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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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「検査法」超基礎講座

田中ビネー知能検査Ⅴ
 →全般的な知能水準を測ります。その子の知的能力が、同年齢の他児と比べてどのくらいの差があるか「個人間差」を測ります。
産出されるIQは、13歳までは正規分布ではないため、WISC等のIQと比較するのは無意味です。
IQよりも、精神年齢、基底年齢が重要です。

WISCなどウェクスラー型知能検査でも全般的な知能は出せますが、指標得点間、下位検査間にばらつきがあれば、その値は慎重な解釈が必要です。
よって、指標得点間に有意差があるのに、FSIQが低いことを理由に、「知的障害」と教育的判断をするのは、根拠に乏しいです。


 


WISC-Ⅳ
 →その子の中で、得意な分野、苦手な分野のバランス(個人内差)を見るには第一選択になります。
「言語理解」「知覚推理」「ワーキングメモリ」「処理速度」の4つの指標得点の差異が重要です。
 
 最近は、GAI(一般能力指標)(言語理解、知覚推理)、とCPI(認知熟達度)(ワーキングメモリ、処理速度)との比較についての報告が出てきています。
 また「臨床クラスター」(下位検査間に共通する能力)の研究も進んでいるようです。
 これらについては、既に感じていたところを科学的に根拠づけられた、という印象が強いようには思いますが。

 

*子どもの実態や、検査の目的によって使い分けることが重要です。

*検査は、数値だけでなく、検査時の行動観察、日常の情報、生育歴情報と付け合わせて解釈されなければなりません。

『エッセンシャルズ WISC-Ⅳによる心理アセスメント』カウフマン他、日本文化科学社
では、行動観察の重要性が、これでもかというぐらいに強調されています。


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