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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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「親のせいでも、子どものせいでもない、心がすれちがっている苦しみ」

年末大掃除をしていたら、ある先生の名言集が出てきました。
この先生は、私が初めてことばの教室を担当したときの同僚で、
私とは一年の付き合いで定年退職されました。
この先生との出会いがなければ、私は通級担当を続けていなかっただろう、
というくらいに、私の教職人生に大きな影響を与えた方です。

親御さんから「仏様」と言われるぐらい、顔から優しさがあふれている先生でした。

何度かこの先生の話題を記事にしてきましたが、
名言集は、今のブログに載せていませんでした。

どうやら過去の掲示板やHP時代に載せたきりのようです。

14年前の内容なのに、今でも通用する、
否、今だからこそもう一度見直さなければならない内容に思えるのです。

親の会で保護者向けに話していた内容を改めてここに掲示します。

(彼のことばを私が独自にまとめたものなので、
彼の主旨と正確に合っているかは保障できませんが)

***

・ことばの前に、心のキャッチボールが大切。

・親のせいでも、子どものせいでもない、心がすれちがっている苦しみ

・にきびの先っぽをどうにかしようと、「自分がいなくなってしまえばいい」ぐらいに思ってしまう。

・ことばの教室に喜んで楽しく通っているのは、ダイヤモンド以上だ。

・親は子どもの幸せをみんな願っている。ただ、あまり一生懸命で、子どもを通り越してしまう。

・心配することはない。黙って笑顔でいればそれでいい。3件向こうから見たらわかる。

・「うるせえ、ばばあ」と言って、ドアをバタンと閉める子は、少し前まで、ほおをすり合わせて、気持ちよく寝ていた。子どもの反抗を「がんばっているね」と受けとめること。

・「適時、適切、適量」いつ、どれくらいのことを、どれだけ与えるか、しつけも、話す中身も。→子どもの反応を見て、通じたかどうかがわかる。こちらが興奮していたら、「親は勝たねばならん」と思ったとき、親は負けている。それでは伝わらない。

・「こんなことがあった」と報告してくれると、担当の先生はうれしい。

・ことばが遅れていることに気づくだけでよい。子どものレベルに合わせられるから。

・週1回の指導で効果を上げたいという先生の気持ちを子どもはわかってしまう。→「こいつと遊んだら楽しいや」と思ってくれるぐらいがちょうどいい。先生は、「子どもとの関係がまだできていないから、もう少し遊ばなければ」と思う。

・同じような症状の子がいたとしても、同じ教材では通用しない。先生にも子どもにもリズムがある。

・親御さんに19年分のお礼を言いたい。

・昨日より一回だけ多く笑ってあげてください。甘えてだめになることは、絶対ありません。それは19年間、親御さんから教えてもらったことです。

・発音が何年かかって治らなくても、よくしゃべることが最も大切。

・ことばを使う、笑う、気持ちが伝わることが最も大切。

・発音がよくならなくても、他が必ず伸びていることに気づくことが大切。

・夏休みの工作。せっかく作った子どもの作品をお母さんがやり直してしまう。「俺は不器用だ」という気持ちを持たせてしまう。その気持ちは一生続いてしまうから、できるだけそのような気持ちを持たせないように。

・理屈が通じない時期が子どもにはある。自分のもらったケーキが大きくても、隣のお兄ちゃんが自分のケーキをおいしそうに食べているのを見ると、自分のケーキが小さく見えてしまう時期がある。

・カッとなって言ってしまっても、その後、どれだけ間を置いて、どう接するかが大切。お互い生身の体なのだから。

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