管内の教員や保健師、医師、有識者などの「専門家」が集まる会議が開かれ、今年も巡回相談員の委嘱を受けたyaも出席しました。
議事では『個別の教育支援計画「そだちの手帳」』の普及について議論されました。
『そだちの手帳』は、「幼稚園・保育所申し送りシート」、「フェイスシート」などからなる「個別の教育支援計画」、「個別の指導計画」、「支援メモ」、「同意書」などから構成されています。各機関で活用するためのたたき台としての意味合いを持ちます。
この手帳をどのように普及させるかが議題となりました。
出席者からは、「使ってみて、使い勝手の良さを検討しては」との意見がある一方、「様式を作ることが目的ではない。作成前に関係者が集まって話し合う過程そのものが重要」、「作ること自体が目的になると、子どもにとって無理な指導目標を立てられたり、作成後に金庫にしまわれたりする。研修体制を整えることと同時に普及を進めなければ危険」などの意見が出されました。
一方、管内の巡回相談事業については、「相談ケースを増やすことが目的ではない」、「特別支援学校のパートナーティーチャー派遣事業との連携を」、「巡回相談申し込みの時点で、子ども理解の観点を示すことで、学校と保健師などの関係者とがつながり、各自治体の自立につながる」などの意見が出されました。
他地域の巡回相談事業を経験したことがある保健師からは、今後の活動に示唆のある情報提供がありました。
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