ハンドルネーム ya
某公立学校通級指導教室担当教員
言語聴覚士
特別支援教育士(S.E.N.S)
性別 男
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「左(右)口角を引いているから側音化構音」
「舌が左(右)に寄っているから側音化構音」
という判断は誤りです。
その理由は、以下の通りです。
1 口角を引いていても、歪みではなく、置き換えの場合もある。
2 口角を引いていなくても、側音化構音である場合がある。
3 口角を引くから側音化構音になるのではなく、舌背挙上によって側音化構音になる。
口角を引くのは、舌背緊張の結果であって、原因ではない。
4 舌を左(右)に引いていなくても、側音化構音の場合も多い。
左右のどちらかに偏ることは問題ではない。舌背緊張のために、舌背が口蓋に接していること自体が問題である。
構音の評価のためには、1)耳で聞く、2)舌の動きを見る、
この2つが必須です。
置き換えなのか、歪みなのか、鑑別することが、指導の手立ての前提として大切です。