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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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自主研修会2日目

今日は6ケースのレポートを検討しました。
正直疲れましたが、子どもを見立てて指導まで検討する力は、参加者の皆さん、かなりつけたのではないかと。

・子どもをどこまで理解できているか、情報収集できているかがカギです。
 そこがばやんとしていると、指導目標や指導内容の選択もぼやんとしてしまいます。
 
結局通級で何をしていいのかわらかなくなる。
答えはどこかの判断基準や本の中にあるのではなくて、その子の中にある。
そのためには学級担任からの情報収集が大切です。
ある検査項目が落ちているから通級しましょうとか、通級を継続しましょうではなくて、
日常にどれだけの困り感があるのか、が重要です。

レポートの項目に「学級担任の情報」を入れてだいぶたちますが、
その成果がかなり定着してきた印象です。

・発達検査を合わせて発表したレポートがいくつかありました。
今回は検査の解釈の講座ではないですし、経験の浅い先生には難しいので、
私の方で解釈して示させて頂きました。
ITPAはLDの対応としては有用ではない、ということは学術的にかなり前から言われているわけですが、医療ではまだ使っているところがあります。
今回は、バッテリーを組んでいるウェクスラーの方を重視しました。
背景情報はレポートに載っているので、検査結果と付け合わせが可能となります。
ただし、子ども本人に会っていないので、解釈は統計的に言える、言えない、という範囲にとどまります。

・今回強調したのは、他児ではなく、レポートの子ども本人に対する指導を検討すること。
つまり、他の先生はどんな指導をしていますか、とか、どんなやり方がありますか、という質問や意見は基本的に受けませんでした。「この子に」どんな指導が考えられるか、を検討するようにしました。
そうでなければ、生育歴情報や発達検査、日常の情報等の収集は意味をなさなくなります。
それらの情報収集は、その子への指導に生かすために行うわけですから。

そこが抜けると、「吃音には○○法がよい」、「LDにはこのワークブックがいい」という紋切り型指導ができあがってしまいます。
障害別にグループを組んでケース検討してきた既存組織は、その部分に困難が生じている、と感じています。
「○○障害への指導法」ではなく、「その子への指導法」なのです。

個別指導だからこそできることです。

・チェックリストで子どもを見ていくと、「できないこと」ばかりの羅列になってしまう可能性があります。
長所をいかに見いだし、活用していくかが重要ですね。


終わった後の個人相談もお役に立てたかと。
実は、本番よりアフターの方が重要だったりします。

また、自作教材もお好きにコピーしてお持ち帰り下さい、ということもしました。
そのまま使うのでなく、子どもに合わせて、と。


自主研修会もいよいよ、来年度に向けてその位置づけを明確にする方向で、参加者の同意を頂きました。


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