初めてことばの教室を担当した先生は、何をどうやっていいのか、とまどっておられるのではないでしょうか。
「通級説明会で何を話したらいいかわからない」
「文書をどう処理すればよいかわからない」
そして
「指導の仕方がわからない・・・」
まずは慌てずに、しばらくの期間は子どもと楽しく遊び、信頼関係を作ることを重視してはどうでしょう。
「治そう」と思うと、子どもに加重な負担をかけたりするものです。
「この先生となら話したい」
「こいつとなら遊んでもいいや」
と子どもに思われるぐらいがちょうど良いのです。
肩の力を抜き、一人の人間として出会ってみては。
遊びながらも、一方では、子どもがどんな条件でどんな反応を示すか。その子の好きな遊びは。発音の専門的な検査の前に、一人の人間として聞いてみてどうかなど、まず指導方法よりも、子ども理解を。
指導が終わった後は、何でも気づいたことを「指導記録」に。どんなに拙い記録でも、数ヶ月後、数年後に役立つことも。
最良の「指導書」とは、どこか遠くにあるだけではなく、その子自身が「指導書」であること。
子どもをよく観察し、学級担任、保護者からも情報を頂き、何が問題なのかを考えてみてください。
「問題」とは「原因」ではなく、何に困っているかの事です。「困った子」ではなく「困っている子」。
そして「空き時間」には、文献にあたってみてください。
初めにハウツーものだけでなく、障害やその子についての深い理解が、その子に合った指導につながります。
わからないことがあったら、他のことばの教室の先生に遠慮なくきいてください。
どの先生にも「1年目」があり、悩み、迷いながら担当してきた経験があるのです。
そして理論も大事ですが、経験の長い先生の指導を見てください。
地域に研究団体があれば、経験の長い先生を紹介してもらってください。
近い方は、私の指導をごらんいただいても良いですよ。
見学を申し込んで、嫌だという先輩はいないはずです。
もしいたら、その先生の指導は見に行かない方がいいでしょう。
経験の浅い先生への支援は、ベテランの先生方にとっても最重要課題です。
それを認識している先生ならば、よろこんで見せてくれるでしょう。
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