ある構音の誤りのある子に、大きな声ではっきりと「あいうえお表」を読みましょう、というような指導は、構音指導ではありません。指導の効率性を考え、子どもの構音の実態に合わせ、指導のねらい、方法を十分検討した上で、指導する音を絞り込むことが大切です。
正しい音を聞かせても正音がすぐには出せない子に、真似をして言わせる練習を繰り返すだけというのも、構音指導ではありません。
被刺激性(正音を聞かせると、正しい音が出る)がないのに、真似させるというのは、子どもの負担を増やすだけです。また、誤った音を繰り返させるのは、誤音をかえって固定化させることにもなります。
また、舌筋のトレーニングをひたすら行うだけだったり、歯の噛み合わせのせいにして、安易に矯正歯科などの医療に丸投げしようとする事例も見られますが、本当に器質的、外科的問題が疑われるのか、教育的な判断をきちんとした上で、他機関につなげるのでなければなりません。
医療機関には、お金や時間の負担がかかります。
担当者個人で判断するのでなく、複数の教員配置のある教室では、同僚と相談しつつ進めなければなりません。
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