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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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構音だけでなく、子どもを多面的、総合的に理解する

構音に置換や歪みがあるから、構音障害、ではありません。

子どもや周囲が何に困っているのか、
子どもの今やおいたちを丁寧に理解し、
最も必要な支援を考える。

「諸先輩は、構音指導に力を入れてきた」
「だからその火を消さないで欲しい」
との主張を聞きます。

でも、私が学んだ諸先輩は、
子ども理解をもっと多面的に、総合的に、です。

もちろん、構音指導にうるさい先輩もいましたが、
そんな人ばかりではありませんでした。

火を消してはならないのは、特定の指導方法ではなくて、
子どもを多面的に理解すること。

ある地域の通級児童は、構音障害の率が、
他の地域に比べ高い。

それはなぜかと問いかけると、
「寒い地域だから、舌が緊張しやすく構音障害になりやすい」

では、シベリアの人とかは、
構音障害の発生率が高いのでしょうか?

これは簡単なからくり。
LDが流行し始めた頃に、LDの診断が急増し始めたのと同じ。
ADHDが流行し始めた頃に、ADHDの診断が急増したのと同じ。
診断側の知見に左右される事実。
だからこそ、いろいろな視点で子どもを見ていくこと。

構音障害はわかりやすい。
しかし、一番大事なのは、子どもの一見しただけではわからない側面。

これは通級指導だけではなく、
あらゆる教育の全ての場に必要なことだと思います。


私と言えば、構音障害を中心に指導しているイメージがあるかもしれません。
でも実際には、いろいろな子を担当しています。

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