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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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怪しい脳科学よりも、科学的な心理学を

脳科学を応用すると、学習指導にも役立つという論調があります。
 
脳のこの部位が活性化したからどうだとか。
 
最近は下火ですが、そもそも、脳科学というのは再現性が難しく、科学的根拠としてどうなのかというのが本当のようです。
 
新しいものよりも、100年前に発表された「エビングハウスの忘却曲線」の方がはるかに科学的ですし、シミを見て何がわかる、と言われたロールシャッハだって、膨大な統計に基づいて解釈されているわけで、脳科学よりも、昔からの心理学の方が、はるかに科学的だったりします。
 
自閉症の原因とされるミラーニューロンだって、怪しいという説があります。
 
鬱病に効くSSRIという種類のお薬は、選択的にセロトニンを再取り込みさせないことで、セロトニンを次のシナプスに伝える量が増やせるから効くと言われますが、他の睡眠薬などは30分で効き始めるのに、なぜ鬱病だけは数週間もかかるのか。
 
実は、再取り込みを阻害しているのではなくて、セロトニンを受け取るレセプターの短くなった繊維が、薬によって長さを回復するからだとの説があるようです。
 
仮説が短い期間に次々と変わるのを見ると、やはり信頼できるのかなあということ。
 
脳のこの部分が活性化しましたという画像があっても、それが本当に、その運動をしたからなのか、実はあやしい。
 
そして、自分で新しい説を発見したと思っても、世界中を探せば、必ず似たような先行研究がある。
 
日本に知れ渡っている論文はほんの一部で、世界中には膨大な論文が出ては消滅していると言うことを知っておいて損はないでしょう。


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