この公的団体の主催の研修会は、多くても20名程度ですが、今回の「通級指導」の講座は、学校の先生だけが対象で、たいした宣伝もしていないのに、30名という異例の人数が集まりました。もちろん外部講師の招聘という効果もありますが、内容(『「支援」の前に、「子ども理解」を』)をみて魅力を感じた方も多くいたようです。昨年までの指導実習形式を改め、基礎知識の伝承と、ケース会議による子どもを見立てる力の向上を図ったため、進め方は原型ととどめないほどにリフレッシュしたわけです。
かつては、出席者同士が顔見知りになることが研修会の目的の一つでしたが、それをメインにする時代は終わりました。人がつながることも大事なのだけれども、それぞれの場でいかに専門性を高めるかが問われるようになってきています。
午前の講義は諸事情で私が外部講師に代わってピンチヒッターをしましたが、予めパワーポイントを送ってくださっていたので、それをもとにお話しました。特別支援教育士の先生が作られた資料だったため、一目見て私自身が胸落ちしました。先生の意図を正確に読み取って解説できたか不安でしたが、感想をみると、わかりやすかったとの意見が多数あり、ほっとしました。CHCモデルとか、難しい話もしたのですが。
午後のケース会議も、実際的な話で良かった、ことばの教室の先生だけでなく、特別支援学級の先生も多くいて、色々観点で検討できてよかった、子どもを見立てる力をもっと身につけたい、との感想もありました。
今回は、「言語障害」「発達障害」と、障害別の班編制を予定していましたが、講師の都合により、急遽、障害別をはずして班編制を行いました。それがかえって良い効果をもたらしました。
全体としては、シリーズで何日か連続でやって欲しいとのご意見も複数ありました。
単なるお茶会ではなく、本当に力を付けたいという熱意に圧倒されました。
研修ニーズは明らかに変わってきています。
あとは人事ですね。こうした先生方が一年でも長く担当していただければ、私の役目は終わるわけです。
現状、今週は一日おきに講師依頼が。。。
言難ABCでお会いしましょう。
『構音の指導研修DVD』も持って行きます。
その場なら、送料がかかりません。
それにしても参加者名簿を見ると、言難ABCは、札幌近郊の方々は多く参加されるようですが、地方になると、2名ずつという状態ですね。
基礎知識を体系的に学ぶ場が、距離に関係なく等しく保障される必要性を感じます。
それぞれの場で言難ABCを立ち上げていかなければなりません。
また、旅費保障ももっと手厚くする必要があるでしょう。
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