忍者ブログ
某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
ブログ内検索
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新コメント
[01/11 board]
[11/21 西村徹]
[02/23 留萌小学校ことばの教室]
[05/10 プー子]
[01/11 にくきゅう]
[11/25 なっか]
[10/26 さつき]
[10/12 赤根 修]
[08/21 赤根 修]
[05/28 miki]
[05/28 miki]
[05/13 赤根 修]
[05/06 赤根 修]
[04/15 miki]
[04/15 赤根 修]
[03/12 かわ]
[03/09 赤根 修]
[03/03 KY@札幌]
[03/01 赤根 修]
[02/28 hakarino]
[02/23 kさん]
[02/23 miki]
[02/12 suge]
[01/15 suge]
[01/15 miki]
バーコード
アクセス解析
[172]  [171]  [170]  [169]  [168]  [167]  [165]  [164]  [163]  [162]  [161

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

読み書きのご相談について

読み書きのご相談を頂きました。以下のcomment です。

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へにほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


PR

Comment
はじめまして
先生、はじめまして。
小学2年生の男の子の母です。音読がたどたどしく勝手読みや行飛ばしが続き、書字は非常にバランスが悪く、漢字はへんとつくりが左右反対になったり(書ける時もある)するのでどのように指導していいのか悩んでいます。でもWISC3では「授業についていけないとはとても思えない」と言われるほどよい結果だったようです。

そこで質問なのですが、このような事柄は正常な発達過程の中でもよくみられる現象なのでしょうか?家庭学習の失敗としてよくあることなのでしょうか?

このような質問がルール違反でしたら本当に申し訳ありません。どこを探しても答えがみつからないのです。見ていないだけかもしれませんが。
読み書きのご相談について
こももさん、はじめまして。ルール違反でも何でもありませんよ。

文字の読み書きのことや、発達のことで心配になりますよね。
2年生ならもう少しできてもいいのではとか、多児でもよくあることなのかとか。
親の指導の仕方を変えれば、もっとできるのではないかと思ったりしますよね。

お子さんの文字の読み書きのことを調べるには、
読み書きの詳細な内容のほかに、

1 運動面はどうか(手先の器用さ、全身の運動、目の運動、読み書きの体の姿勢など)
2 見た形を把握する力はどうか。または視力はどうか。
3 注意を集中する力、配分する力

他にも色々ありますが・・・。

WISCの結果と、実際の授業の状態が異なる、ということはよくあることですよ。
そもそもWISCの解釈の仕方も、人によってかなり違います。

もし私がお会いしたら、お子さんについてのより詳しい情報をお伺いするとともに、別のいくつかの検査を組み合わせて行うでしょう。

実際にお子さんにお会いして、聞く、話すなどのコミュニケーションや、遊びの中で感じることなども総合して判断するのが良いと思います。

お近くの療育機関や、特別支援学校、通級指導教室、研究機関で相談を受け付けているところもあります。

特別支援教育士という資格を持っている方は、読み書きの研修を受けています。
各都道府県教育委員会が名簿を持っているはずですので、問い合わせてみるのも良いかもしれません。

ご相談の際は、WISCの結果の詳細と、読み書きで実際に使ったプリントなどを持参すると良いでしょう。
ありがとうございます
お忙しい中お返事をくださってありがとうございました。

実は「授業についていけないとはとても思えない」という言葉は通級教室での面接で言われたものです。その後には「音読だけですか?(通級で)何をして欲しいのでしょう?」と続きました。
面接の方は担任の先生の報告書とWISC3の結果と私の話しのみからの感想ですから無理もないと思うのですがかなり落胆いたしました。

実際は同級生からからかいを受けるほど読むことが苦手なのです。1年生の弟と比べても確実に劣ります。そして先生には「悔しかったらうまくなるよう頑張れ。」と言われたそうで、帰宅してから「どうして頑張っているのにうまく読めないんだろう。」と泣かれました。

数ヶ月前に初めて「WISC」という言葉を聞いた、というほどの右も左もわからない状態です。今回の結果から、私の育て方が悪かったのを棚に上げて息子に問題を押し付けていたのではとも思い、非常に苦しい気持ちで過ごしています。

それで上記のような質問をさせていただきました。
お返事を読んで、もう少し調べてもらってもよさそうかなと思いました。できればよい学習方法を教えていただきたいのです。新学期が始まりましたら特別支援教育士の方を問い合わせてみることにします。

本当にありがとうございました。
苦しいお気持ち察します
検査結果が問題なかった、つまり能力的には問題がないはずなのに、実際にはできないのは、親の育て方が悪かったから、と思ってしまいますよね。

WISCは、というより検査の全ては、能力の一部を測るものにすぎません。
WISCには、文字の読み書きを直接測る検査は入っていませんし。


きっとお母さんのせいではないですし、
本人のせいでもないし、
だれのせいでもないのでしょうね。

「だれも責めない」

ある方のことばです。
再度感謝いたします
何度も何度も読みました。本当にありがとうございます。

発達検査は不思議な検査です。良くても悩み、悪くければやはり悲しいのですから。良い結果なのに悲しんでいる自分が許せなくもありました。

「だれのせいでもない」。
「だれも責めない」。

頑張っている息子を置いて自分を責めてばかりではいけませんね。
いただいた言葉を心に留めて、今学期笑って終えられるように頑張ります。

ありがとうございました。
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
非公開コメント

忍者ブログ [PR]

graphics by アンの小箱 * designed by Anne

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***