ハンドルネーム ya
某公立学校通級指導教室担当教員
言語聴覚士
特別支援教育士(S.E.N.S)
性別 男
■メールはこちら
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
子どもは無意識のうちに、舌を上下の唇ではさみ、
ブーッと吹き出して唾を撒き散らしました。
相手は思わず「ワー」と叫びました。
それがおもしろかったようで、しばらく「ワッハッハッハー」と笑いました。
そして何と、今度は相手の反応を引きだそうと、
わざとブーとやり始めたのです。
初めは舌をうまく挟めませんでした。
つまり随意的に挟むのは初めてだったのでしょう。
しかしすぐコツをつかみ、安定してブーの音が出せるようになりました。
反応してやると、待っていましたとばかりにゲラゲラと笑います。
場所が変わると全くやらなくなりましたが、
相手が誘導すると、「わかった」とばかりに、またやり始めました。
お口で音を出すと、相手が反応してくれる。
まさに構音の獲得の原初的な姿が現れてきました。
楽しい、通じる、関わってくれる。
このことと構音とは、切れない関係があるように思います。