり、
会話やゲームでも正音が出せるか確かめたり、練習とする場合。


○適用されないケース

(1)音節分解や抽出の力は十分あるが、似た音の聞き分けが難しいなど、
  同じ音韻認知でも、他の要素の問題な場合。

(2)語いが著しく少なかったり、呼称が著しく弱く、教材のレベルが高すぎる場合。

(3)慌てると思考が著しく低下する場合(ワーキングメモリが弱い)

(4)この教材を楽しめない場合。

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