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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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検査結果は、他のアセスメント情報と付け合わせて解釈する

このことは、心理検査、発達検査に限らず、およそ、検査と呼ばれるものには共通して大切なことです。

聴性脳幹反応(ABR)は、聴力検査の中でも、脳の下の部分(橋:きょう)の反応を見る検査です。
電極を取り付けて、耳から音を聞かせ、脳の電気を測定します。
しかし、ABRの結果が悪い=難聴 と即断してはいけません。
なぜなら、測定誤差があるかもしれないからです。

ABR<知的能力(正常範囲)
であれば、ABRの結果に誤りがあったのかもしれません。
あるいは、特定の周波数の聞こえだけが悪いために、実際と比べてABRの結果が低く出た。

知的能力<ABR
であれば、知的な遅れがあっても、その背景に聞こえの問題がある可能性は低い。

もちろん、こんなに単純ではありません。
しかし、いずれにせよ、ABRの結果は、必ず、社会性や言語発達、知的能力などからめて評価しなければなりません。


私に心理検査、発達検査の依頼が来たときには、ただでは受けません。
かならず、学級での様子や他の検査、生育歴情報などの情報を事前にまとめて頂き、提供頂くことにしています。
検査で全てがわかる、と誤解されないためでもあります。
情報をまとめるだけで、子どもの困り感の全体像がわかり、検査が不要になる場合もあるでしょう。
そして事前情報があることで、検査の選択が正確になります。




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