ハンドルネーム ya
某公立学校通級指導教室担当教員
言語聴覚士
特別支援教育士(S.E.N.S)
性別 男
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子どもが、どらだらけの服を着て、帰ってきました。
でもお母さんは「あらまあ、きれいな服を着て帰ってきたね!」
と言いました。
どうしてですか?
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何年も前に作成した教材が、役立ちました。
ことばの比喩、いやみ、皮肉など、ことばの裏の意味を理解するには、
その会話中の相手の表情やしぐさ、相手の日常の言動との比較、
場面の状況と経緯と予測、自分自身と相手との関わりの経緯など、
様々な情報から総合して判断する力が必要になるのでしょう。
一対一の個別指導、SSTだけで、
それらの情報を総合して判断できるための力をつけることは
不可能だと思っています。
ただ、ことばを言っている人の表情が、ことばの意味と同じなのか、
矛盾しているのか、とか、
イントネーションや抑揚などで、ことばの意味に違いがある
ということに気づかせる、というようなべーシックな指導は可能なのでしょう。
また、こうした課題の意味理解はどうか、
意味を理解しても、お母さんの気持ちは読み取れるか、
読み取れたとして、それらを表現できるだけの言語能力はどうか、
など、子どもの反応から様々なことがわかります。
そこから課題分析してスモールステップを組むこともできるのでしょう。
どこまでが言語で、どこからが非言語なのでしょう?