これまでの特別支援教育の成果を認めながらも、
現場や行政のあり方についての指摘も
きちんとなされていました。
現場主義の主張は共感できました。
巡回相談にしても、専門家チームにしても
連携協議会にしても、
さらに実効あるものしていかなければなりませんね。
一つ一つ、解決していきたいですね。
通級指導教室への関心と期待も高まっているのだなあと
思いました。
指摘があってそうだなあと思ったのは、
養成セミナーに、人間関係を作る、
心理を扱うという内容のカリキュラムがないですね。
以前はあったそうなのですが、担当できる先生が一人しかおらず
なくなってしまったとか。
ある心理の先生は、
「臨床心理のテキストは、発達障害の観点から全面的に書き直す必要がある」
とおっしゃったそうで。
確かに、発達障害には、心理的なアプローチだけでは対応できないし、
自閉症を育て方、心理的な部分で説明したり、取り組むのは危険と思うけど、
メンタルな面をもちあわせている子どもも多いし、
保護者と担任とをつなぎなおすという視点も必要ではないかと思います。
そうした視点で、心理の方面からの反論もかなり聞かれますね。
○○派とか、△△主義とかではなく、
少なくとも通級担当は、一方の主義主張に偏るのではなく、
いろいろな考え方を包摂してやっていくのが必要だと思います。
子どもは一人一人違うのですから。
資格更新の基本研修には、
心理的な内容を入れていきたいとのことでした。
興味深いです。

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