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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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通級による指導での教科の補充指導は、成績の向上が目的ではない



部首の組み合わせで漢字を作るゲーム「かんじー」




部首の名前を聞いてすばやくカードを取る「部首カルタ」


いずれも、漢字のパーツの視覚的認識を高める遊びです。

通級での教科の補充指導は、テストの成績を上げるとか、ましてや、ある点数を目標とするためではなく、学びやすさ、楽しさを保障するために行います。

勉強そのものが目的でなく、自分に合った方法を学ぶのが目的です。


いずれにせよ、教科の補充指導をするには、週1~3時間の従来の自立活動の時間だけでは足りない、ということは、10年以上前の学会でも指摘されています。

だから、法令上、週1~3時間→週8時間と拡張されたわけです。

従来の短い通級指導時間の中に、自立活動も教科の補充指導も、と欲張って詰め込む事例が見られます。
一度にたくさんの目標をねらいすぎて、結局何の効果も見られないばかりか、有害な指導であったり、子どもに加重な負担を与えてしまいがちです。

また、通常学級でのテストやドリルをそのまま通級指導教室に持ち込んで、指導を受けるケースも見られますが、子どもの特性や課題量に合わせた指導を前提としないなら、これは「通級による指導」の目的外使用に当たります。
それならば、わざわざ通級しなくても、通常学級で指導を受ければ良いことです。

通常学級と同じ内容、方法、到達目標、課題量を別室で行う意味があるのでしょうか?
通級は「分離別学(差別教育)」だ、と主張する向きがありますが、その主張に正当性を与えてしまう事例と言えます。通常学級で学び合うという機会を子どもから奪うことになるからです。

通級による指導は、塾ではありません。


「LDの通級については、月1回(年10回)の下限でも効果的な場合がある」と法令上は定められていますが、それは、周囲の学習環境が調整されていて、通級指導そのものよりも、コーディネートだけで効果的な場合、ということです。


http://kotobaroom.blog.shinobi.jp/Entry/252/
構音の指導研修DVD頒布受付中 ~2014年1月10日まで



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