ハンドルネーム ya
某公立学校通級指導教室担当教員
言語聴覚士
特別支援教育士(S.E.N.S)
性別 男
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社会に出て、困るだろうことは、
自分で自分のことを理解できないために、
1 自分の能力以上のことをしようとして挫折する
2 自分を棚にあげて、人を非難する
3 上から目線の物言い
などによって、人とうまくいかないこと。
自己理解は、障害の有無にかかわらず、一番大事だと思うのです。
文字が書けなくたって、パソコンで文字が印刷できる。
筆順が間違っていたって、同じ誤り方で固定していればそれでいい。
意味がわからないことばがあったって、google検索すれば出てくる。
だから書けなくても、まず読めればいい。
たくさんの漢字が書けなくても、履歴書が書ければいいかもしれない。
でも、自己理解が弱いと、あらゆる場面で失敗体験を積むことになるのです。
失敗してもその理由がつかめない。
今、小学校の通級指導で一番大事なことは何か。
長い目で見つめていきたいです。
目先の成果に心を奪われるのではなくて。
財務省は、成果を上げろと言っているみたいですけどね。
昔ながらのことばの教室が、そのことを一番大事にしてきたなあと。
通級指導は、最大週8時間のうち、最低1時間は、「教科の補充指導」ではなく、
コミュニケーション等の「自立活動」にしなさい、文部科学省は言っています。
でもそれは、決まり事だから、というよりも、はるかに深い意味があると思うのです。
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