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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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長所を伸ばす「良いところカード」

「できないことを突っ込んで、できるようにする」
確かにそれも大事かもしれません。

でも、できることを伸ばす視点も重要。

「良いところカード」を実践したところ、

情緒が安定した
生活が穏やかになった
キレにくくなった
という効果が認められた子が何人もいます。

「良いところカード」とは、
通級担当、学級担任、保護者が気づいた子どもの良いところを
メモしていくものです。
三者でカードを回覧し、書き足していきます。

どんなささいなことでもかまいません。
「ゴミを拾ってくれた」
とか、
「温食のふたをしめてくれた」
など、なんでも。

他の方が書いたものを読んであげると、
うれしそうにする子がいます。

大人は良いところを見つけようと心がけて生活するので、
実は大人の子どもへの見方の変容の効果もあると思われます。

「うちの子にはよいところがない」
と嘆く親御さんにも、親子関係の改善を期待。

テストの点数が低いと言われ、
子どもが否定的に評価され続ける雰囲気の世の中に
一石を投じる効果もあるかも??。

失敗から学ぶことは難しく、成功から学ぶ方がうまくいく子がいます。
そのつもりがなくて行動したことでも、
結果として良い行動であれば、
それを支持することで、
行動が強化される子がいます。

ストレングス(強み)を活かした指導をめざしたいと思っています。


「6秒間深呼吸して、アンガ-マネジメント」
という実践もあるのでしょうが、
そもそもキレやすさの背景には、
孤独感、挫折感、自己否定感などの感情が鬱積しているわけです。
そこへのアプローチなしに、小手先のアンガ-マネジメントはないのでは、
と思っています。



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