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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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手先の不器用さ2 

前回のこのタイトルは好評のようでしたので、第2弾。

構音にしても、文字の読み書きにしても、
感覚統合の観点でも、アセスメントと指導が大切だと感じています。

お口だけではなく、手先だけでもなく、
身体全体との関連で見る必要があるのだと思います。

粗大運動が育っていないのに、箸の持ち方だとか、
鉛筆の持ち方、靴ひもの縛り方を先に指導してしまうと、
アンバランスな発達を示してしまうわけで。

そして、感覚統合の指導には、以下のことが大切だと言われます。

・楽しいこと
・うまくできること
・自分からやりたくてやっていること
・自分から工夫したり挑戦したりすること

遊びの原則ですね。




カンポックリ。
主に固有受容系ですね。バランス感覚や、
運動企画も関係すると思うのですが。

用務員さんにお願いしたら、すぐに作ってくれました。
うちの用務員さんは、材料さえあれば作ってやるよ、
と言ってくれるやさしい方なのです。
カンカンは、給食室から出たゴミの再利用です。



これが大ヒットでした。
上手になってきたので、障害物を置いて避けて通るように。




机の天板にキャスターをつけて、簡易スクーター。
特別支援学級からお借りしました。




その上に立って、ひもで引っ張られながら、
サーフィンです。
これは、主に固有受容系と思います。




即席の触識別知覚の教材。
箱の中を見ないで、手触りの感覚だけで、
積木を見つけ、形を言い当てる。
形はわかるけど命名できない時は、どの枠に当てはまるのか
指差しで伝えてもらう。
簡単そうで、子どもによっては意外と「手応え」が。
触覚系ですね。
手先の不器用さをなげく前に、
触識別知覚のアセスメントを。




網を登ります。
公園です。
固有受容系ですか。





おまつりのトランポリン。
学校にも大きいトランポリンがあります。
私はトランポリンしながらキャッチボールしたりします。
子どもによって、ボールの大きさ、投げ方を変えたりして。



定番のブランコ。前庭系。
板書の字がノートに写せない子の中には、
首を振ったら位置関係が混乱するという前庭系に課題のある
お子さんは?


こうしてみると、感覚統合を育てる遊びは、
日常にあふれているのだと思います。
わざわざ週1回からの通級、
しかも狭くて、限られたことしかできない部屋に来て頂くのは
大変恐縮です。

しかし、構音を身体全体の協調運動と共に育てる必要があると見立てた場合、自然改善が見込まれる場合、
構音はもっと成長してからの方が良いと判断した場合などに、
何ができるか試行錯誤しています。

ただ、子どもにとって大部分の時間である、通級以外の時間を
どう過ごすか、コーディネートするかが鍵なのでしょうね。

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