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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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吃音について触れる時、子どもの人生への畏敬の念を持って

「その子の成人後までを見通して、学童期の吃音の指導に当たらなければいけない」
講師のお話は、過去の悲しい出来事を踏まえ、胸に突き刺さるようでした。

「利き手を矯正したら吃音になる」
「吃音を指摘したら吃音になる」(診断起因説)
「メンタル面で弱い子が吃音になる」
「吃音については本人に触れない方がいい」

これらの誤った情報を排除し、正しい知識を伝えることも含めて指導にあたること。

そして、より楽にどもるための「練習」も、子どもが自覚し、練習に同意した場合には必要であること。構音指導と同様に、軟起声から始めて、単音節、単語、文へとレベルを上げること。

指導の終了時期は「本人が大丈夫」と思ったときであること。
ただし、症状軽快後も半年は経過を見ること。
その後も、自助グループへつなげるなど、継続的なフォローがなされるようにすること。

当事者であり、かつ支援者としてのお話には、正確な知識と、子ども、社会への熱い想いを感じました。

少しでも世の中が、吃音についての正確な知識、望ましい対応、当事者が生きやすくなること。

「祈り」を感じる研修会でした。


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Comment
畏敬の念を持って・・
ya先生。いつも多くの示唆に富んだ内容をありがとうございます。今回は 特に題名も素晴らしく、内容はまさに「胸に突き刺さる」思いでした。
 色々な方々の講演・講義をお聞きしますが 『祈り』を感じたもの・・どうであったかと 思い返しています。お話をする方の言語に秘められた『願い』や『祈り』を感じ取れる感性を持ち 熱き想いと冷静な判断、事例を聞き取って行きたいと感じました。ありがとうございました。
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