「特異的LD、特にディスレキシアの診断におけるディスクレパインシーの妥当性は欠如」
読みの能力を測るには、読みそのものを検査する必要があるでしょう。
WISCだけでディスレキシアと診断(判断)することはできません。
学力と比較しても、その差異がなぜ生じるのかを見極めることが必要です。
差異だけで、ディスレキシアと判断することはできないでしょう。
他にも様々な可能性があるわけです。
そもそも、純粋なディスレキシアと判断できる子どもに、私はあまり出会ったことがありません。
17年間で1~2例ぐらいです。
詳しく見ていくと、状態としては確かにディスレキシアのようですが、ほとんどは言語発達の遅れ、言語性のLDを伴っています。
ディスレキシアは学術用語なのに、定義をよく知らず、文字が読めないからディスレキシアだ、と安直に判断してしまう事例が見られます。
特に低学年のうちは、鑑別が困難な事例の方がはるかに多いでしょう。
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